刈谷市歴史博物館(愛知県刈谷市)では、2025年10月4日から、企画展『海の縄文 山の縄文−自然と共生した豊かなくらし−』が始まりました。

画像提供:刈谷市歴史博物館
衣浦湾に注ぐ逢妻川の下流に位置する刈谷市は、縄文時代の遺跡が多い地域として知られ、貝塚からは縄文土器や石器など、当時の生活道具がたくさん出土しています。
この企画展では、沿岸部の遺跡と山間部の遺跡の出土品が一堂に展示され、縄文時代の両地域における暮らしぶりの違いや共通点、地域同士のつながりが紹介される内容になっています。
| 開催期間: | 2025年10月4日(土)から11月16 日(日) ※休館日:10月6・14・20・27日、11月1・4・10日 |
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| 会 場: | 企画展示室 |
| 展示構成: | 第1章 縄文のはじまり 第2章 海の縄文 第3章 山の縄文 第4章 縄文のおわり |
貝塚から出土した遺物から、太古の人々は、海産資源を盛んに利用していたことがわかります。

「神明社貝塚出土品 南知多町教育員会蔵」
画像提供:刈谷市歴史博物館
遺物を調べると、海に由来するものばかりではなく、山で採れる石で作られた石器など、山に由来するものもあるそうですよ。

「棚畑遺跡出土品 茅野市尖石縄文考古館蔵」
画像提供:刈谷市歴史博物館
沿岸部の遺跡と山間部の遺跡を見比べることで、暮らしぶりの違いや共通点を探してみましょう!

「芋川遺跡出土品 刈谷市歴史博物館蔵」
画像提供:刈谷市歴史博物館
また、企画展開催中は、関連イベントが多数用意されています。
お子様から大人まで、古代の暮らしを身近に感じていただけそうですね。
| 講演会 | テーマ:「八ヶ岳西南麓の縄文文化を育んだ黒曜石と国宝土偶」 講師:守矢昌文(茅野市尖石縄文考古館 特別館長) 日時:2025年10月25日(土)13時30分〜15時 定員:70名(先着順) 費用:無料(高校生以上は別途観覧券が必要) 申込:10月12日(日)締切 ※空席のある場合は当日先着順 |
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| 講演会 | テーマ:「つながる縄文〜刈谷市の縄文遺跡と他地域の遺跡の交流〜」 講師:長田友也(中部大学 非常勤講師) 日時:2025年11月8日(土)13時30分〜15時 定員:70名(先着順) 費用:無料(高校生以上は別途観覧券が必要) 申込:10月26日(日)締切 ※空席のある場合は当日先着順 |
| ギャラリートーク | 講師:当館 学芸員 日時:2025年10月18日(土)・11月15日(土) いずれも11時〜12時 費用:無料(高校生以上は別途観覧券が必要) 申込:不要 |
| イベント | 「石器の使用体験」:復元した石器を使って縄文時代の技術を体験します。 講師:野村啓輔(当館学芸員) 日時:2025年11月2日(日)@10時〜11時 A14時〜15時 対象:小学生以上(小学3年生以下は保護者同伴) 定員:各回5組(事前申込制) 費用:無料 申込:10月19日(日)締切 |
| クイズラリー | 全問正解した方にはオリジナルグッズをプレゼントします。 実施:会期中 費用:無料(高校生以上は別途観覧券が必要) |
| 簡単工作 | 碧南海浜水族館オリジナルのペーパーキャップを作ります。 実施:会期中の土曜・日曜・祝日 費用:1枚100円 |

「ペーパーキャップ」
画像提供:刈谷市歴史博物館
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