本日、令和7(2025)年6月1日は第150回「気象記念日」です。
「気象記念日」は、気象庁の前身となる東京気象台が明治8(1875)年6月1日に設立され、気象業務を開始したことを記念して、昭和17(1942)年に制定されました。
また、昭和17年6月1日には、日本で初めて天気予報が始まりました。
ところで、近年、天気予報やニュースで、「線状降水帯」という気象用語をよく聞くようになりましたが、令和3(2021)年からは「顕著な大雨に関する気象情報」が発表されています。
出典:写真AC
気象庁では、豪雨災害を引き起こす危険性のある「線状降水帯」を次のように定義しています。
次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなし数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、長さ50〜300km程度、幅20〜50km程度の線状に伸びる強い降水域を線状降水帯といいます。
6月になると梅雨が始まり、1年で最も多い降水量になります。
そして、梅雨前線の活動が活発化して大雨が降りやすくなり、「線状降水帯」が発生すると災害をもたらすことがあります。
船の科学館では、オンライン学習支援コンテンツ『海の学び動画』をホームページで紹介していますが、その一つとして『線状降水帯って何?』を公開しています。
災害から身を守る知識・教材として、自宅や学校で是非ご活用下さい。
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