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ルドルフ・ディーゼルが発明したディーゼル機関は、1893年2月23日に特許取得

船のエンジンは、大きくわけるとディーゼル機関、蒸気タービン機関、ガスタービン機関の3種類ありますが、現在は、ほとんどの商船の機関には、燃費がよく、低重油が燃料として使える「ディーゼル機関」が採用されています。

そのディーゼル機関は、1892(明治25)年にドイツ人の技術者ルドルフ・ディーゼル(1858ー1913)によって発明され、翌年2月23日に特許を取得しています。

海の偉人肖像画 ディーゼル.jpg

絵画「海の偉人肖像画 ディーゼル」
作:馬堀法眼善孝
寸法:630×510
所蔵:船の科学館

ディーゼル機関は、シリンダーの中の空気を圧縮して高温になったところに燃料を噴射し、爆発的に燃焼させ、その爆発の圧力でピストンを動かしてスクリュープロペラを回す仕組みになっています。

船のスクリュープロペラは、低速回転の方が高い推進効率が得られるので、低速回転で大きな力が得られるディーゼル機関が有利なため、船のエンジンの多くはディーゼル機関が使用されています。
また、ディーゼル機関は大型化が可能で、比較的品位が低い燃料が使えるため燃費が軽減できる利点もあります。

一方、シリンダーの中の圧力が高くなるため、エンジンには強い強度が必要とされ、重量が大きくなるほか、振動や騒音、窒素酸化物NOIの排出が多いこと等が欠点とされています。

かつて当館の本館展示場では、ルドルフ・ディーゼルが、1899(明治32)年に実用機として苦心の末に開発した「世界最初の実用ディーゼル機関(複製)」を展示していました。

この展示品は、小型ディーゼル機関を開発し、その世界的な普及や改良に大きく貢献したヤンマーディーゼル(株)(現・ヤンマーホールディングス(株))の創業者 山岡孫吉氏の功績を讃え、1957(昭和32)年にドイツMAN社から山岡氏に贈られたものをドイツMAN社アウグスブルグ工場で製造した複製品でした。

世界最初の実用ディーゼル機関.jpg

世界最初の実用ディーゼル機関(複製)

このディーゼル機関は、1899年10月に販売を始めてから、大型車、鉄道、船など、いろいろな産業の動力として大いに利用され、活躍しました。

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投稿者:メル カテゴリー:船・潜水艦 コメント:0

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