こちらは、初代南極観測船“宗谷”です。
初代南極観測船“宗谷”は、船を係留するための係留ロープで繋がれています。
このロープは、舫い綱(もやいづな)、係船索(けいせんさく)、係留索(けいりゅうさく)、ホーサー(hawser)と呼ばれています。
“宗谷”では「ホーサー」と呼んでます。
今回、一部に劣化が見られる「ホーサー」があり、早めの処置として新品に交換しましたので、その様子をご案内します。

一部劣化が確認された部分
予め古いホーサーと長さを合わせておきます

ホーサーの端の部分はホツレがおきないように熱を加えて金属ヘラで固めます
新しいホーサー、キレイでしょ!
この新しいホーサーも数年経つと、他のホーサーのような「味」がでるらしい

オレンジ色のホーサーが今回、交換した新品です
おまけ
潮の満ち引きによって“宗谷”の船体はかなり動きます。
「“宗谷”は浮いているんですか?」(乗船見学者の方からよく質問されます)
はい「“宗谷”は浮いてます!」

左の写真が干潮時です「かなり弛み」があります
今回の【宗谷通信】は、ここまで・・・。
【宗谷通信】では、今後も“宗谷”船内や周辺での出来事、スタッフによる船体整備の様子など、現場ならではの視点からご紹介していきます。
以上、“宗谷”からお伝えしました!
尚、明日6月30日(月)は、定休日ですので予めご承知置き下さい。
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