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今日の海の日

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海辺に自生する「浜昼顔」。浜昼顔が沖縄に伝わる民話に!?

「宮崎市版・365日誕生花」によると、明日6月25日の誕生花は「浜昼顔」です。

「浜昼顔」はヒルガオ科の多年草で、名前のとおり海辺の砂地に多く自生しています。長く伸びた茎は砂地を這い、やや丸い葉を互生させ、漏斗(ろうと)状で淡紅色の花をつけています。
波音に耳を傾けているように見える姿が愛らしいですね。

浜昼顔1.jpg

「浜昼顔」  出典:写真AC

ところで、日本財団「海と日本」プロジェクトでは、平成30(2018)年から「海ノ民話のまちプロジェクト」をスタートし、日本各地に伝わる海にまつわる物語をアニメ作品にして次世代に伝えています。
今日は「浜昼顔」にちなんで、沖縄県名護市に伝わる海ノ民話『海の神と陸の神』をご紹介します。

海の神がサンゴの欠片でつくった美しい砂浜に、陸の神はハマカンダ(浜昼顔)の種をまき、その花に海の神が手を伸ばし、ふたりの神が戦いをはじめました。
沖縄県名護市には、海の神と陸の神が争って台風が発生する、という言い伝えがあり、人間には災いでしかない台風に、自然のバランスを保つ役割があることが物語られています。

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6月1日は「気象記念日」。線状降水帯って何?

本日、令和7(2025)年6月1日は第150回「気象記念日」です。

「気象記念日」は、気象庁の前身となる東京気象台が明治8(1875)年6月1日に設立され、気象業務を開始したことを記念して、昭和17(1942)年に制定されました。
また、昭和17年6月1日には、日本で初めて天気予報が始まりました。

ところで、近年、天気予報やニュースで、「線状降水帯」という気象用語をよく聞くようになりましたが、令和3(2021)年からは「顕著な大雨に関する気象情報」が発表されています。

豪雨.jpg

出典:写真AC

気象庁では、豪雨災害を引き起こす危険性のある「線状降水帯」を次のように定義しています。

次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなし数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、長さ50〜300km程度、幅20〜50km程度の線状に伸びる強い降水域を線状降水帯といいます。

6月になると梅雨が始まり、1年で最も多い降水量になります。
そして、梅雨前線の活動が活発化して大雨が降りやすくなり、「線状降水帯」が発生すると災害をもたらすことがあります。

船の科学館では、オンライン学習支援コンテンツ『海の学び動画』をホームページで紹介していますが、その一つとして『線状降水帯って何?』を公開しています。
災害から身を守る知識・教材として、自宅や学校で是非ご活用下さい。

線状降水帯って何?.jpg

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世界一幅の狭い海峡「土渕海峡」は、1996年1月11日にギネス世界記録認定

香川県小豆郡土庄町にある「土渕(とふち)海峡」は、今から29年前の1996(平成8)年1月11日に、「世界一狭い海峡」としてギネス世界記録に認定されました。

「海峡」と言えば、国内では「鳴門海峡」や「関門海峡」「津軽海峡」、海外では「ボスボラス海峡」や「ドーバー海峡」「マラッカ海峡」などが良く知られていますが、「海峡」とは陸と陸との間に挟まれて、海の幅が狭くなった通路のことを言います。

「土渕海峡」は、両岸がコンクリート護岸なので人工河川のように見えますが、土庄町(本庄地区)と本島(渕崎)の間を流れる最狭幅9.93メートルの海峡です。

土渕海峡.jpg

「土渕海峡」 出展:写真AC

「土渕海峡」の概要

全長 2,500メートル
最小幅 9.93メートル
最長幅 400メートル
水深 満潮時:3.4メートル  干潮時:1.5メートル

四国地方整備局「四国河川ニュース 273号」によると、このギネス認定は3度目の挑戦だったそうです。
初めての申請(1990(平成2)年)、2度目の申請(1991(平成3)年)では、国家的証明の不備を理由に却下されてしまい、国土地理院への働きかけを始めます。

その後、1995(平成7)年に国土地理院地形図に「土渕海峡」が記載されたことを機に3度目の申請を行い、翌年、ようやく認定されたのです。

かつては、生活物資を運ぶ船が「土渕海峡」を往来していたそうですが、現在は小型漁船や水上バイク、土庄町役場の観光船が運航されています。
また、「土渕海峡」に架かる橋を渡ると「横断証明書(有料)」も発行されており、町の観光資源になっています。

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冬に咲く花の代表「日本水仙」 

「誕生花・花言葉辞典」によると、1月3日の誕生花は「日本水仙」です。

日本水仙.jpg

「日本水仙」 出展:写真AC

日本水仙は、剣状の厚く柔らかな葉の中に、20〜30センチほどの真っすぐな花茎を立て、その先端に数輪の花を横向きにつけています。
白い6弁の花冠の中央に黄色い盃形の副花冠があるのが特徴で、花は清楚で、香りが高く、茶室や正月用生け花としても広く愛されています。

日本水仙の群生地としては越前岬、淡路島、伊豆爪木崎、樫野ア灯台(和歌山県)などが知られていますが、潮風が吹きつける水仙と海光のひろがりは、冬の自然の清々しい景観です。
「雪中花」の別称があるように、寒気の中に凛として咲き、可憐な風情は、日本人の心情に適うのかもしれませんね。

樫野ア灯台と水仙.jpg

「樫野ア灯台」 出典:写真AC

       

越前岬がある福井県は、「日本海のきびしい風雪に耐えぬいて寒中に咲くこの花の忍耐強さは、県民性に通ずると言われている」として、日本水仙を県花としています。

越前水仙.jpg

「越前水仙」 出展:写真AC

日本水仙は地中海沿岸原産の球根植物で、中国経由で渡来したとされています。
室町時代の漢和辞書に「水仙花」「雪中花」の名が記されていることから、日本に渡来した時期は平安時代末期と言われています。

2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』第37回「波紋」(9月29日放送)では、まひろ( 紫式部)が約2年ぶりに実家に里帰りをし、娘・賢子と再会したシーンでは、賢子が「水仙」を手にして帰宅しました。

まひろは、越前国司となった父・藤原為時と共に長徳2(996)年に赴任し、1年半あまりを越前で過ごしているので、越前でも水仙を目にしていたのかな、と想像を巡らせてしまいます。

ところで、江戸時代を代表する俳人は次の名句を詠んでいます。

江戸初期の俳人 松尾芭蕉は、

水仙や白き障子のとも移り

江戸時代中期の俳人 与謝蕪村は、

水仙に狐あそぶや宵月夜

江戸時代後期の俳人 小林一茶は、

水仙の花の御湊誕生時

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