初代南極観測船「宗谷」では、ときどき鮮やかな青い鳥を見かけることがあります。
その鳥の名前は「磯鵯(イソヒヨドリ)」。名前に「磯」とあるとおり、もともとは海岸の磯や崖などを好む鳥ですが、近年は市街地でもその姿が見られるようになりました。

「宗谷で羽根を休めるイソヒヨドリ(オス)」
撮影:船の科学館
イソヒヨドリは、スズメ目ヒタキ科の鳥で、俳句では夏全体を表す「三夏」の季語とされていますが、実際は年間を通して同じ場所で暮らす留鳥で、日本全国の広い範囲に分布しています。
全長は25cmほどで、雌(メス)は全身が褐色ですが、雄(オス)は頭部から背中にかけて鮮やかな青色をしており、その美しい姿から「幸せを運ぶ青い鳥」を連想する人もいらっしゃるかもしれません。

「宗谷で羽根を休めるイソヒヨドリ(オス)」
撮影:船の科学館
宗谷スタッフの話では、「宗谷」を訪れるのは1組のつがいで、オスのお腹のオレンジ色が「宗谷」とお揃いなので、スタッフの間では親しまれており、「ピーちゃん」と呼ばれています。
縄張り意識が強く、他の鳥を追い回す姿もたびたび見られますが、「ピーちゃん」は愛嬌があり、寄ってくるようなそぶりも見せてくれるそうです。

「イソヒヨドリ(オス)」
出典:写真AC
イソヒヨドリのさえずりは、「ツツピーコー」と聞こえるような、澄んだよく通る声なので、すぐに見つけられると思います。
初代南極観測船「宗谷」にお越しの際は、少しだけ立ち止まって、耳を澄ませて「幸せを運ぶ青い鳥」を探してみてください。

初代南極観測船「宗谷」では、8月30日(日)まで「南極観測70周年 特別企画」(参加費無料)を開催しています!
夏休み最後のお出かけにいかがでしょうか。
皆さまのご乗船・ご来場をお待ちしております。
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