長野市南部の川中島古戦場史跡公園内にある長野市立博物館では、2026年7月18日から、特別展『長野にセイウチがいた! −オントケトゥスからたどる鰭脚類の進化−」が始まりました。
海のない長野県で「セイウチ」の企画展と聞くと意外に思われるかもしれませんが、約1600万〜150万年前の長野には豊かな海が広がり、多様な海洋生物が暮らしていました。
この特別展では、オントケトゥスの化石を中心に、長野で発見された化石、剥製や骨格標本などを展示し、鰭脚類(ききゃくるい)の体のつくりや行動、環境の変化に伴う進化の歴史をわかりやすく紹介されています。
海のない長野から、太古の海と海洋生物の進化をたどる興味深い特別展を、是非お楽しみください。

画像提供:長野市立博物館
| 開催期間: | 2026年7月18日(土)から2026年9月23日(水・祝) ※休館日:月曜日(7/20・8/10・9/21を除く)、7月21日(火) |
|---|---|
| 会 場: | 長野市立博物館 特別展示室 |
| 展示内容: | プロローグ 長野にセイウチがいた!−中条標本と新町標本の発見 1章 海と陸を生きる−鰭脚類の世界 2章 陸から海へ−鰭脚類の進化 3章 セイウチの進化と「オントケトゥス」 4章 絶滅したもうひとつの鰭脚類「アロデスムス」 5章 なぜ長野で鰭脚類の化石がみつかるのか 6章 変わりゆく海と鰭脚類の未来 |
プロローグでは、「オントケトゥス」の化石が発掘された当時の様子が紹介され、1章「海と陸を生きる−鰭脚類の世界」では、現在の海に生息する鰭脚類の生態や行動、体のつくりについて、2章「陸から海へ−鰭脚類の進化」では、鰭脚類がなぜ海へ進出し、多様な姿に進化したのか、その過程や海への適応について紹介されています。

「日本近海に生息する鰭脚類実物大パネル」
画像提供:長野市立博物館
3章「セイウチの進化と「オントケトゥス」」、4章「絶滅したもうひとつの鰭脚類「アロデスムス」」では、実物の化石のほか、復元画や生態イラストなどを用いて、太古の海の生態系を立体的に理解できる展示となっています。

「セイウチの進化と「オントケトゥス」」
画像提供:長野市立博物館

「アロデスムス・カーネンシス全身骨格化石(レプリカ)」
画像提供:長野市立博物館
5章「なぜ長野で鰭脚類の化石がみつかるのか」では、県内で発掘された多様な化石をもとに、長野の地形や地質、太古の海とのつながりを辿ります。そして、6章「変わりゆく海と鰭脚類の未来」では、現代の海洋環境が鰭脚類に与える影響を通して、海洋生態系の変化や生物多様性の重要性について考えます。

「オントケトゥスがくらし時代の海の生き物の化石」
画像提供:長野市立博物館

「国内で飼育されているセイウチ全個体の紹介タペストリー」
画像提供:長野市立博物館
そのほか、関連イベントも用意されています。
| イベント | 内容:「動物園のアシカに会いに行こう!」 展示資料見学後、動物園でカリフォルニアアシカを見学します 日時:2026年7月20日(月・祝) ※終了 2026年8月30日(日)午前の部・午後の部 定員:各回15名程度(先着申込制)費用:無料(別途 入館料が必要) 申込:ホームページ参照 |
|---|---|
| イベント | 内容:復元模型「セイウチやオントケトゥスの頭を作ろう!」 日時:@2026年8月2日(日)14時〜15時30分 A2026年8月16日(日)14時〜15時30分 B2026年9月13日(日)14時〜15時30分 定員:各回10名(先着申込制) 費用:1人500円(別途 入館料が必要) 申込:ホームページ参照 |
| 特別公演 | 内容:「長野の鰭脚類とオントケトゥス」 講師:甲能直樹博士(国立科学博物館) 日時:2026年8月8日(土)14時〜15時30分 定員:40名(当日会場先着順) 費用:無料(別途 入館料が必要) 申込:ホームページ参照 |

「動物園のアシカに会いに行こう!エサやり体験の様子」
画像提供:長野市立博物館
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