こちらは、初代南極観測船“宗谷”です。
先日11月8日は、昭和31(1956)年に“宗谷”がわが国初の南極観測船として晴海ふ頭を出航した記念日でした。
満船飾でおめかしした姿をたくさんの方にご覧いただくことができました。
ご来船くださった皆様、ありがとうございました!
10月下旬から東京港大井食品ふ頭で物資の搭載を実施していた四代目南極観測船である砕氷艦“しらせ5003”は、11月14日に大井ふ頭を離れ、横浜の山下ふ頭で一般公開を実施した後、母港である海上自衛隊横須賀基地へ回航しました。
そして11月19日に、“しらせ5003”は第67次南極観測へ向けて海上自衛隊横須賀基地を出航しました。
大勢の乗員ご家族や関係者の皆さんの声援に見送られながらの、力強い出航でした。
基地内には横須賀所属の自衛隊艦艇の他、カナダ海軍の砕氷哨戒艦“マックス・バーネイズ”や、陸上自衛隊の輸送艦“にほんばれ”などの珍しい船も停泊しており、それらの船の乗員が甲板から手を振って見送る光景がとても印象的でした。
“宗谷”から始まった南極観測事業は、第6次観測をもってひとたび3年間の中断を挟みますが、その後誕生した砕氷艦“ふじ”によって再開され、今年でなんと67回目となります。
“宗谷”は海上保安庁所属の巡視船でしたが、二代目“ふじ”以降は、海上自衛隊所属の砕氷艦が南極地域観測協力として人員・物資の輸送を担っています。
以前は宗谷と同じく晴海ふ頭から出航していましたが(例外もあり)、晴海客船ターミナルの建て替えを機に、ここ数年は母港である横須賀基地から出航しています。
なお、この時点では観測隊員はまだ乗艦していません。
観測隊員は後日、飛行機でオーストラリア西海岸のパースへ向かい、フリーマントル港で“しらせ”と合流して南極を目指します。
“宗谷”や“ふじ”の時代は観測隊員も日本から船に乗り込み、およそ2か月に渡る長い船旅を経て昭和基地を目指していましたが、三代目の“しらせ5002”の時代、第43次隊からは観測隊と観測船は別々に出発し、オーストラリアで集合・解散する方式に変更されました。
“しらせ5003”はこの後、12月初旬にフリーマントル港で最後の補給を済ませ、観測隊員を乗せたら、いよいよ南極・昭和基地へ向けて出港します。
今年は昭和基地周辺に氷山が多く、例年とは違うオペレーションが必要となる可能性があるとの情報もありますが、無事に昭和基地へ接岸できるよう願うばかりです。
さて今回、“宗谷”でも皆さんと一緒に“しらせ”を応援したいと考え、新しい掲示物をご用意しました!
『第67次南極地域観測“しらせ”は今ココ!』と題して、地図を掲示しております。
“しらせ”の現在位置をこの地図上にマークしていきますので、現役の南極観測船だからこそ味わえるライブ感を楽しんでいただけたら嬉しいです。
なお、日本〜オーストラリア間の位置情報は現在公表されていないため、過去データを基に、南極経験者である“宗谷”船長が予測した位置を表示します。
現在位置に合わせたプチ情報も掲示していますので、ぜひあわせてご覧ください。
さらにお知らせが続きますが、11月21日から“宗谷”のライトアップが始まっています!
「イルミネーションアイランドお台場2025」の一環として、12月25日までの期間限定となっています。
夜の澄んだ空気に浮かび上がる“宗谷”の美しい姿をぜひご覧ください。
開催中のフォトコンテストへのご応募もお待ちしています!
今回の【宗谷通信】は、ここまで!
以上、“宗谷”から整備係兼学芸員のアデリーがお伝えしました。
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