現在、船の科学館で係留展示を行っている初代南極観測船「宗谷」は、わが国初の南極観測船として、6回にわたる観測を行いました。
初めて南極に向かったのは昭和31(1956)年11月8日、松本船長以下77名の乗組員、永田隊長以下53名の観測隊員などを乗せて、晴海ふ頭から出港しました。
以後、第6次観測を終えて日の出桟橋に帰港した昭和37(1962)年4月17日まで、地球6.7周分に相当する26万7千キロメートルを航海しています。
さて、来る令和7(2025)年11月8日、宗谷が初めて南極に向かった日を記念して、「満船飾」を行いますので、是非ご一緒にお祝いをして下さい。

「「海の日」宗谷満船飾」
| 日 時: | 2025年11月8日(土)10時〜15時 ※荒天その他の状況により中止となる場合があります。 |
|---|---|
| 場 所: | 初代南極観測船「宗谷」(乗船料無料) |
| 内 容: | 満船飾 |
また、今年は、ご乗船いただいた方、先着100名にオリジナル缶バッジをプレゼントさせていただきます。
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缶バッチのデザインは、中央に「晴海ふ頭を出航する宗谷」、左に「カラフト犬」、右に「アデリーペンギン」を配し、上部には信号旗「WAY」をデザインして仕上げています。
信号旗「WAY」は、現在の「UW」と同じく「ご安航を祈る」を意味し、第1次観測時に使われました。
皆様のご乗船をお待ちしています。
ホームページ「海の学び動画」では、第5次観測(昭和35年)・第6次観測(昭和36年)・第11次以降の南極観測(昭和44年)等に派遣された方々へのインタビュー動画も公開しています。
インタビュー動画では、ご自身の仕事内容や経験談など、当時の様子を語っていただいています。動画を通じて「宗谷」や「南極観測」をより知っていただければ幸いです。
初代南極観測船“宗谷” ボランティアインタビュー
島ア満雄 第5次・第6次南極観測隊(整備員)
宮本武昌 第5次・第6次南極観測隊(主計科)
渡辺興亜 第11次・15次越冬隊(雪氷担当)、第29次観測隊長・越冬隊長、第35次観測隊長(夏隊)
白壁弘保 第11次南極観測隊(ロケット担当)

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