近年、大きな問題になっている海洋ごみ。
中でも、陸から流出した大量のプラスチックごみは、海岸や河口に集まるだけでなく、紫外線や海流で砕けた5ミリ以下のマイクロプラスチックとなって魚類などの体内にたまり、それを食べた人体に蓄積する事例も報告されています。
「プラスチックごみ」
作成:船の科学館
さて、5月30日は「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせから「ごみゼロの日」とされています。
海に流出するごみの約8割は陸(街)由来とされ、一度海に流出したごみを回収することは困難となるため、環境省と日本財団は、海洋ごみ問題の周知啓発と、海洋ごみの流出を防ぐことを目的に、2019年から春と秋に全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」を推進しています。
「春の海ごみゼロウィーク」は、5月30日(ごみゼロの日)から6月5日(環境の日)を経て6月8日(世界海洋デー)までの期間に設けられ、今年は、2024年5月30日(木)〜6月9日(日)の間に開催されます。
「海岸漂着ごみ」 出展:写真AC
プラスチックをはじめとする海洋ごみは、2050年には、魚の量より多くなるとも言われています。
いつまでも綺麗な海で魚や動物が暮らせるように、そして、その豊かな資源を使い続けて行けるように、一人ひとりの行動によって、海の未来を守ることが大切です。
船の科学館では、海洋プラスチックごみや地球温暖化など、海の環境問題を学べるアニメーション映像「ブループラネット〜海からの警鐘」(11分32秒)、煮干しを解剖して魚の体の中を見る海の学び動画「おサカナまるごとウォっちんぐ」(14分27秒)をホームページ上で公開しています。
ご自宅や学校でご活用いただけると幸いです。
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