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今日の海の日

世界初の航洋ディーゼル船「セランディア」は、1912年2月17日に竣工

1893(明治26)年にルドルフ・ディーゼルによって発明されたディーゼル機関を初めて搭載した船は、1903(明治36)年に20馬力の機関を積んだ運河航行の小船でした。

その後、ディーゼル機関はドイツやデンマーク、スイスで改良が加えられ、1912(明治45)年2月17日、コペンハーゲンのバーマイスター・アンド・ウエイン造船所において、世界初の航洋ディーゼル船「セランディア」が竣工しました。

「セランディア」は、デンマークのイースト・エイジアティック社の東洋航路定期船として、主機ディーゼル2基(合計出力2,500馬力)を搭載し、竣工後間もなく就航すると、その優秀な主機は、関係者から多大な関心を集め、その後のディーゼル船全盛時代の契機になりました。
それまで大型高速船のシンボルであった大きな煙突は姿を消し、新しい時代が始まったのです。

セランディア.jpg

絵画「セランディア」
作:山形欣哉
寸法:193×266
所蔵:船の科学館

処女航海では、デンマーク皇太子をはじめとする王室の貴人たちが、コペンハーゲンからヘルシンゲル(同国の北東港)まで、記念乗船をしたそうです。
当時の客室は1等のみで、客定員は26人でした。小規模ながら、VIPが乗船できるよう、贅沢な造りだったと言われています。

以後、「セランディア」はコペンハーゲン〜バンコク航路に定着しましたが、1931(昭和6)年にはタイ王国の御召船となり、バンコク〜香港間を往復しました。

翌年には旅客設備を拡充して旅客定員を40人に増やし、サンフランシスコ〜東アジア航路に転じましたが、1936(昭和11)年にノルウェーの船会社に売却され、「ノルスマン」と改名されパナマ船籍になりました。

さらに、第2次世界大戦勃発後、1940(昭和15)年にはフィンランド・アメリカ・ラインに売却され、「トルナトール」と改名し、フィンランド〜アジア間の航路に就航しました。

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投稿者:メル カテゴリー:船・潜水艦 コメント:0

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