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「鉄塔の美女」と称される神戸港のシンボル「神戸ポートタワー」は、昭和38年11月21日に開業

国際貿易港「神戸港」の表玄関・中突堤に建つ「神戸ポートタワー」(兵庫県神戸市中央区)は、神戸港開港90周年記念事業として、昭和37(1962)年8月から工事が始まり、翌年、昭和38(1963)年11月21日に開業しました。
開業当時の入場料は大人150円・小人80円で、「神戸タワー音頭」というレコードも発売されたそうですよ。

神戸ポートタワー.JPG

神戸ポートタワー
撮影:船の科学館

日本古来の和楽器「鼓」を縦に引き伸ばしたような外観デザイン(双曲面構造)は、世界初のパイプ構造の「鼓型タワー」で、高さは108メートルあります。

籠状に編まれたパイプ鋼管は、上部にいくに従ってねじれているように見えますが、32本のパイプは一直線に斜め上部へと伸び、くびれ部分で交差することによって、なだらかなフォルムを見せ、その美しさは「鉄塔の美女」と称されています。
また、日本で初めてライトアップされた建造物としても知られています。 平成26(2014)年には、登録有形文化財に登録されています。

神戸港全景.jpg

出展:写真AC

最上階にある展望室からは、神戸港と市街地、六甲山だけでなく、大阪湾や淡路島まで360度の雄大なパノラマを見渡すことができるそうです。

海と空の青、六甲山の緑に真っ赤なタワーが映えますね。
そして、1,000万ドルの夜景と言われる神戸の夜景は、日本三大夜景の一つとされています。

平成7(1995)年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、その災禍にも耐え、直後の2月14日には「神戸市民の希望の灯に」との願いが込められ、ライトアップが再開されています。
その姿は市民を勇気づけ、復興のシンボルとしても、人々の心に刻まれています。

神戸ポートタワー震災.jpg

写真提供:神戸市

「神戸ポートタワー」は竣工60年を迎えました。
一昨年9月から、耐震工事等のため休館していますが、来春、リニューアルオープンが予定されています。

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投稿者:メル カテゴリー:灯台・建築物 コメント:0

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