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1971(昭和46)年1月21日海上自衛隊潜水艦「うずしお」(初代)が就役。本格的な近代潜水艦へと脱皮した潜水艦

初代「うずしお」は、うずしお型潜水艦の一番艦として1971(昭和46)年1月21日に就役しました。

うずしお型潜水艦は、従来の「葉巻型(「葉巻」の形状が連想しにくいので鯨型ともいわれている)」「2軸推進方式」から「涙滴型」「1軸推進方式」が採用された点が大きな特徴で、水中運動性能の向上、潜航深度の増加など水中航走性能が重視された設計となっています。
海上自衛隊で涙滴型が採用されたのはうずしお型が初めてです。

1本の推進軸、船殻に新高張力鋼を採用するなど、それまでの可潜艦の域から本格的な近代潜水艦へと脱皮した潜水艦と言えるでしょう。

うずしお型潜水艦-01.jpg

海上自衛隊うずしお型潜水艦
撮影:船の科学館

船の科学館では「うずしお型潜水艦」の解剖図を展示していました。

うずしお型潜水艦解剖図.jpg

絵画 「潜水艦のしくみ」原画
寸法(mm):375×515
画:森 恒英
所蔵:船の科学館

「涙滴型」「1軸推進方式」であることがこの解剖図からも見て取れます。

また、潜水艦は限られたスペースを有効に使用することが求められます。
全長70m・最大幅9.9mの船体に対し機関室、魚雷発射管6門等でかなりの容積を占めています。
乗員は80名ですから、艦内で人が動けるスペースはかなり少ないことがわかります。

主要目

基準排水量:1,850トン
水中排水量:2,450トン
全   長:72.0m
最 大 幅:9.9m
吃   水:7.5m
機関方式 :ディーゼル・エレクトリック方式
主   機:川崎V8V24/30mAMTL型ディーゼルエンジン×2基
      SG-4型主発電機×2基
      SM-4型主電動機×1基
推 進 器:スクリュープロペラ×1軸
出   力:水上:3,400馬力
      水中:7,200馬力
速   力:水上12ノット(22 km/h)
      水中20ノット(37 km/h)
乗   員: 80名

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