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ダーウィンがビーグル号で世界周航に出発した日

1859年に『種の起源』を発表したイギリスの自然科学者 チャールズ・ダーウィン(1809-1882)は、1831年12月27日、英国海軍の測量艦「ビーグル号」に乗船し、世界周航に出発しました。

種の起源(上・下)

書籍名:光文社古典新訳文庫「種の起源」(上・下)
著:ダーウィン チャールズ
訳:渡辺政隆
発行:光文社

ダーウィンは、大学卒業後、植物学者のジョン・ヘンスローの推薦を受け、 南アメリカ沿岸や太平洋諸島の測量調査を目的としたビークル号に博物学者として乗船し、5年にわたって南米、ガラパゴス諸島、ニュージーランド、オーストラリア、ケープタウンなどを就航して各地の地質・動植物の調査、標本収集を行いました。

帰国後も20年にわたって種の変化に関する研究を続け、1858年にイギリスの生物学者アルフレッド・ウォレスと共同で『進化論』を発表し、翌1859年には『種の起源』を出版しました。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。生き残ることができるのは、変化に適合した者のみである」という考え方を中心にした進化論は、現在も生物の進化を考える上での基盤の一つになっています。

また、ダーウィンは航海・調査の記録を日記形式で克明に記述し、1839年には『ビーグル号航海記』を出版しています。ガラパゴス諸島での知見が進化論の着想を与えたと言われています。

ビーグル航海記(上・下)

書籍名:新訳「ビーグル号航海記」(上・下)
著:チャールズ・R.ダーウィン
訳:荒俣宏
発行:平凡社

「ビーグル号」は、1820年に建造された時は予備艦で、10門の砲を備えた木造帆船でした。翌年7月にはジョージ4世の戴冠式を祝う観艦式に参加しています。
当初5年間は予備艦として活躍しましたが、測量艦に改装され、3度の航海を行いました。ダーウィンが乗船したのは2度目の航海で、1831年12月27日にプリマスを出港し、1836年10月2日にファルマスに帰港しました。
艦名の「ビークル」は、野兎狩りに使われる猟犬ビーグルに由来しているそうですよ。

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投稿者:メル カテゴリー:歴史・人物 コメント:0

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