
AIにわたしの俳句を添削させた。なかなかやってくれるじゃないか。命題は次のとおり。
■次の俳句を添削してください。俳句らしく情景が浮かぶような句がいいです。
a 外套に袖を通すや明けぬ朝
b うとうとと小春日受診老母に幸
c 木犀や駅伝前夜香り下つ
使ったAIは次の4つ。1.おなじみの【ChatGPT】、2.マイクロソフト提供の【Copilot】、3.スマホ版AIの【NOVA】、4.グーグル提供の【Gemini】
【ChatGPT】の前振りは、≪情景や季節感がさらに引き立つよう工夫してみました≫と素っ気ないが、褒めてやる気を引き出すものもある。≪なるほど、味わい深い句ですね。少しだけ手を加えて、より情景が浮かぶようにしてみました≫【Copilot】、≪素敵な俳句ですね!それぞれの句に少し手を加えて、情景をより鮮やかに表現してみました。ご参考になれば幸いです≫【NOVA】
【Gemini】は少々高みに立つ。≪ご提示いただいた俳句は、いずれも季語を用いており、俳句の形式は満たしています。しかし、より情景が浮かびやすく、心に響く俳句にするために、いくつか修正点をご提案させていただきます≫と。うなってしまうほどの切り出し方だ。
a 外套に袖を通すや明けぬ朝
【ChatGPT作】外套に袖通すたび冬朝(ふゆあさ)来
≪「明けぬ朝」を具体的な季節の情景で表現しました。冬の朝の寒さが袖を通す仕草と結びつくイメージです≫ *なかなか良いが、「たび」で繰り返すのがチョット
【Copilot作】外套の 袖を通すや 明けぬ朝
≪「外套に」から「外套の」へと変更することで、自然な流れになります≫ *ふ〜ん
【NOVA作】外套に袖を通すや明けぬ朝
≪「明けぬ」の前に一息置くことで、静けさを強調しました≫ *全く変わっていない
【Gemini作】★外套翻し冬の朝来る
≪「外套に袖を通す」を「外套翻し」と表現することで、冬の朝の寒さや慌ただしさがより伝わってきます。
原句は季語「明けぬ朝」が効果的に使われていますが、「外套に袖を通す」という行為が少し抽象的です。もう少し具体的な情景が浮かぶ言葉を選ぶと、より鮮やかになるかもしれません≫ *いいね、動きが出るなぁ
b うとうとと小春日受診老母に幸
【ChatGPT作】小春日や受診の椅子の母うとうと
≪「小春日」が季語なので、情景を母の仕草に焦点を当てて描写しました≫ *まずまず
【Copilot作】うとうとと 小春日診察 老母に幸
≪「小春日受診」は少し分かりにくいかもしれません。「受診」を「診察」に変更してみました≫ *なるほどね
【NOVA作】うとうと小春日受診する老母に幸
≪「うとうと」の使い方で、柔らかい風景を描いています≫ *なんてヘタクソな添削
【Gemini作】★うとうとと小春日眠る老母かな
≪原句は季語「小春日」が使われており、穏やかな情景が想像できます。しかし、「受診」という言葉が少し硬い印象を与えます。もう少し柔らかい言葉を選ぶと、全体の雰囲気が柔らかくなるかもしれません。
「受診」を「眠る」と表現することで、穏やかな午後のひとときがより際立ちます。「幸」を削除することで、読者に余韻を残すことができます≫ *創作感半端ない
c 木犀や駅伝前夜香り下つ
【ChatGPT作】木犀や駅伝控え街匂ふ
≪「下つ」はやや抽象的なので、「街匂ふ」として駅伝前夜の街全体に漂う香りを表しました≫ *広げ過ぎ
【Copilot作】木犀や 駅伝前夜 香り満ち
≪「香り下つ」は少し難しい表現かもしれません。「香り満ち」を使うことで、より香りが漂う様子を伝えます≫ *平凡になった
【NOVA作】木犀や駅伝前夜香り高し
≪「香り」が「高し」になることで、一層引き立った印象になりました≫ *高い=立つ、短絡的だな
【Gemini作】★木犀香る夜空見上げ駅伝夜
≪原句は季語「木犀」と情景が結びつきやすい言葉で、秋の夜長の雰囲気がよく出ています。「駅伝前夜」という言葉も、季節感を際立たせています。
「香り下つ」を「夜空見上げ」と表現することで、秋の夜空の下、木犀の香りが漂う情景が目に浮かびます≫ *前夜が言いたかったことなんだけど
【Gemini】は、全般的なポイントとしてこう述べる。
≪五感に訴えかける言葉を選ぶ:視覚だけでなく、聴覚、触覚、嗅覚、味覚など、五感を刺激する言葉を選ぶことで、より鮮やかな情景が浮かびます。
動詞を工夫する:動詞を変えることで、情景が大きく変わります。
言葉の響きを楽しむ:言葉の響きが、俳句全体の雰囲気を左右します。
余韻を残す:読者に想像の余地を残すことで、より深い印象を与えることができます≫
【Gemini】は、まとめでもこうも述べる。≪俳句は、短い言葉の中に情景や感情を凝縮させる芸術です。様々な言葉の組み合わせを試したり、他の人の句を読んでみたりすることで、より良い句を作ることができるでしょう≫と教育的で、さらに乗せてくる。
≪別の季語やテーマで俳句を作るお手伝いもできます。お気軽にご相談ください≫と誘い、≪俳句の世界は奥が深く、様々な楽しみ方があります。伝統的な季語にこだわらず、現代の言葉や情景を取り入れた俳句もたくさんあります。ぜひ、ご自身の感性で俳句の世界を楽しんでみてください。いかがでしょうか? この添削が、あなたの俳句作りの一助になれば幸いです≫
うーん、いいねえ、Gemini君、気に入った。現代的な雰囲気も取り入れていて、いい感じ。
(傾きてナンキンハゼに染む晩秋)