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パソコンは道具なりけり使いたし [2024年09月30日(Mon)]

fumihouse-2024-09-30T17_10_24-1-thumbnail2.jpg≪パソコンの中にはたくさんの道具が入っていて、使い切れないほどだ。使いたい時には、瞬時に用意もできる。
 だけど人間はそんなにはやくは決められない。グズグズしてまよってばかりいるのだ。パソコンの無かった時代は、ゆっくりした人間の脳の動くスピードと合っていたかもしれない。作業の途中で、道具たちが「もっと良い案があるよ」と話しかけてきた気がする。≫
(展覧会『「アンアン」「ポパイ」のデザイン 新谷雅弘の仕事』より)

今日もパソコンに向かった。作業はしたが、Excelで表を作り簡単な計算をさせ、Wordで文書を作りExcelの住所録から封筒を印刷し発送する。メモ帳やFileMakerで記録を取る。インターネットをグーグルクロームで表示し、必要な画面をお絵書きソフトに写して印刷する。メーラーのThunderbirdで送受信をする。

まっそんなところだろうか。パソコンの持つ機能の千分の一も使っていないだろう。もっと便利に使えそうな気がするが、手間と技能がないことで使い切れない不全感。パソコンにも使ってもらえないという不満が、きっとあるのに違いない。

それはともかく、どこまでパソコンの機能を憶えて使いこなすのか。知れば知るほど忘れることになる。それは悔しいから、テキストファイルにした簡単なメモを残しておく。そのたびにメモを引っ張り出して確認しながらやる。しょっちゅうやるわけではないから、なかなか憶えられないのが悔しいが、手書きや一つ一つ計算させてやることを思えば、確認などなんのその。賢いコンピュータに仕事をしてもらおう。

≪道具たちが「もっと良い案があるよ」と話しかけてきた気がする≫と新谷は言ったが、パソコンも提案してくれないだろうか。あと数年経てばきっとAIがボソボソ囁いてくれるときが来ると思う。

(全く縁もゆかりも無いが、大社・稲佐の浜の風紋が秋の風を呼び込む。観光客は多い)
大谷に薪ストーブとグラスバッタ [2024年09月29日(Sun)]

fumihouse-2024-09-29T21_39_09-1-thumbnail2.jpg中庭に茂るレモングラスを3枚に裂いたら、良い香りが広がった。定番のバッタを織り上げて、もう1本のレモングラスに刺す。店のマダムに差し上げたら喜んでいただけた。イベントが午後に迫っていたため、ランチメニューはキーマカレーのみだが、アイスクリームや珈琲などのデザートを加えて満足した。

『小さな本屋KOTA BOOKS』には学校の教科を連想させる本がセレクトされ、店主の趣味の良さを思わせる。重松清の「カレーライス」があった。わたしの古い木造教室を思い出せる気がしたので購入した。

私たち夫婦が行った先は、松江・玉湯町大谷に今月初めオープンした『薪火cafe KOTA(コタ)』(玉造温泉から4キロほど奥に入った山村にある)。食後に、ここの卒業生である一般社団法人代表の戸谷さんに案内していただいた。市から譲り受け『TERRACE OODANI』を立ち上げて、自らリノベーションされ、薪ストーブを中心としたビジネスをされている。

譲受け、つまり大谷小学校は3年前に廃校してしまったのである。大変に古い木造校舎はなんとも懐かしい感じがする。多くの方々の思い出が凝縮されていることだろう。払い下げを受けた法人は事務所として使う一方で、貸しスペースや店舗として活用される。その一環が『KOTA』であり『小さな本屋』という次第だ。昨年大評判をとったTBSドラマ『VIVANT』のロケにも使われた。

古い廊下を真っすぐ進み、旧校長室や職員室の向こうには古い講堂がある。木造の割に高い天井、舞台は広く奥行きがある。音楽室兼用の広く奥行きがある舞台には、バッハやモーツァルトなど多くの著名な音楽家が肖像を並べ(滝廉太郎もあった)、とても音響が良い(拍手に残響がある)。最大で百人規模のコンサートホールとしてさっそく活用されている。

この場所に来ると、木のぬくもりに満たされる空間、落ち着く雰囲気、そしてホスピタリティ溢れるスタッフとともに、有意義な時間を過ごすことができる。寒くなると薪ストーブの暖かい火を見つめながら、きっと至福の時間となる。その頃わたしの編んだレモングラス・バッタは茶色く飴色になって、いい雰囲気を醸し出していくに違いない。

(阿部寛も歩いた旧校舎の廊下。直進すれば、そこにはあなたのタイムトンネルが現れる)
知恵集め光る地域よ出でよ力よ [2024年09月28日(Sat)]

fumihouse-2024-09-28T23_13_59-1-thumbnail2.jpg『光る荘原へ〜どうする荘原 次の一手』と題してタウンミーティングを行いました。光る荘原地区でありたい、持続可能な私たちの荘原でありたいと考える皆さんが集まりました。残念なことに、自治会に入らない人の割合が5割近い現状で、チラシを配り、防災無線で呼びかけても未加入者のところには声が届かないのです。参加された25名は自治会に加入している人ばかりでしょう。それでも結論から言えば、それぞれが何らかの行動を起こし、呼びかけて熱を呼び覚ましていけば、世間の風は変わると信じたいのです。

昨年の秋に行った『どうする荘原』タウンミーティングでは、自治会の現状や問題点を赤裸々に話し合いました。ネガティブな現実を愚痴を交えて話し合ったといっていいでしょう。自治会の活動が変質し、人々の意識も変わるなかでは致し方のないことです。

昨年は【カネ】のことに関し、会費、寄付金、募金の負担が大きく、使途も不明瞭な点が指摘されました。【モノ】に着目すると、半強制的に課される役務があります。道、河川ほか生活環境保全行事は多いのです。運動会は開催困難になり、慣例重視が幅をきかせています。【ヒト】という点では、行政は自治会を便利な手足として使う一方で、人同士の絆が負担感もたせる個人主義が際立った感もあります。個人は十分豊かでコミュニティに頼らなくても困らないと思う人も多い。役員が回ってくる強制感を持っている人もいました。

ワールドカフェ方式で行った話し合いでは、第3ラウンドまでテーマを変えていきます。1「かね(金)」、2「きょうえき(共役)」、3「とくぎ(特技)」をテーマに、ポジティブに話を広げてもらえたと思います。

金の面では、次の世代に納得してもらえる負担方法を考えなくては持続性がないこと。共役の面は、自治会共同で行ったり民間事業者に委託し、必要なところには税金を投入するべきであると。特技という点では、会社や得意分野で経験を積んだ人に貢献を求めたい。また外から入って来た人こそ荘原の良さがよくわかるものです。もっと良さを発信するため仕掛けていきたいと。

人々のかつての行動原理は「みなさん、やられてますよ!」でした。長いものには巻かれろ、寄らば大樹の陰、同調圧力です。今は地縁や血縁、職場といったつながりが薄れ、他人と接点を持ちたくない、自分の思うままに生きることが当然とされるようになりました。一人で自由に生きることを優先する発想です。

エイリッヒ・フロムは、生きる方向を持たない者には自由は無意味で価値はない、持て余したあげく、終いには逃げ出してしまう、と言っています。みなさんご一緒に!という行動原理がなくなった今、新しい原理がなければ自治会をはじめとして社会は崩壊するかもしれません。おそらくそれは「情けは人のためならず」だと思うのです。

情けをかけると相手が甘えてかえってためにならない、という誤った解釈ではなく、人のために動いて心を砕くことによって、巡り巡って我が身を助け、自身の人格を磨くことに繋がります。ここにいる私たちが、行動を起こして風を起こしていきましょう。そんなふうにまとめて終えました。また来年もやってほしいと要望が出ました。やりましょう! 声を届けていきましょう。

(白い曼珠沙華を見つけました。会合後は爽やかな気分でした)
ぼうぼうぼうぼうぼうぼぼーと空見上げ [2024年09月27日(Fri)]

fumihouse-2024-09-27T18_03_16-1-thumbnail2.jpgぼーっとして考えないことの脳科学的意味を、ハートマッスルトレーニングジム代表の桑原朱美氏が書いている。

≪一般的に、ぼーっとすることがネガティブに捉えられがちです。幼少時「また、ぼーっとしてる!」と親に叱られ≫ていたという桑原氏。

≪ぼーっとすることで心と脳が解放され、脳内の様々な活動が同調するんです。これにより、散らばっていた思考や体験がつながり新たな気づきやアイディアが生まれやすくなるのです。≫

なるほど、なるほど。アイデアを出そうとするとシャカリキ頭を絞り出しそうにしてしまうが、脳を解放するんだな。目がいつもショボショボするのは(脳と直結している)、きっと心と脳の使い過ぎなんだ。

氏は、漠然とではなく意識的にボーっとする時間を設けるのがよいと。歩くのも、風呂に入るときも≪何も考えずに≫やることでリフレッシュし、心を落ち着かせてほしいと。

単にぼーっとしてればいいというものでもなさそうだ。≪自分の頭で考え、たくさんの体験や試行錯誤を重ねることが大切で、経験が多様なほど、ボーっと時間に生まれるアイディアの質が高まる≫と。

多くのことに挑戦し、様々な本を読み、多くの人に触れること。それと合わせてぼーっとすることで、脳が情報を統合してくれるという。

≪ぜひ、意識的にぼーっとする時間を作り、心と脳を解放してみてください。ぼーっとすることが脳や心に与える影響を理解し、実践することで、あなたの創造性や可能性がさらに高まっていくと思います。≫

なるほど、なるほどやってみます。創造性と可能性を高める。うん、やろう。さっそく列車内でボッーとしてみよう。寝入ってしまいそう。まっそれもいいかもね。

(小紫の実もぼーっとするんだろうか)
触れられて寝入る男よあっちいけ [2024年09月26日(Thu)]

fumihouse-2024-09-26T07_43_44-1-thumbnail2.jpg朝の列車ではガタイがデカい男の隣には座らないようにしているが、今朝はそこしか空いてなかった。やむなく座った。大きい男というわけではないが、女性や細身の少年と比べれば肩幅はあり、出た腹からしても横にはみ出す。時折肩が触れるし、ズボンを通して熱が伝わるので不快だ。

この男、リュックを膝に置いて両手で抱えて寝ている。マスクをしているので表情はうかがえないが、ホントに寝ている。両手を交差させてリュックを抱えるのだが、寝入った途端に右手がダラン。リュックの端で気がついて止めるときはいいが、行き過ぎるとわたしの太腿に手がダラン。右腕もわたしの左の二の腕に乗ってくるのですかさず巻き変えて、相手の右腕に乗せてやる(さすがに払い除けるわけにはいかない)。

相手は気づいて右手をリュックに戻す。しかし右を上に交差させたままだから、寝入るたびにダラン。左手を右手の上に添えて押さえるなり、指を組むとか、腕組みするとかすればいいのに、まっクセなんだろうな。

こんなこと書いているうちに乃木駅まで到着。天気よし、湿度は低めで、微風あり。列車内はあまり冷房を効かせてないので残念ながら暑い。きょうもガンバロウ。

(ジョロウグモのようにスルスルッと天井に這い上がりたい)
眠っては起き活動を繰り返し [2024年09月25日(Wed)]

fumihouse-2024-09-25T17_43_44-1-thumbnail2.jpg【草木も眠る丑三つ時】とは、怪談話の常套句だが、午前2時頃から午前2時30分頃までの間は実に静かである。真夜中には陰の妖気が最も強くなると、昔の人は恐れた。丑三つを方角に当てはめて、丑寅(東北)の鬼門からは幽霊が出ると信じたそうな。辺りが静まり返る真夜中には、何ものが出るかわからない。

丑三つ時が過ぎ、真夏の4時台になるとヒグラシが鳴き出す(ヒアカシが相応しい)。5時前後に日が昇り、やがて鳥が鳴く。スズメやモズなどの小鳥もいるが、目立つのがキジバト。「ポーポポッポー」っと鳴く声は、わたしにとって夏の朝の定番。耳をそばだてて楽しい時間だ。

♪新しい朝が来た涼しい朝だ/喜びに窓を開け大空仰げ♪と、ラジオ体操のパロディなど歌って健やかな朝を喜ぶ。やがてカラスが鳴き出す。ニイニイゼミやアブラゼミも加わって暑い一日の始まりだ。

その夏も終わった。もっとも、「猛暑酷暑も彼岸まで」と言った気象予報士がいたが、さらに続ければ「ふつうの暑さはこれからだ」。いったん涼しくなったからといって油断は禁物。30℃台は続きそう 油断召されるな。そして、短い瞬間的な秋を逃さず楽しもう。

(アメリカ芙蓉は、往く夏を楽しんでいるのかも)
助六と恋人からめて甘い味 [2024年09月24日(Tue)]

fumihouse-2024-09-24T18_01_50-1-thumbnail2.jpg【助六寿司】とは、稲荷寿司と巻き寿司の詰め合わせ。なぜ助六というのだろう。歌舞伎由来だそうだ。助六と恋人との由来から開発され、その演目の幕間に販売されたとか。コンパクトにまとまっており、食べやすくて腹持ちもよい。肉や魚が含まれていないから、忌中の精進料理として葬式の定番ともなった。

身内が亡くなって忌が明ける四十九日法要を終えるまで、供養のため肉や魚を一切食べずにいる人を近頃聞かないが、とても美味しく食べられる。スーパーの惣菜コーナーにも定番で置いてある。

わたしの場合、まずは巻き寿司から食べる。色合いが鮮やかな方に手が伸びるのかもしれない。かんぴょうや干し椎茸の甘さに卵焼きがよく合う。きゅうりには多少塩味があってバランスがいい。海苔で巻いて食べやすく出来ている。

稲荷寿司は酢飯の具合か、甘い具材が油揚げだけだからか、酢がよく効いている。噛むほどに油揚げがジューシーで好ましい。頬張って噛んで飲み込んだら、再び巻き寿司を口に放り込む。

こんなふうに書いたら腹が減ってきた。美味しいけれども糖質だらけのこの食事。精進は抜きにして、タンパク質はしっかりと補いたいものだね。

(三瓶・姫逃池(ひめのがいけ)の小ぶりな睡蓮は、切った巻き寿司に似てないこともない)
夏秋は蜂と出会う日はち合わせ [2024年09月23日(Mon)]

fumihouse-2024-09-23T21_51_15-1-thumbnail2.jpg三瓶自然館サヒメルの企画展『THE 蜂〜あなたの知らない ハチの世界』を興味深く観覧してきた。合せて学芸スタッフの講義も聞くことができて有意義であった。

国内に生息するハチの仲間はおよそ6500種で、攻撃性が強いのはスズメバチとミツバチ、そしてアシナガバチ。特にスズメバチは要注意。年間20人前後は死亡者が出るという。二度刺されると死ぬというのは大げさだが、蜂アレルギーがあるかどうかの確認が必要。陽性の場合は緊急治療薬エピペンでアナフィラキシーショックに備える。

蜂は刺すばかりでなく、針から毒液を飛ばしフェロモンの力で他の蜂を呼び寄せ、強烈に集団攻撃を行う。多数が一度に被害に遭うケースがそれ。ともかく巣のありそうな場所は避けて、夏の中盤から終盤にかけては山や茂みでは道を外れない、ふだん人が歩かない場所には近づかない。刺激するような大きな声や音や動作に気をつけ、震動や足音にも十分注意しなくてはならない。

スズメバチはなぜ刺すか。巣を守るため、女王蜂や子孫を守るためであり、自ら積極的に襲うことはない。しかし、ふだんと異なる刺激を繰り返すと蜂は巣への攻撃と認識して、威嚇(顎をカチカチ突き鳴らすと最後通牒)し、攻撃(刺す、フェロモン掛け)してくる。威嚇行動を感じたら直ちに逃げ去るのが一番。

巣が近くにあるかどうかの判断材料として、羽音が頻繁に聞こえる、直線的に飛行する(餌を持って巣に直行するから)がある。速やかにその場から離れなくてはならない。襲われた場合は、頭部を隠し、身を低くし、来た道を引き返す、ともかく逃げに逃げる。蜂の警戒モードは当分続くので、同じ場所には決して戻らないこと。

刺されたら、まずは患部を洗い、毒を出し、冷やすのが大事。アナフィラキシーショックは数分から2時間以内に起こる。じんま疹、血圧低下、悪寒、意識障害、呼吸困難が発症してしまうと急速に悪化するので、腫れや痛み以外の症状が出たり、多数の個体に刺された場合は、必ず受診すること。

スズメバチの巣や現物(標本)も見せていただいて、いい勉強になった。決して刺されないよう気をつけたい。終了後散策した三瓶・北の原の林や平原はきれいに整備されて、スズメバチなどいそうにないが、油断し過度な行動をせず、彼らを怒らせないようにしたいものだ。

(蜂偏の「蜂」の字。実に素晴らしいデザイナーがいる。お見事なり)
彼岸花放射赤髭秋の雨 [2024年09月22日(Sun)]

fumihouse-2024-09-22T19_37_20-1-thumbnail2.jpg待ちに待った遅い秋がきて、涼しくなった。昨日から強めの雨が断続的に降りはした(記録的大雨の被害、石川・能登の方々に御見舞申し上げたい)が、空気は湿気っていない。酷暑で蒸したのが昨日の明け方までのこと。地獄から天国への転換が喜ばしい。おそらく史上最強の9月。出雲の観測で猛暑日が4回、熱帯夜が3回。最高気温と最低気温の平均はきっと過去最高だろう。7月以降難儀な夏を過ごしたものだ。

彼岸花は例年と比べてずっと遅かった。金曜日13日にお目見えしたが、ほんの一輪。今日になっても姿はまばらだ。彼岸花の名がすたる。別の名は曼珠沙華。サンスクリット語で天上界の花。天上界から下り立つのが遅すぎたのだ。

不思議な意匠。細い花が放射して、鯨のひげのような花糸が囲って伸びている。片鱗すら見せなかったものが、あれよという間に周りの草を尻目に忽然と現れる。週明けには辺りを真紅に照らすだろう。一帯が染まり燃え立つ怪しい群生。稲刈り後の畦道に咲く姿は異世界を思わせる。冷涼な空気の中でキリッと立つ。
草刈りに汗流したよ秋が来た [2024年09月21日(Sat)]

fumihouse-2024-09-21T16_44_27-1-thumbnail2.jpg草刈り日和だった。わが家の刈払機を車に積み込んで、こども園に着いたのが朝7時15分。冷やしていた炭酸水を持って出るのを忘れたのは失態だったが、給食室の職員にお茶ペットボトルを用意してもらって園庭へ出る。気温は28℃。わずかの小雨が降って草は濡れているが、草刈りに適している。

炎暑が過ぎたこの夏。2ヶ月近く放ったままにした500平米ほどの庭はメヒシバなどイネ科の雑草で覆われている。30センチ以上に伸びた草は、こども園にある電池式草刈機ではもはや歯が立たない。

ほぼ毎日が熱中症警戒アラートが発せられて、子どもたちは外遊びをしなかったが、来週から気温が下がると短い秋がやって来る。子どもたちに秋を満喫させてやりたいと思いつつ、休憩時間を除き正味2時間、刈払機を振るった。1時間ほどやると両手指がジンジンしてくる。一種の振動障害である。

園庭は水の流れを考慮して傾斜がついているが、だいたい平面で刈りやすい。取っ手を掴んで左に振ると、刈られた草は跳んでいく。だから刈り払い、とはよく言ったもの。右方向は刃の向きからして切れ味は悪いので、主に左に払う。体幹を軸にして弧を描いて払うのだが、深過ぎて土を掘ると回転が止まる。浅いと茎の根元まで掻き切れない。少々刈り残しがあっても気にせず、前へ前へ。道路や園舎に石が飛んで被害を出さないようにして、刈り進める方向は一定にする。

途中休憩を3回。2リットルのお茶はすっかり飲み干して、園庭はきれいになった。刈った草はそのままにして、週明けに他の職員に片付けを託す。今日土曜日の大仕事は終わり。あとはノンビリ。

(雑草の中にシオンは咲いてはいなかった)
眩しくて煌めく輝く晴れやかに [2024年09月20日(Fri)]

fumihouse-2024-09-20T15_20_40-1-thumbnail2.jpg煌(きら)めくもの
大輪の花が弾ける
光の生成と消滅
花火煙がたなびき
闇空に華開くなり

輝(かがや)けるもの
中秋の名月が煌々(こうこう)と
スーパームーンの黄金色
膿んだ炎暑と熱帯夜
ひとときは忘れて心穏やかなり

眩(まぶ)しきもの
木の葉が揺らす木漏れ日が
チラチラ地面を揺らしてる
あの日食で三日月型に変った木々の下
思い返してまた出会いたし

爽(さわ)やかなるもの
張り付いたシャツ
車内室内エアコンに
汗に濡れた膚が乾いていく
心が溶ける天国なり

晴(は)れやかなるもの
今日も秋色の空が広がる
なのにこんなに暑いとは
底の平べったい秋雲と入道が同居する
酷暑も今夜までとの予報なり

(マリーゴールドも煌めいている。この暑さに負けないとは、育ての主が偉いのだ)
先々を見るもの時間を勝ち取るぞ [2024年09月19日(Thu)]

fumihouse-2024-09-19T17_57_18-1-thumbnail2.jpgかつて受講したタイムマネジメント研修を復習。段取り力を高めたい。仕事管理のキーワードは次の5つだそうだ。

1 目的/はっきりさせないとゴールを見誤る。見誤ったためのやり直しは時間の無駄。
2 締切/中・長期の締切を守るために中間点で締切を自ら設定する。仕事とは自分の時間を売り命を削る。時は金なりではなく、時は命なり。
3 優先順位/重要度が高い仕事は困難が多く、人は簡単なものから着手してしまう。パレートの法則(2割の重要な仕事で8割の成果を達成)を意識すべし。
4 所要時間/まず着手してみて5分で全体像を把握。そして所要時間の見積りを計るクセを。
5 量と質のバランス/両者は背反するが、まず量をこなし、次第に質へ転換。質を追求するとは、いかに早く正確に楽にやるかということ。

何か問題が起こったり、指示があってから行動するリアクション型からプロアクティブ型に転換すべし。自発的に先々のことを考えて事前に対策を講じることだ。いつも付け付け焼刃で仕事する私にとっては痛い言葉。いつも追い詰められる感じだと、メンタルをやられる可能性が高い。ワークライフバランスも不適切になる。

さらに、状況に流される人の思考的習慣は次のとおり。これも耳の痛い言葉。
1 「できる方法」よりも「できない理由」を考える
2 「誰が言ったか」を優先
3 「これから」よりも「今まで」を重視
4 「全体最適」よりも「部分最適」を重視
5 「もうあと◯ヶ月」ではなく「まだ○ヶ月もある」

流されないためには、時間を見える化すること。一日の始まりに毎日計画を書き表すべき。たとえ「今日もこれだけしかできなかった」と落胆しても、継続によって業務改善がされ、タイムマネジメントが向上する。

ピーター・ドラッカーの言葉「強き者や賢き者が勝ち残るのではない。変化できる者が勝ち残る。未来に合わせて、他者から学び続けた者だけが残る」

(健気にムクゲが咲いている。健気に前へ前へ、仕事も前へ横へ)
幾度かということなり唐突よ [2024年09月18日(Wed)]

fumihouse-2024-09-18T07_40_39-1-thumbnail2.jpg会話の切り出しで唐突に、「ということで」と言ってしまうことがある。言われたほうにとってみれば、脈絡もなく何を前提に「ということ」なのか。?疑問符?だらけの受け応えとなる。

なもんで、それでね・・話の接ぎ穂に使う言葉はたくさんある。会話の展開を円滑にするために使うけれども、それを開口一番にやってしまったんでは、他人を戸惑わせるばかりだ。

わたしが唐突に「ということで」と使うのはどういう場合かを考えてみると、自分の頭の中であれこれ考えていて、それなりに結論ややるべきことが見えた場合、よしよしという思いで言ってしまうようだ(相手はたいていは妻)。まっそれ以前に、何も考えてはいないんだろうけど。良好なコミュニケーションのために、会話の切り出し文句は大切だ。

(唐突な切り出し文句は機関砲をぶっ放すようなもの。使われなくなった陸上自衛隊の戦車の砲身)
50音順に並べて遊んでる [2024年09月17日(Tue)]

fumihouse-2024-09-17T18_17_50-1-thumbnail2.jpgバスに乗っていたら【かもと内科】という看板が見えた。加本さんか、嘉元、はてまた鹿本さんだろうか。「お」を付けたら岡本さん。50音順にやってみる。

あかもとは「赤元」、烏賊元、羽化元、絵家元、岡本/
加賀元、気化元、苦家元、毛家元、小嘉元/
坂本、鹿本、洲加本、背加本、疎嘉元/
高本、近本、塚本、手嘉元、戸嘉元/
中本、似嘉元、糠元、寝嘉元、野嘉元/
墓元、光嘉元、深元、屁嘉元、外元/
間嘉元、御神本、向本、目嘉元、萌歌元/
矢嘉元、床元、夜嘉元/
羅嘉元、理科元、瑠嘉元、令嘉元、路嘉元/
吽嘉元/

なわけはない姓も並べたが、ひょっとして存在するかもしれないね。

(梨のおしりが美味しそう。梨元さんなら喜ぶね)
早起きは三文の徳かは知らねども [2024年09月16日(Mon)]

fumihouse-2024-09-16T09_05_58-1-thumbnail2.jpgすこぶる早起きである。生まれつきだろう、朝に強い。この3連休も平日同様に起きている。朝が早いとたくさんのことができる。ゆっくりとあれこれ取り組むことができる。平日分の睡眠負債があるのなら、昼に短時間の昼寝をするのがいいだろう。

休みだからといって昼まで眠ってしまい布団から出ないと生活リズムが崩れる。ボッーとする、夜は眠れない、翌朝は起きられない。仕事始めにダルくてしんどい・・・。そもそも貴重な休みの日は、時間があれよという間に過ぎていく。

SMAPは『SHAKE』で歌った。弾んで歌う。
 明日は休みだ仕事もない/早起きなんてしなくてもいい/君と昼まで眠れそう・・・シェイクシェイク ブギーな胸騒ぎ/チョーベリベリ最高ヒッピバッピシェイク/シューシュー星が流れてく/あしたからハレルヤ/二人ならヤレルヤ・・・

「君と」一緒だから「昼まで眠れそう」。なるほど二人で愛の惰眠をむさぼるのだね。それもいいかもしれないな。早く二人で起き出して、違う景色を眺めるのも乙なものですよ。

(早く起きれば、目覚めたばかりのクサキョウチクトウにもお目にかかれる)
お相撲さんはっきようようハッケヨイ [2024年09月15日(Sun)]

fumihouse-2024-09-15T19_32_44-1-thumbnail2.jpg【ハッケヨイ/残った】
大相撲の行司が発する定番の掛け声であるが、昨日の大相撲中継で、ハッケヨイは「発気揚々(はっきようよう)」が語源であることを知った。「気分を高めて全力で勝負せよ」を意味するそうだ。

正確には「はっきよい」と発音するらしいが、立ち合いの前や取組中、二人の動きが止まった時に掛ける。子どもの相撲では、ハッケヨイとノコッタのセットで、「よーいどん」てな感じで取っ組みあっていたように思う。本来は力士に気合いを入れるため、かつまだ勝負はついてないぞ!ガンバレ!との意味があるとは知らなかった。

大相撲中継を見る楽しみが増えた。本場所をいずれ観覧してみたいものだ。

(関脇・大の里が全勝街道を走る。彼の太腿は出雲大社の参道にある巨松の幹のように太い)
行く末をチャットで見たよ日本の野党 [2024年09月14日(Sat)]

fumihouse-2024-09-14T20_36_58-1-thumbnail2.jpgチャットGPTに聞いてみた。「自民党の総裁選と立憲民主党の党首選挙では、立憲民主党が注目されないのはなぜですか」 あまりにも明快な答えが返ってきた。

立憲民主党の党首選挙が自民党の総裁選と比較してあまり注目されない理由はいくつかあります。

政治的影響力の差: 自民党は日本の主要な政党であり、長年にわたり政権を担ってきたため、その総裁選は日本の政局に大きな影響を与えます。一方、立憲民主党は自民党ほどの政権基盤を持っていないため、その党首選は相対的に注目度が低いです。

メディアの関心: メディアは一般的に政権与党に対する関心が高い傾向があります。自民党の総裁選は政権のリーダーを決める重要な選挙であり、国民やメディアの関心も集まりやすいです。一方、立憲民主党の党首選挙は、政権交代の可能性が低いと見なされることが多く、注目度が相対的に低くなります。

選挙の内容と影響: 自民党の総裁選では、次期首相が決まるため、その影響力が非常に大きいです。それに対して、立憲民主党の党首選挙は主に野党内のリーダーシップ問題であり、政策や戦略に関する議論が中心になります。これにより、注目度や影響力が異なるわけです。

政局の状態: 政治的な時期や状況も影響します。例えば、自民党の総裁選が選挙戦や政権の問題と関連している場合、その動向が大きな注目を集める一方、立憲民主党の党首選挙はそれほど注目されないことがあります。・・・以上・・・・・・

立憲民主党の代表選挙は9月23日に投開票。党ホームページの謳い文句は「立憲民主党代表選2024 政権交代をうかがう野党第一党のリーダーは誰に?」 注目されてないけど、頑張ってくれたまえ。

(選挙の趨勢は雲のように揺れ動く)
丘陵にキャンプ出雲は頼もしく [2024年09月13日(Fri)]

fumihouse-2024-09-13T21_18_15-1-thumbnail2.jpgキャンプ出雲を訪問した。荘原コミュニティセンター主催の研修会で行く機会に恵まれた。出雲の丘陵地・浜山にある陸上自衛隊出雲駐屯地では、迷彩服の隊員たちに迎えられプレゼンを受けた。中部方面隊に属する第13師団は中国5県が所掌範囲で、キャンプ出雲は島根県内唯一の自衛隊駐屯地である。プレゼンターは一等陸曹(昔で言う軍曹)の広報官で、気さくにさまざま話してくださった。

平素から訓練を怠らず不測の事態に備えて実力を蓄える。市民の理解を得るために広報活動や社会的な協力を惜しまない。そして陸上自衛隊と言えば災害派遣。地震や豪雨災害の復旧活動について体験も交えながらお話があった。災害派遣の条件は3つ。緊急性、公共性、そして非代替性である。県知事の要請に基づき3条件を考慮しながら厳格に、素早く決定する。

昼食は隊員食堂にて、海軍カレーならぬ、陸軍パスタ(勝手に名付けた)。たっぷりと皿に盛られた少し硬めのパスタ。そこに熱々ミートソースをたっぷりと掛けてもらい、豆腐のサラダにデザートのババロア。麦ごはんは食べ放題。料金は一般向けで480円、満足した。

出雲駐屯地にとって仮想敵はあまり考えられないが、日本本土の防衛力を保っていなくてはならない。災害列島となって大規模な被災がいつなんどき起きるかはわからない。いざ!に備えて勤しむ隊員たちの姿を見て頼もしく思った。

(駐屯地内の福利厚生棟にあるコンビニでは土産の菓子を売っていた。商品名『Ready to fight 来るなら来い!』)
早朝に草がいきれて熱冷ます [2024年09月12日(Thu)]

fumihouse-2024-09-12T07_51_44-1-thumbnail2.jpg【草いきれ】
実に文学的な言葉である。「いきれ」は熱れ。蒸されるような熱気やほてりのことだ。草いきれのはかには、人いきれがある。人混みで鼻腔を圧する状態を苦手とする人もいよう。文学はともかく、文字を分解して遊んでみた。

「草」と「いきれ」、説明のとおり。
「くさい(臭い)」「きれ(布)」、ウジ虫が湧く腐敗した布なんて触りたくない。
「くさい(臭い)」「いき(息)」、これも御免被りたい。
「く(苦)」「さ(鎖)」「生きれ・切れ」、苦しみの連鎖を断ち切って生きよ、と覚悟を求める。

厳しすぎる猛暑がようやく過ぎて、猛暑となった今時分(昨夜も熱帯夜)、草刈りにいそしむ人も増えた。雨が少なかったので雑草の成長は遅かったが、さすがにここまで放っておくと我が家もひどいことになった。日曜日の早朝に頑張ったのだが、草いきれが漂う。草たちの生命を断ち切った名残である。「くさ」が「いっき」に「きれ」たのだ。むろん根は残っているから、すぐに生命力たくましく伸びてくる。

草いきれが最も顕著なのは、稲刈り後の田んぼ。イネの草の独特の香りが一帯に広がる。草全体が稲穂を育たせて、この実りを見よ!と主張する草いきれ。新米が出回る季節がやってきた。

(シロガネヨシをざくざく切ったらどんな草いきれがするのだろう。大きな穂は白金というに相応しい)
メダル数比べるばかり能が無し [2024年09月11日(Wed)]

fumihouse-2024-09-11T18_41_18-1-thumbnail2.jpgパリ・パラリンピック2024の国別メダル数を比較してみた。オランダが堂々の1位。ジョージアが2位で続き、3位はスイス、さらにオーストラリア、ウクライナとなる。えっ?中国や英国じゃないのか? と言うなかれ。人口比で順位をつけただけのこと。

五輪でのメダルが多いということは、先進国の証である。スポーツにいそしむ余裕がなくては、食うや食わずの状態では目をやる暇はない。まして障害者スポーツである。ハンディキャップをもつ方々の社会参加が大いに進んでいることの証。がんばる人々の運動能力と頭脳を開花させる社会的条件が整っていることであるし、勝利を手繰り寄せるための挑戦を本人が弛まず継続していることの証でもある。周囲の応援や社会全体の理解も不可欠の要素で、裾野が広がらずして達成はできない。まさに精神的なものも含めた先進国の証明であろう。

実数で中国は220個でダントツではあるが、人口比にすると66位と落ちる(でもスゴイこと)。イギリスは124個で7位となり上位を維持する。さすが、パラスポーツ発祥の地。105個のアメリカ合衆国は57位で低位に沈む。

実数4位のオランダは56個で堂々の人口比1位。実数7位で82個のウクライナは5位につける。オーストラリアは五輪と同様、スポーツ大国である。63個で実数でも9位、人口比で4位。人口比で上位の国々は、ノーマライゼーションの進んだスポーツ大国と言うに相応しい。日本はメダルラッシュで41個獲ったというが人口比では55位。まだ中位どころ。もうひと息だ。

(濃い桜色のペチュニア。日本では障害者スポーツの理解が広まったとはまだ言えないが、多くの方々の頑張りで注目が広がったことは確かだ)
葛の花雨降れ夕立ひやり風 [2024年09月10日(Tue)]

fumihouse-2024-09-10T18_15_01-1-thumbnail2.jpg葛(くず)の花が咲いた。咲き始めは遅かった。例年なら8月後半にはお目見えするのだが、今年は9月に入ってから。暑さの故か。その分、赤紫色が鮮やかで、花弁も多く艶(あで)やかだ。森のカーテンたる蔓(つる)と葉を存分に広げて、奔放に夏を楽しんでいる。

いやもう、秋でなくてはいけないが、暑さ寒さも彼岸までとはいかぬようだ。今朝のラジオで、暑さ猛暑も彼岸までと。9月後半にようやく普通の暑さがやってくるというのか。うららかな秋はもうないのだろうか。たちまち冬に突入してしまうのか。あ〜あ。

小一時間ほど前に松江では夕立があった。一天にわかにかき曇り、雷鳴が轟いた。すぅ〜と冷たい風が吹き通ったかと思うと、雨が降り始めた。数分経たないうちに激しく地面を降り叩く。それもほんの10分ほど。退勤する頃には晴れ間が広がった。こんな典型的な夕立、何年ぶりだろう。皆さんのところはいかがかな?
子のために親と教師の連合体 [2024年09月09日(Mon)]

fumihouse-2024-09-09T18_24_39-1-thumbnail2.jpg岡山県のPTA連合会が2024年度末で解散するというが、青天の霹靂ではない。県レベルでは初めてでも、学校ごとのPTAではすでに解散してしまったところも結構ある。

会員数の減少(少子化と任意退会)、活動の負担感、役員の担い手不足、存在意義そのものへの疑問があるのだろう。多くの学校や連合会でも同様の動きが加速することは間違いない。

わたしの小中学校、高校でのPTA活動の経験からすると、学校PTAでは、部会の運営や立ち当番、定期的な役員会が主な活動だった。学校経費の足らずまいをPTA会費で埋めるという矛盾も、必要悪と目をつむった。コロナ前であったから飲み会をけっこうやった。そこでのつながりが役立ち楽しみにもなった。

市町の連合会は研修の場としての要素が大きかった。どんな活動をほかはやるのか、この場合どう対処するのかなどを学ぶ場である。地域の当て職として割り当てられて地域とのつながりができたこともあった。中国・四国の連合会総会は数回しか経験していないが、他県の風物にも触れて楽しい旅となった。幸いに学校以外の広域PTAでは役員は回ってこず、気楽な活動だった。

PTAの枠組みは絶対ではない。戦後形が整ってきた組織。親と教師がコミュニケーションを取りながら子どもたちの教育にいそしむというのは、高度成長期が生み出した余裕の産物だと思う。時代は変わり屋台骨がきしんだのは、当然かもしれない。

なんと東京都PTA協議会では解散と退会で、会員となる学校は全学校の15%にまで落ち込んでいるというから、きっと全国的にも流れは止まらない。雪崩を打って崩壊していくかもしれない。

ボランティアの募集や調整によってPTA役員や教員の負担を減らしたり、地域コーディネーターが動くところもあるようだ。活動を簡素化し、経費も安上がりにし新しい組織を模索する動きもある。PTAがなくなれば教員の負担が増えるおそれを感じる人もいるだろう。それはそれで、できる範囲でやっていくしかあるまい。

(ニラの花も暑さの中、それなりに揃って咲く、季節を織り込んでそれなりに咲く)
身悶えし悪魔の夏が繰り返す [2024年09月08日(Sun)]

fumihouse-2024-09-08T21_56_26-1-thumbnail2.jpg台風10号が来ていったん悪魔の暑さは終わったが、猛暑がぶり返している。日が短くなっているのと、湿度が下がったおかげで身悶えする不快感はなくなったが、エアコンは欠かせない。あれから雨が降らず地上の熱が蓄積していることもある。

この7月は魔の月だった。8月も耐え難い一ヶ月だった。出雲市の観測地点での記録を拾ってみる。
        7月  8月
最高気温平均 31.4℃ 33.7℃
猛暑日数   1日  9日
猛暑日は、7月が2022年と23年が5日で過去最多。8月が2022年の12日。過去最悪と思っていたが、去年一昨年はもっと酷かったのだ。平均も23年の7月が31.9℃で最高、8月が33.8℃でこれも23年が最高。去年はもっと厳しい暑さだったのだ。

最低気温はどうかというと、
        7月  8月
最低気温平均 23.9℃ 24.2℃
熱帯夜数   7日   6日
7月は今年が最高、8月は2023年が24.3℃で最高温。熱帯夜は今年がやはり最多。8月は22年に12日という狂おしい結果がある。

9月も強烈な暑さが続き、暑さの底が見えてこない。台風や他の異常気象も増えていく。ジリジリと地球は沸騰し、人間にとって住みにくいところとなっていく。しかし、宇宙船地球号は人類にとって唯一の住まう場所なんだ。

(タマスダレだって、異常気象の元では咲き続けてくれるかどうかはわからない)
こわいからお化けはないさと言い切って [2024年09月07日(Sat)]

fumihouse-2024-09-07T19_59_11-1-thumbnail2.jpg『お化けなんてないさ』(まき・みのり作詞/峯陽作曲)はかわいらしい子どもの怖れが表される。

 お化けなんてないさ
 お化けなんてうそさ
 ねぼけた人が
 見まちがえたのさ
 だけど ちょっと
 だけど ちょっと
 ぼくだって こわいな
 お化けなんてないさ
 お化けなんてうそさ

オバケの存在を「お化けなんて」と吐き捨て、「ないさ」と言い切って捨てる。「いない」と言わず、「ない」と無機的な無情の存在であると断定する。いないと表現してしまうと、人や動物の霊魂が云々、と半分認めてしまったかのようになるのが怖いのだ。

恐怖に打ち勝つために「なんてないさ」と言ってみても、結局は怖くてこわくて仕方がない子ども。ああなんてかわいらしいんだ。

大人だって同じことかもしれない。不可思議なもの、怪奇なもの、背筋が凍るもの、誰にも経験がないもの・・・みんな怖くてたまらないんだ。「なんてないさ」と逃げる、無視することでとりあえず安住する。

どんなに科学が進んでも人間の叡智では届かないものはある。そしてデマや根拠に基づかない憶測が人々を不安にする。「お化け」とは誰の心にもあるものなのだ。

(恐怖に駆られれば、雲だってオバケに見える)
知らないか永久歯でも抜かれてる [2024年09月06日(Fri)]

fumihouse-2024-09-06T19_57_45-1-thumbnail2.jpg【親知らず】
語源は言わずとしれている。この歯が生える二十歳前後には親が亡くなっており、親孝行しようにも出来ない悲しみを表している。寿命が短い時代の言葉。別の説もある。ふつう永久歯は乳歯が抜けると生え変わるものだが、親知らずはいきなり生え出てくるのが由来だという。つまり乳歯という親なくして永久歯は生えることを示す。

イタリアでは、思慮や判断力の歯と呼ばれるという。英語でも同様にWisdom tooth。知恵ある者が持つ歯、とはなかなかいい名前だ。生える年頃以降の者は、自戒して生活しなくてはいけないね。

親知らずを抜くことが多いのはなぜか。腫れて痛かったり虫歯になりやすい。わたしも虫歯ができてしまい、歯ブラシでは絶対に届かないところがあって、抜かなければひどくなると脅されたからだ。ついでに他の3本も一気に抜歯した。

「親知らず」は、どこか文学的で悲哀感のある、少しマイナス思考に引きずられ感のある名付け。「英知の歯」は、大人になって分別があり社会に貢献することを考えるべしとする、なんとなくプラス思考。あなたはどちらがお好みか?

(昨夕19時ごろに現れたフェニックス風の3本の雲。叡智と思慮の雰囲気がある)
ぐるんぱはグルンぐるんと世のために [2024年09月05日(Thu)]

fumihouse-2024-09-05T18_26_26-1-thumbnail2.jpg故・堀内誠一の絵本『ぐるんぱ の ようちえん』(作:西内ミナミ)を読んだ。半世紀も前に手掛けられた名作である。

汚くて臭かった少年象のぐるんぱを周囲のゾウたちがきれいに磨き上げて仕事に送り出した。皿を作る・・パン屋でパンを焼く・・自動車を1台作る、他にも何かあったが、ぐるんぱのつくるものはデカすぎて人間の尺に合わない。なもんで、すぐにお払い箱になる。最後は作ったものが世のためになってめでたしめでたし。

どれもこれも熟練と協働を要する作り物ばかり。素人のしかも子どもの象に出来るわけはない。教えを請うて手伝ってもらって、ぐるんぱは人間たちから慕われたに違いない。技術も人情(象情か)も素晴らしいものになるよう、きっと仲間の象たちは魔法を掛けたに違いない。ただ惜しむらくはサイズ感であった。

でも、周囲の象たちは働かないのか。子どもだけを働きに行かせるなんて児童虐待だ。そもそも、ぐるんぱには周りの大人象を疑うということはなかったのだろうか。

てな、不粋なことは言わないでおこう。彼が語った「絵本とは、大人を信じている子どもたちに手をさしのべるもの」という言葉。堀内は周囲の象や人間を信じて進むぐるんぱに子どもたちをなぞらえていたのだろうよ。

(今夕の雲を堀内はなんと見るだろう。私には巨人の脳ミソに見える。今、列車から見る宍道湖の夕日が眩しく映えている)
貪って夏から秋へ眠りたし [2024年09月04日(Wed)]

fumihouse-2024-09-04T14_09_38-1-thumbnail2.jpg今朝の列車。わたしの座るボックス席3人、通路を隔てて4人。全員が目を閉じている。昨夜は涼しかった。早朝は寒さを感じるほどだった(らしい)。酷暑の夏に皆疲れているのだ。眠りを貪っている。8月19日にこう書いた。

ーー開け放した窓から涼しい風がきて、畳の上にゴロンと横になる。涼やかに風鈴が鳴り、青空のもと外からはスポーツの歓声。あぁ夏だ。煌びやかで伸びやかな夏だ・・・。そんな日本の夏は絶滅したーー

数日前にようやく終わった殺人的な熱波。各地で皆を苦しめた酷い夏が終わった。出勤するわたしを電線にとまるヤマバトが今朝は送ってくれた。ぽっぽぽっーぽーと鳴く。残念、わたしの姿を認めると鳴きやんだ。いい声を聞かせておくれ。厳暑の頃はどこかに避難していたのだろうが、久しぶりの声だ。

子どもの頃、真夏の朝目覚めると戸外ではヤマバトの声。幼いわたしはそれをフクロウだとばかり思っていたが、涼やかな声。夏の声。わたしの原風景の一つだと思う。今は真夏の朝には蝉時雨しか聞こえない。夏の風景はすっかり変わり果て、皆疲れ切っている。

(9月1日八朔の日、県立美術館から見る宍道湖岸。澄み切った空の青、水の青が目に染みた)
明るさでアメリカの力呼び覚ませ [2024年09月03日(Tue)]

fumihouse-2024-09-03T18_35_37-1-thumbnail2.jpgエネルギッシュでダンス好きなのだそうだ。民主党大統領候補、カマラ・ハリス氏。副大統領としての実績が芳しくないとか、越境移民対策に失敗したとか(トランプはボロクソにけなす)言われるが、その明るさ、言葉の明快さに惹かれる。急速に支持を広げ、トランプと並び立った。彼が大統領に返り咲けば国際協調を軽視し、アメリカの安全が脅かされるとして支持を呼びかける。

しかし、政策面での新しみや圧倒的期待感は生じていない。トランプへの岩盤支持層の厚みを崩すには至っていない。国を分断して支持を固めようとするトランプ一派。党派や自身を優先する政治を目指すトランプ。多様性をないがしろにし、暴力的な覇権で世を統べようとする暗黒の主たち。歴史を後戻りさせようと目論む人びと。それらに対抗してカマラ・ハリス氏は戦う。

カマラというのは、インド出身の母親が付けた名でサンスクリット語の「蓮」を意味するという。ハスは泥中よりいでて美しき花を咲かせる。濁りつつある泥中のアメリカにあっても、その親しみやすさとエネルギーでもって華となってほしい。今の流れを一過性のものとせず、若者や黒人、マイノリティも巻き込んで大潮流をつくってほしい。「ほぼトラ」はなくなったとはいえ、「もしトラ」のおそれは十分にある。ハリスさん、がんばってくれたまえ。

(光か影か。険しい道を進んでこそ、光明は射し込む)
心して以心電心芯をもて [2024年09月02日(Mon)]

fumihouse-2024-09-02T18_31_36-1-thumbnail2.jpg【以心伝心】
言葉によらず、申し述べたいことを伝え合う。ルーティンが明快だったり、長く深い付き合いを続けるうちに以心伝心となっていく。言語では表し切れない深い事柄や微細な気持ちを、互いが分かり合う関係って、イイなあ。

現代は(ここ10年だが)、【以心電心】の世界となった。電信技術が日進月歩し、ネットで行うコミュニケーションが当たり前となった。もはや心は電気的手段で伝え合う。

目の前の人とコミュニケーションする方法以外だと、電話は旧世代に属する。メール、SNS、ネット発信で事実や気持ちを伝える。ネット環境を使って衆目一致する意見を収斂して流れが出来ていくというのもありだ。かつて新聞などの論壇で威信を持っていた伝え手に力がなくなった。コミュニケーションの新時代、維新が来たと言ってもよい。衆目に組しない異心の主であっても、同好の士で集い合うことも可能だ。

以心電心の世界に飲み込まれないようにしたい。拒否することは不可能。ひとえに適度に使いこなし、時には距離を置くことも忘れずに。

(空には電磁波が無数に飛んでいる、見えないけれど)
便利さのトゲに刺されて四苦八苦 [2024年09月01日(Sun)]

fumihouse-2024-09-01T11_03_12-1-thumbnail2.jpgスマホが壊れた(妻の)。ドコモショップに行って(私が契約者だから)新品を購入した。朝9時から12時半までの長丁場(予想は2時間)。契約内容の変更と繰り返し行う確認サイン、機種選定、サービスの説明と確認、データ移行と確認・・・長かった。

夜に続けて行った設定も長い時間がかかった。スマホのワイファイ設定、ファイルやアプリの整理(妻がやった)。あれこれ細かいチェックや設定は明日やることにして、充電を有効にするためのワイヤレスチャージャー(置くだけで充電とバッグアップができる)の設定をするうちに障害にぶち当たった(私もともに)。アプリがワイファイを認識してくれない。幾度パスワードを入力したことか。ドコモの店員は簡単にできると言っていたが、機械におちょくられている気分。

もう止めて、明日ドコモショップに駆け込もうと私は諦めたが、妻はなんとかしたいと。その意気に刺激されて、私もネット情報も検索しながら挑戦を続けた。何が功を奏したかはわからないが、なんとか初期設定を終え接続することができた。

何事かをやり切ったという充実感はない。しかし、明日に課題を残したまま日を越えることはなく、なんとかできたという安堵感を持って眠りにつくことができた。便利な利器には棘がある。

(石見畳ヶ浦に咲いていたハマゴウは、こんな悩みは持たない)