
ジャニー喜多川の一味(直接の加害者は当のエロじじい1人だが、臭いものに蓋をし続けた罪)とマスコミの多くが加担した若年メンバーへの性加害問題。加害ではなく、犯罪と言うべきであり、被害者が数百人に及ぶとは恐れ入った。男色は衆道(若衆道》として戦国の世にもあったが、不男の天才カリスマプロモーターは、めぼしい美少年たちを食いものにした。生殺与奪を握られた野獣を前に、少年たちが為すすべもなく慰みものになったのは、可哀想なことであった。
しかし、ケタ違いの被害者がいる。この夏7月に、こども家庭庁を中心に府省会議が性犯罪・性暴力対策を強化すべく「こども・若者の性被害防止のための緊急対策パッケージ」を発表したが、あの男が数百人の少年に与えた性犯罪(これでも常軌を逸しているが)に比べてケタ違いの数の幼児や少年たちの被害が今も続いている。
パッケージは冒頭でこう述べる。
≪性犯罪・性暴力は、個人の尊厳を著しく踏みにじる行為である。とりわけ、こどもや若者に対する性犯罪・性暴力は、被害に遭った当事者の心身に長期にわたり有害な影響を及ぼす極めて悪質な行為であって、断じて許すことはできない。≫
そのとおりだ。さらに、≪こども・若者に対する性犯罪・性暴力の根絶を切望する社会全体の声を真摯に受け止め、その実現のため、以下に示す緊急対策を速やかに実施する≫と頼もしい。「加害を防止する強化策」として一番にあげているのは、≪性犯罪・性暴力は一切許容されないとの社会規範を確立するとともに、刑罰法規の適切な運用等により、加害者への厳正な対処を徹底≫。マナーを超越した社会全体の強い認識が必要だ。それを裏打ちするのがルール。すなわち刑罰の運用であり、悪いことをすれば逮捕され社会的にも制裁を受けることを知らしめなければならない。
啓発が必要だ。子どもたち自身が自らと大切な人を守るという意識が絶対に必要だ。≪こどもたちが、性犯罪・性暴力の加害者にも、被害者にも、傍観者にもならないよう、発達段階に応じて、必要な知識を身に付け≫なければ日本の将来は危うい。
性犯罪歴等をおおやけにする仕組み(日本版DBS)の導入も進行中であるし、保育所や学校等における猥褻行為も含む虐待の防止も喫緊の課題である。相談をする態勢、被害を申告をしやすくする環境も大切だ。被害に遭ってしまった青少年をどう支援するかも待ったなしの課題である。
パッケージは最後をこう締める。
≪こども・若者の性被害を防止するための取組は、次世代を担うこどもたちが健やかに成長できる社会を築く上で、その前提となるものである。本パッケージに記載した各施策については、できるものから直ちに実行していくこととし、今後の検討を要するものについては、その具体化を図った上で、年内を目途に策定することとされている「こども大綱」に盛り込めるよう検討する≫
時間は少ない。昼夜を分かたず関係する官僚と心ある政治家たちは、目下大奮闘していることと思う。
(秋桜を穏やかに眺められますように。コスモスは宇宙、地球は宇宙、日本は宇宙。そして地域が縮図)