交通事故が悲惨なのはもちろんですが、飲酒運転で検挙されると職を追われます。酒が入るほどに事故率は高まり、死亡事故の可能性は高まります。心してハンドルを握りたいものです。
酩酊状態だと、飲酒なしに比べて50倍以上の率になり、4割が事故るようです。まっ当たり前ですね。酒に強い!と自信を持つ人よ。飲酒後の反応時間を計ったところ、強い弱いでの違いはなかったようです。狂気の車は凶器となって歩行者を襲います。
以前はアルコール20gを1単位としていましたが、今は10gを「1ドリンク」として換算するようになったそうです。20gでは量が多いので半分にしたそうで、諸外国にもならったようです。
○ビール(アルコール度5%)500mL×5%×0.8(アルコール比重)=20g=2ドリンク
○日本酒(15%)1合(180 mL)×15%×0.8=22g≒2ドリンク
○ウイスキー(40%)ダブル(60 mL)×40%×0.8=19g≒2ドリンク
2ドリンク飲むとアルコールが消えるまで4時間以上(島根県警の推奨は5時間)。体重や肝機能に左右されますが、相当時間がかかります。仲間と気勢を上げると酒が進むものです。家飲みでも長時間チビリチビリやると、あれよという間に多量のアルコールを摂取します。
10ドリンク(100g)飲むと抜けるまでに20時間から25時間。深酒の翌日は丸一日運転を控えましょう。飲酒後に仮眠を取ってもアルコールは抜けません。過信して運転すれば検問に引っかかって御用となり、事故を起こし奈落に落ち、社会的制裁を受けてしまって周囲を不幸にします。
罰則が重過ぎると思っても、人間の命に換えがきかないと考えれば当然です。
○酒酔い運転/5年以下の懲役又は100万円以下の罰金に加え、免許取り消し(3年間)。仕事は免職でしょう。
○酒気帯び運転/3年以下の懲役又は500万円以下の罰金に加え、免許取り消し(呼気中アルコール濃度0.25mg/L以上は2年間、0.15mg/L以上は90日)
仕事が停職で済めば御の字です。
○酒酔い者に車両を貸すと、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
○運転者に酒を飲ませると、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
○酒酔い者の同乗者は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
酒は百薬の長。同時に気違い水です。気をつけましょう。