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重なって和音は音楽決めるもの [2020年02月29日(Sat)]

fumihouse-2020-02-29T23_48_34-1.jpgコードを勉強中である。『完全終止』と呼ばれるのが、ハ長調だと「C→G7→C」で進行して終わるもの。ドリフターズの学校コントで「起立・礼・着席」はこのコードを使っていたように思う。収まりよくきれいに終わった感じがする。

『アーメン終止』というのもある。「C→F→C」と進行する。讃美歌のアーメンの節によく似ている。終わった感は十分あるが、完全終止より柔らかく、次に続く感もあったりする。今まで苦手意識ばかりが先走っていたが、音楽理論というのも、なかなか乙なものだ。

(西洋建築のエンタシスの美も和音と同様、バランスがとれている)
人間に寄生していく新型コロナ [2020年02月28日(Fri)]

fumihouse-2020-02-28T18_26_56-1.jpg人間(じんかん)とは人の住む世界。「人間到る処青山あり」。人はどこで死んだとしても青山(墓のこと)はあり、野垂れ死んで骸が雨風にさらされることなどない。誰かが弔ってくれるから、心配しないで故郷を出て大いに活躍すべしとの気宇壮大な句である。

きのう安倍総理が大規模なイベントの中止または延期にとどまらず、小中高校の臨時休校まで要請した。春休み明けまで休みが続くと喜ぶ生徒は多かろうが、親はたまったものではない。パンデミックか収束かの瀬戸際であることは確かだが、大変なことになったものだ。

イベントや会議をするかどうかの最終判断は主催者に委ねられているとはいえ、政府が要請したことを拒否するほど度胸のある組織は少ない。断固拒否と言ったとたんにSNSで炎上する恐れも考えて、従うものが大勢であろう。

軒並み中止が知らされた。これは氷山の一角。中止が決まった審議会や会議類は枚挙にいとまがない。

しまね縁結びサポート企業向け出会い創出イベント/青少年の家ママパパ講座/古代歴史文化賞決定記念イベント/アイリッシュ・フェスティバル/尾原ダムクレスト点検見学会/県産品展示・商談会/日帰りしまね女子旅バスツアー/防災セミナー/里親制度講演会/子どもの読書ボランティア等研修会/しまね企業ガイダンス・・・・

中止とは銘打っていないが、島根県が精力的に≪日本のはじまり、ここにあり。≫とぶち上げて東京国立博物館で開催していた「出雲と大和」展も早期閉幕に追い込まれた。

人間(じんかん)の到る処に青山が出来ては困るのだが、世間には自粛ムードが漂っている。歓送迎会シーズンで書き入れ時のはずが、飲食店ではキャンセルが相次いでいるという。令和初の大不況が来ないよう願っている。

(人間にとってコビッド19は針のむしろ。サボテンの紋様は針のむしろか、きれいな幾何学模様か)
ガッツリと生きて100年面白し [2020年02月27日(Thu)]

fumihouse-2020-02-27T17_41_57-1.jpg広瀬すずのクールな眼で見つめられて思う(earth music&ecologyのポスター)。

  ガッツリ生きても、
  ほんの100年。

確かにそうだ。どんなにたっぷり長生きしても、地球の雄大、宇宙の悠久に比すれば大したことではない。

【ガッツリ】が気になった。よく聞くようになったのは、ここ十年ほどだろうか。がっつり食べるとか、がっつり働くとかいう具合に使われる。北海道方言から来たとも言われる。

【がっ○り】という言葉は思いの外多いと感づいた。

【がっちり】稼いで【がっぽり】儲ける。さらに投資したら新型コロナで景気減退。商売ネタが売りさばけずに【がっくり】きた。亭主の稼ぎを期待していた家族も【がっかり】している。大相撲でも観戦しよっと。体躯の【がっしり】した横綱が【がっぷり】四つに組んで堂々と寄り切る姿を見たいと思ったが、この情勢では大阪・春場所は無観客としないとも限らない。もちろん近頃の横綱は張り手や引き技のオンパレードで迫力がないけどね。

(椿か山茶花か区別はつかないが、暖かすぎたこの冬にガッカリしているかもね)
整理して言葉は気づき物語る [2020年02月26日(Wed)]

fumihouse-2020-02-26T17_56_50-1.jpgコピーライターの梅田悟司氏が『人気コピーライターに聞く“伝え方の極意” 』(NHK大学生とつくる就活応援ニュースゼミ)で、言葉と気づきについて述べています。

≪小さな気づきが、大きな反響につながります。自分だけが見えている世界、その企業だからこそ見えている世界にこそ、価値があるんです≫

≪いい歌詞っていうのは、まだ概念として生まれていない気持ちみたいなものを、言語化しているんです≫

楽曲の歌詞として言語化されたものだけでなく、他人に何かを伝えたい場合に重要なのは、≪心の機微をきちんと言葉として整理≫することだそうです。そこから様々な気づきが伝搬していきます。伝えられた他人も言葉として受け取ることで、自分の感情を理解できるようになると。詰まるところ、氏はこう述べます。

≪言葉にするって「自分が考えていることを切り取りながら話すこと」なんです。つまり、知らないこと、考えていないことは話せないです≫

なるほどです。切り取るべき「自分が考えていること」があるのか否か、あってもちゃんと言語化できるか否かが問題なのです。

(花としてのパンジーは何を物語るのか、何を語るのか)
尺取りの歩み続けばあれ遠く [2020年02月25日(Tue)]

fumihouse-2020-02-25T18_35_16-1.jpg人間関係は尺取り虫だ。誰か共通の知り合いを介して新しい人とのつながりができる。趣味が同じ同好の士を通じて新しい仲間ができることもある。何事かについて共感し議論することで距離は一気に縮まるが、それまでは大変だ。だから尺取り虫のスピードでしか広がらない。

知り合いがいてくれないと、新しい環境に飛び込んでいけないタイプの場合は特にそう。仲間がいないと未知の集まりに参加できなかったり、参加したとしても知り合い以外の人に声をかけることを躊躇すると輪は広がらない。

幸いにわたしはそうしたことを苦にしないので、新しい環境には比較的早く馴染むことができる。そこは長所だと思っているが、さらに関係を深める段になると様相が違う。どうも深まっていかないんだなあ。長短入り交じって尺取り虫の歩みは続く。続いていけば尺取り虫でも遠いところまで行けるというもんだ。

(人間関係の障害は雪山のように行く手を遮る。写真は島根県立美術館の大屋根下に積もった雪の山。NHK松江放送局の大アンテナが映っている)
型焼いて鯛のお菓子のほくほくよ [2020年02月24日(Mon)]

fumihouse-2020-02-24T16_56_32-1.jpg鯛焼きは、鯛の型に生地を流し込み、小倉餡を乗せた半分と餡を乗せない半分を少し焼いてから合体させて焼き上げる。その作業を見るのが好きだ。はみ出した羽がカリカリしていて好きだ。春だろうが秋だろうが、年中売っているが、寒い戸外で食べる鯛焼きは特に美味しい。

近所にある鯛焼き屋さんには、粒餡のほか、カスタードクリーム、ハム・マヨネーズ、ベーコン・チーズがあり、黒大豆餡、栗餡など季節の餡子もあったりする。どれも好きだが、明治の頃に始まったオリジナルの餡子が一番美味しいような気がする。そこで一句。

  ほくほくと粒餡立ちて鯛焼きや

(クロッカス眺めて餡子落としけり)
異常でも暖冬終わり春が来る [2020年02月23日(Sun)]

fumihouse-2020-02-23T20_58_03-1.jpg冬明け宣言をする。わたしが宣言する。この三連休で冬の終わり。寒波が北からやって来て雪がちらついく日もあるだろうが、春の雪は淡く消えるもの。日の入りが暗かった12月に比べ1時間も遅くなり、夕方に活動的になれる。日の出はぐっと早くなり朝起きやすい。

冬から春は前三後一。行きつ戻りつの繰り返しだが、季節は先取り楽しいぞ。冬用タイヤを交換するのは早いかもしれないが、オオイヌノフグリが紫の花を開かせ、タンポポもまた鮮やかに黄色い。春のきざしはたくさんある。

きょうの太陽は目映く、雲のスリットから抜け出た陽光が気持ちよい。紅梅や白梅が咲いて、椿は大輪の花を咲かしている。水仙は盛りを過ぎただろうか。

黄砂注意報も出ている。中国大陸からコビッド19のウイルスを引き連れて来ることはないので安心してほしい。スギ花粉が多いとのこと。花粉症でなくても花粉の吸いすぎに注意。マスクで防御したいところだ。

海は鈍色から転じて青みが付いている。山も灰色だったのが変わった。木々のつぼみが膨らんでいる。桜も蕾を大きくして開花を待っている。山が笑うと、わたしも笑う春が来たんだよ。

(赤い木瓜の花も春を待ち焦がれているかも)
妄想か現実ばかり辞典かな [2020年02月22日(Sat)]

fumihouse-2020-02-22T21_11_30-1.jpg『妄想国語辞典』(著者はコピーライターの野澤幸司氏)を楽しく読んだ。ニカッとピリッと顔をしかめることもあった。※は私のメモである。

・ウエディングドレスでカレーうどん 【意味】リスクを伴う様。
※豪快にツルツルって食べてくれる花嫁さん、大好きになりそうだ。

・一瞬いい? 【意味】こみ入った相談のこと。
※わたしの近くにもいる。思わず伝染しそうになったが使わずに堪えている。

・映画館での咀嚼音 【意味】許しがたいもの。
※先日「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」を観たとき、豆をボリボリ食った。妻からうるさいと言われた。

・行けたら行きます 【意味】絶対に果たされない約束。
※10人中9人までは来ないだろう。来る者ならば、即行くと約束するはず。

・風邪をおして出社 【意味】ありがた迷惑な様。
※特に今は新型コロナウイルス蔓延中。誰もが疑心暗鬼になっているのでよくよく注意。

・関西人以外の関西弁 【意味】不快でしかない様。
※わたしもそう思う。関西弁のノリは軽快だが、他地方の者が真似するものではない。方言が消えていくなかで、関西弁に加えて沖縄を中心にした島言葉は残ると私は思う。

・漢字Tシャツ着てる外国人 【意味】真実が見えていない様。
※やたら差別的であったり、荒唐無稽、間違った漢字が使ってあってドキッとする。

・記録的な猛暑 【意味】恒例の・いつも通りの。
※記録的に暖かい冬が終わりに近づいている。この夏はどうなる? 春には暑くなるのかな?

・ケーキのフィルムについたクリーム 【意味】手を出さずにはいられないもの。
※舐めないようにはしているが、一人だとついついやってしまうもの。

・新幹線のシート倒し 【意味】気づかれないように実行すること。
※わたしもこっそりやっている。気後れしてしまうものなのだ。

・トビラ開けたら和式トイレ 【意味】げんなりする・期待はずれ
※洋式だけどウォッシュレットでないと残念だ。洋式でも「暖房便座」とテプラが貼ってあるだけだと尚更失望。

・何歳に見えます? 【意味】面倒くさいこと。
※あーホントめんどくさっ。そんなやつよくいるね。

・ハギワラかオギワラか【意味】決して間違えてはいけない選択。
※樋口(トイグチとヒグチ)、福田(フクダとフクタ)、山崎(ヤマサキとヤマザキ)、菅原(スガハラとスガワラ)、間違えそうなものはたくさんある。

・ブログのプロフィール写真  【意味】信用ならない・疑わしい。
※私のフェイスブック写真は1年前のもの。まだ許される。

・優しそうな人だね 【意味】当たり障りのない無難な答え。
※優しそう、いい人と言われたら嘆かわしく思わなくてはいけない。

・ログインIDとパスワード 【意味】必ず忘れ去られてしまうもの。
※使い回しはなりませんと厳命されるが、ホント管理するのは骨が折れる。3月ごとに変えろと指定してくるシステムもあって面倒極まりない。

(2020年東京五輪協賛のジャンボ宝くじも当てにならない代名詞。もちろん買った)
協働は人間の摂理大成功 [2020年02月21日(Fri)]

fumihouse-2020-02-21T21_13_16-1.jpg相模原・津久井やまゆり園で残虐殺人をした犯人の意思は変わらないようです。障碍者を社会から抹殺すべしと強固に考えています。鋭利なようで実は鈍感なあの男ですが、どんな刑罰を受けたとしても心根は変わらないのでしょうか。

以前Yahoo質問箱で、人間界は動物界のように弱肉強食ではなく、優れた遺伝子だけを残す摂理になっていないのはなぜかという質問に対して、こんな意味合いで秀逸な答えが寄せられていました。

・・・自然界は弱肉強食ではあるというのは錯覚だ。虎は兎より圧倒的に強いが、兎は繁栄し、虎は絶滅の危機に瀕する。個体が喰われても、種レベルでは適者生存であり、兎は環境に適応した結果、虎より強い存在だ。適者生存とは、個体がより長く生き残るという意味ではなく、子孫を残し種として繁栄させる生存戦略が成功したかどうかの問題なのだ。

人間は、高度で機能的な社会を作り、互助でもって個体を保護する社会性を生存戦略としてきた。したがって、個別に見れば弱者であっても周りが助けて生き延びさせることで、子孫の繁栄の可能性を最大化してきた。文明が発展した人類は以前より多くの個体を生かすことができるようになった。人間の生存戦略は大成功を収めた。

ある条件下で優れた遺伝的形質があったとしても条件が変われば、生き残れないこともある。だから絶対的に優れた遺伝子など存在しない。

個で見れば人間はすべて弱者である。虎に襲われて逃げおおせる人間はまずおらず、チーターより速く走れる者はいない。人間界とは、弱者たちが集まって、出来るだけ多くの弱者を生かすようにした生存戦略の賜物である。人間は闘争を主とする種ではなく、協働をその本質としており、集団を形成して生き延びてきたのだ・・・という答えです。納得できると思いませんか? 犯人はどう考えるでしょうか。

(一日が終わり太陽が沈む自然の摂理。地球という天体がこの宇宙にうまれた不思議な摂理に感謝しよう)
日は西に暖かき影伸ばしゆく [2020年02月20日(Thu)]

fumihouse-2020-02-20T17_33_32-1.jpg西日と言えば暑いに決まっている。夏の昼下がりに気温はピークを迎え、西に傾いた太陽はギラギラと照りつけて辺り一帯を焼く。コンクリート壁やアスファルトを熱し、夜になっても冷めない灼熱地獄・・・西日にはそんなイメージがある。

ところが今の時季、西日の心地よいことよ。戸外に出て吹く風は冷たくても、西日に当たると体表面の温度は上がり、明るい日差しに心は休まる。残雪がぐんぐん溶けて春の気配が漂う。気持ちはときめいて、春に向けて期待で一杯になる。

また今年も酷熱の夏が来るだろう。西日を恨む気持ちにもなるだろうが、それまでは西日と仲良くすることにしよう。

(寒椿に今夕の西空)
密やかにウイルス進撃戦いだ [2020年02月19日(Wed)]

fumihouse-2020-02-19T18_37_02-1.jpg万年筆のインクが漏れて、指がべっとりブルーブラックに染まった。洗いながら思った。コビッド19もインフルエンザもこんなふうにウイルスが見えたらいいのになと。そうは問屋が卸さない。見えない奴らは密やかに私たちを脅かす。

今の時季は花粉を浴びたくないので、外ではマスクを着けている。新型コロナウイルス防止ができるかどうか、試しに室内でも着け続けてみた。

ゴムで耳が不快になっていく。やがて痛くなっていくだろう。暖房の効いた部屋から外に出ると眼鏡が曇って鬱陶しい。マスクの中央を指で摘まんでずらす。曇りは取れるけれども、飛沫で汚染されているであろう表面からウイルスが指に移る。ズレを直す際に外を摘まめば同じだし、外してポケットに入れたものを再び着用すれば確実にウイルスを取り入れていくだろう。トイレで用を足して手を洗ってもドアノブやあれこれを必ず手にする。そのたびに手は汚染されて元の木阿弥。

日常生活にウイルスは付いて回る。いかんともしようがない。手経由で粘膜や口を通して入ってくるウイルスの量を少なくすることと、入っても撃退できる免疫力を確保するしか手はない。

(ウイルスよ、クロッカスのように姿を見せてくれたまえ)
うたかたに浮かんで消えて泡の列 [2020年02月18日(Tue)]

fumihouse-2020-02-18T18_22_49-1.jpg「うたかたのように消える」という。うたかたって何だ? そうか【泡沫】と書くのだな。水面にできる泡。水泡(みなわ)ともいう。儚くすぐ消えてしまうものの譬えだ。うたかたの恋、うたかたの夢という言葉が浮かんでくる。

漢語では【ほうまつ】と読む。ほとんど話題にならない選挙候補者を泡沫候補という。最初は泡沫であっても、化ける候補者もいることがあって面白い。

≪ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし≫とは、方丈記の冒頭の一節。わたしが脳に収めた記憶も、脳から紡ぎだされた意識や言葉も、うたかたに浮かんでは消えていく。

(今朝は5センチの積雪。水気の多い雪はわたしの足跡を残したものの、うたかたのように消え失せた)
認めてる信じて任せ部下育つ [2020年02月17日(Mon)]

fumihouse-2020-02-17T18_42_04-1.jpg若手職員育て方研修で、日本経営協会の武田産業カウンセラーはおっしゃった。上司が部下に面談する際、6回目から関係性が変わり本音が出てくる、短時間でよいので新部署に配属されたら毎週曜日を決めて部下と面談を始めたらよい、と。

確かに人は誰でも関心を向けられ、安心できる環境にあると羽を広げ自ずと可能性を伸ばしていく。上司も部下の様々良い面を感じとるなかで、自らも自己開示していく。

メンターが承認し誉めるフェーズは3つあるそうだ。

1/持ち物(Have)を誉める(ネクタイ、時計、学歴、資格も)。相手への関心が必要だ、押し付けがましくない程度に。
2/態度や実績(Do)を誉める(ありがとう、助かるよ)。即時誉めないと効果を生まないどころか反発を受ける恐れもあるので注意。
3/存在(Be)を承認する(あなたがいてくれるから元気が出る、楽になる)。特にBeを否定したら人格否定するも同じこと。DoやHaveを指導するのはありだが、Beは何よりも認めることだと。

コーチングというのは難しい。コーチが解を持っているとは限らず、相手に答えを出させてみる。失敗したとしても自分で考えるクセをつけるためには、信じて任せる方向性を崩してはならないと。

コーチングをすると「わかりません」と反応されがちだが諦めず、いい質問を投げかけ続ける。やがて考えが整理され、気づきが生まれる、気持ちが軽くなる。3つのキーワードは【認める/信じる/任せる】。

相手の心に耳を聴けて、相手の心を奮い立たせるには良い質問を繰り返していかなければならない。そのためにはメンター自身が常に成長していなくてはならないのだ。

(様々な蛍光ペンを混ぜ合わせると色づかいの可能性が広がるか)
人生は喜劇なりせば笑ってよし [2020年02月16日(Sun)]

fumihouse-2020-02-16T19_36_41-1.jpg大泉洋と小池栄子主演の『グッドバイ/嘘からはじまる人生喜劇』を見ました。菊池寛の未完小説を脚本化したものだそうです。

楽しく笑えるドタバタコメディです。衣子(小池栄子)は戦後の闇市でパワフルで品のない担ぎ屋ですが、化粧をほどこし上質な衣服に身を包めばあれよと言う間に貴婦人となるのです。しゃべるとダミ声と無教養さが露見するので言葉は少なめに。

女に目がなくて多くの愛人を抱えている編集長・田島を大泉洋が演じました。淫乱でケチですが、弱さもかいま見せて母性本能をくすぐる男として最適かもしれません。

衣子は田島に頼まれて、もちろん高い報酬付きで偽夫婦を演じ、女たちのもとを訪れて愛人と手を切ろうとする田島を助けます。田島は優柔不断で煮え切らない・・・ドタバタを楽しめます。どんでん返しもあります。紆余曲折の末、収まるところに収まって安堵してエンドロールを見終わりました。喜劇もいいもんですね。
太陽のコロナのように突起あり [2020年02月15日(Sat)]

fumihouse-2020-02-15T17_14_13-1.jpgわしはコロナ。子どもがお日さまを描くと黄の丸の周りに王冠のような炎を描くじゃろ? あれだよ。皆既日食でないと見えんが、太陽から広がった電子の散乱光のことじゃ。いわば太陽の冠みたいなもんだな。英語のクラウンはコロナから出ておる。太陽の表面温度は6000度って習ったと思う。じゃがの、わしは100万度もある。すごいと思わんか? 理由は知らぬ・・・。

ところが近頃、コロナの名がコロナウイルスにとって代わられた。球形のベースに突起をつけた奴らはコロナのように見えるというんでコロナウイルス。本家はこっちじゃが、今はあっちが有名になってしまったわ。

飛沫感染に注意じゃ。咳やくしゃみの飛沫を浴びてはいかんぞ。接触感染もある。ドアや蛇口を通して手に付いたウイルスが体に入り込む。なんと言っても人間にとっての抗ウイルス薬やワクチンはまだないからの。

奴らも新参ものとして地球上に確固とした地位を築きたいと思って奮闘しているんじゃと思う。奴らはパラサイト。寄生する主の人間がバタバタ倒れるようなことがあれば、奴らも一緒に滅びる。奮闘が過ぎてはいかんのじゃ。共存共栄できるよう、1億5千万キロの向こうから祈っておるよ。

(きょうは良い天気じゃった。太陽にコロナは見えたかの? 見えはせんが直接見ようとしてはいかんぞ。目を痛める)
演奏に力入って疲れたよ [2020年02月14日(Fri)]

fumihouse-2020-02-14T19_14_56-1.jpg名手がギターを演奏する。バッハやヴァイスといったバロック曲、ソルやジュリアーニなどの古典、タレガやバリオス、ブローヴェルといった近現代の曲。好き嫌いはあってもどの演奏も素晴らしい。何よりもすごいのは指に余分な力が入っていないような演奏姿勢である。指は軽々と動いて簡単そうに弾いている(実は難曲)。

それにひきかえ、わたしの演奏はどうだ。左手の指板を見ようとして背が曲がり首を突きだす。そのせいで体の軸は左に傾いている。右手のタッチに間違いがあってはいけないと指に力がこもり、肩が上がっていかにも硬いフォームとなる。左手にも力が入ってガチガチだ。歯も食いしばっているようで、練習のあとは顎が強ばるし肩も凝りやすい。

名手の演奏にはほど遠いにしても、せめて聞く人に緊張感を与えるのではなく、リラックスして和んでもらうことを当面の目標としている。

(我が家の春の光彩。春の光を放つ明るいクロッカスのような音を出したい)
コビッドに翻弄されて人間界 [2020年02月13日(Thu)]

fumihouse-2020-02-13T12_21_18-1.jpg世界に広がる新型コロナウイルスによる肺炎。WHOはこれをCOVID-19と名付けた。「コビッド・ナインティーン」と読む。CO/コロナ(COrona)VI/ウイルス(VIrus)、D/疾患(Disease)、19/感染始まりが2019年から命名されたそうだ。WHOはワクチンを18カ月以内に準備できると述べているが、この春には下火になってくれないと東京五輪が危ない。

憶えるにあたって連想したのが「ホビット」。トールキンの指輪物語や冒険譚で登場する、料理がうまくて一日5回食事をし愉快に歌い踊り楽しむ小さい人々だ。

さらに「こびと(小人)」。放送自粛用語だそうで、近頃パソコンでは変換しないが、成長ホルモンの分泌が不十分で低身長となる下垂体性小人症は現にあるわけで、その方々を差別してきた歴史とは無関係なことだと思う。童話に出てくる小人を今はどう表現しているのやら?

連想は続く。「GODIVA(ゴディバ)」。マークに記された馬にまたがる裸婦は英国の誇り高き伯爵夫人ゴディバ。ベルギーの創業者が敬意を表して商標として使ったという。明日はバレンタインデー。毎日欠かさずチョコは食べているので、別に期待はしてないと言っておく。

(コビッド19の奴らも新参ものとして、この世界で根を張り枝を伸ばして生き延びようと必死になっている、たぶん)
憂鬱は字画も思いも複雑で [2020年02月12日(Wed)]

fumihouse-2020-02-12T18_30_14-1.jpg【憂鬱】になると、考えがまとまらず不安で胸が締め付けられて、八方ふさがりになる。晴れ晴れとしない日が2週間以上続いて抑鬱状態になると鬱病を心配しなければならない。鬱という字はこの心理を表現するにふさわしい難解な字画である。

鬱には、激しく怒るとか、ひどい扱いをした相手を激しく憎み続ける意味もある。なぜ私がこんなに苦しめられなくてはならないのだ、くそッたれ!という恨み呪う地獄の責め苦である。

「木」と木の間に「缶」(酒を入れる蓋つき土器)があり、「※と器」(穀物を入れた容器)から「ヒ」(さじ)ですくって食べる「つややかな髪」は立ち込めるよい香りを意味する象形なのだそうだ。要は酒と美味しい料理の匂いが漂っている、好ましくてワクワクする元々の意味が、なぜか転じてしまった。

辛いことがあっても落胆してため息をつかずに、何か嬉しいこと、楽しいことを思い浮かべて、バラエティ番組でバカ笑いして、さっさと眠りましょうぞ。幸いにわたしは、そんな状況にはないので、今夜も夜更かしするかもしれない。

(憂鬱になったら口角を上げて、上を向いて空でも眺めるのがよろしかろう)
往ぬる月逃げないで月去るのかよ [2020年02月11日(Tue)]

fumihouse-2020-02-11T09_29_02-1.jpg正月休みはもう大昔。高速だったこの1か月半。「往ぬ」間に過ぎた1月。寒波の来ない観測史上最高気温の一月を過ごすうちに往ぬ。

「逃げる」ように過ぎる2月。立春過ぎて初めて寒波がやって来て、ほんの10センチの積雪。この冬これでお仕舞いらしい。冬を経ぬ間に春の気配。バレンタインデーはともかく、チョコと炒り豆を頬ばるうちに逃げる。

やがてあれよと言う間に「去る」3月。春一番が吹くのかどうかは知らぬ。すでに梅は咲いて、桜のつぼみも大きくなっている。令和元年度末の慌ただしさとともに高速で去る。

(暖冬でも鍋料理が美味しい季節。しまね・花の郷て菜の花を見せる菜っ葉系のやつ)
頑張ると顎がこわばり辛かろう [2020年02月10日(Mon)]

fumihouse-2020-02-10T08_11_22-1.jpg【頑張る】
鬱状態になっている人にとって、「頑張れっ」「頑張ってください」と言われるのはツラい。自分はすでに頑張っている、これ以上どう頑張れって言うのか、もう余力はないのを分かってほしいと感じるのだそうだ。

頑張るは、頑な(かたくな)に、頬を張り歯を食いしばって前を向こうと奮闘している状態だ。励ましや応援の言葉が「頑張れ」なのだが、両者の思いは一致しない。激励したつもりが、相手を追い詰めてしまっては元も子もない。要は頑張っている人、なかでも頑張り過ぎている人は心身ともに疲れている。余裕はないのだ。

代わりに使える言葉はないのだろうか。どんな言葉で励ましたらいいのだろうか。その点日本語は語彙が貧しい。

乗越えよ・乗り切れ・耐え忍べ・持ちこたえよ・踏ん張れ・闘え・こらえよ・くじけるな・屈するな・負けるな・あきらめるな・ネバーギブアップ・不退転でいけ・・・「励め」とか「勤しめ」と言ったら時代劇だ。

精を出せ・奮闘せよ・ガンガンいけ・必死にやれ・努力せよ・努力を惜しむな・努力せよ・力を尽くせ・力を振り絞れ・「けっぱれ」は東北弁だし「おきばりやす」は京都弁。使い慣れないと滑稽だ。「ファイト」も使うが疲れた人に喧嘩腰でやれとけしかけそうで問題だ。しかも命令形になるものだから、ますます難しい。

【顔晴れ】とあて字することもある。東日本大震災の時に使われた。わたしもよく使った。歯を食いしばると顎が疲れ筋肉が強ばる。意識して、ニッーと口角を上げてみよう。違う角度から、また頑張ろうと思えるさ。

(頑張り過ぎると力のポイントが外れる。梅のようにピントが合わない)
パラサイトドキドキワクワクビッグバン [2020年02月09日(Sun)]

fumihouse-2020-02-09T08_50_31-1.jpg韓国で昨年メガヒットした映画『パラサイト 半地下の家族』に圧倒された。失業中の一家が高台の金持ちに次々寄生していく展開にドキドキする。危うく露見しそうになるが、逃げおおせるのは人のいい金持ちの油断があったから。計画的で演技力たっぷりの失業一家であったが、彼らも油断した。

大脱出劇の結果、高台の豪邸からほうほうのていで逃げて半地下の家に向かって急ぐ家族。しかも雨。その惨めさが階層社会を象徴して深い感銘を残す映像であった。

高台からひたすら下っていくのである。坂道を下り、階段を下りる。シーンは全て下り。豪雨が降っている。その詫びしさにいたたまれない。しかも半地下の家は水害で水没したのである。一家は体育館の避難所に逃げた。

脱出の時から、軽快なBGMの底には低い不協和音が流れて一家の惨状を裏打ちする。なかでも父の苛立ち、怒りが徐々に凝縮されていく。大水害ののち、低層に住む低所得層の嘆きをよそに、金持ちは我関せずであった。その無頓着さ、そして金持ちが持つ傲慢さに父の怒りはビッグバンを起こした。

映画はいろんなどんでん返しでもって観客を飽きさせない。ため息をつきながらも、楽しくバクバクしながら観た2時間あまりだった。

(半地下の窓からも傘をかぶった朧月にかかる飛行機雲が見えることだろう)
魅力的色気でなくて立ち姿 [2020年02月08日(Sat)]

fumihouse-2020-02-08T09_37_45-1.jpg女であれ、男であれ、色気を感じるひとがいる。フェロモンたっぷりで濡れた眼で周囲を眺め回すというのではない。しゃんとして凛々しく、柔らかい眼差しで周りを和ます色気である。素敵ないい人のオーラと言ってもいいかもしれない。神埼恵氏がこう述べる。 (ESSE 2020年3月号,「今月のHow to be キレイ母」)

≪色気には、2種類あると思うんです。異性に対してと、自分に対してと。異性から女らしく見られたいという思いから生まれる色気は、少々ねっとりとしていて、媚びと捉えられてしまいがち。対極にあるのが、自分が女であることを自覚し、楽しむことで生まれる色気です。それは凛としてすがすがしく(中略)私が好きなのは断然、後者です。(中略)とにかく、これだけは人に負けないと思えるなにかを見つけ、育てること。そこから芽生えた自信が、行動や表情から色気となって立ちのぼると、私は信じています≫

なるほど、わたしが感じている色っぽさというものを上手く表現してくれている。「女であることを自覚し、楽しむ」、そして「凛としてすがすがし」いことなのだな。そんなひとは歩く姿も立ち姿もさまになっているが、女性に限らないと思う。自信を育てると「色気となって立ちのぼる」。自分で実行するのは難しいが、大いに参考になる。

(周りを和ます色香のひとは、どんなふうにバレンタインのチョコを渡すものやら、それとも渡さないものか)
びらびらとクリアホルダー下げてます [2020年02月07日(Fri)]

fumihouse-2020-02-07T06_47_42-1.jpg県警の警察官たちが松江駅で賑々しくビラを何日か前に配っていた。島根キャラ・しまねっこと一緒に改札から出たばかりの乗客に、手提げ封筒型クリアケースに入れたビラを渡していた。ネット犯罪防止、サイバーセキュリティをアピールするものである。

ふと思った。【ビラ】とは何だろう。びらびらしているからビラか? ネットで調べると「ひら(片・枚)」が転じたものとも、擬音語の「びらびら」からの説もある。英語「bill」 の影響もあるとか。請求書の他に、はり札や広告などの意味がある。

左翼が盛んだったベルリンの壁崩壊以前は、ビラというと難しい漢語とカタカナ語がみっちりと記されたアジテーションのためのミニ論説という趣があったものだ。今はどちらかというと【ちらし】と言うことが多いのかもしれない。

わたしの印象としては、ビラはぺらぺらの紙一枚という感じ。チラシはぺらぺらも含めて折ったリーフレットやホッチキスで綴じた数枚も含まれるような印象があるがどうだろう。

(ビラビラの花弁、ピンクのシクラメン。チラシとは関係ない)
この冬初めて積雪でああ無常 [2020年02月06日(Thu)]

fumihouse-2020-02-06T07_48_17-1.jpgこの冬初めて サクサク歩く
新雪踏みしめ サクサクサク
湿った雪だ ジクジクゆるむ
つるっと滑り ジクジクジク
クルマのわだち ザクザク踏んだ
無礼な運転 ジャアジャア跳ね上げ
雪どけ速く ザクザクザク
線路は倒竹 バサバサ邪魔だ
そのせい列車遅れて バタバタ遅刻
狭い待合い 濃厚接触 危なっかしい
この冬初めて積雪で たかが5センチ ああ無常
顔に触れウイルス入るこのご時世 [2020年02月05日(Wed)]

fumihouse-2020-02-05T17_45_58-1.jpg3時間に6回という結果になった。平均すれば30分に1回。何かというと、わたしが顎から上に触れた回数である。日曜日の青少年育成県民会議推進フォーラムで試しに数えてみたのだ。

意識して数えたということは、痒くても我慢するシーンがあったし、無意識に触っていたこともあるだろう。指や口周りをなめるとか、鼻をほじる、目をこするといったやり方で、ウイルスが粘膜を通じて体内に入っていき、免疫力が弱くなっていれば感染、発症のおそれは高まる。

手洗いは万能ではないが、付着したウイルスの絶対量を減らすことならできる。ヒト経由でウイルスが付いているところは多い。ドアノブ、水道蛇口、服、鞄、スマホ、どこにでもウイルスは間違いなく存在する。

新型コロナウイルスによる大騒動は日に日に高まる。騒ぎが早く収束し、わたしの周囲に迫らないことを祈る。

(結んだマフラーにもウイルスや菌がたくさん付いている。発症するかどうかは、各々が持つ免疫の頑張り次第)
虚々実々赤い巨星が暗くなる [2020年02月04日(Tue)]

fumihouse-2020-02-04T19_02_27-1.jpg夜中にくっきりと星空。半月があって暗い星は見えなかったが、オリオン座が西へ傾いている。オリオン全体に違和感があった。

棍棒を持った勇者オリオンの右肩にある1等星・赤のベテルギウスが暗い。四角形の対角にある1等星・黄のリゲルと比べると暗くなっている。もう一方の対角にある2等星並みだ。光度を落としたと聞いてはいたが、ここまで暗いとは思わなかった。

ベテルギウスは銀河系内、600光年のかなたにある。太陽の何百倍という巨星である。赤色巨星は超新星爆発を起こす。ベテルギウスも例外なくいずれは超新星となり宇宙の藻屑となる。今回の減光はその前触れというのだが、人間界と違って末永い星の世界だ。私たちが生きている間にその異変が起こるとは、まず考えにくいがどうだろう。

(玄武岩で出来た庭石。これもまた超新星爆発で宇宙に散った元素によって出来ている。むろん私たちの体も同じこと)
わかものに背中を見せよ大人たち [2020年02月03日(Mon)]

fumihouse-2020-02-03T18_34_40-1.jpg諸外国と比べて日本の若者は自己肯定感が低い上に不幸せ感も強いという。そんな周囲の友に何と言ってあげたいか? とわたしは質問した。オフィシャルな場に出演する高校・大学の6人であったから、自己肯定感は当然強いという前提での問いであった。

ところが返ってきた答は、自分自身も低いと。他のみんなも異論がなさそうだった。きのう行われた青少年育成県民会議推進フォーラムで行われた「わかもの会議」(いわゆるパネルディスカッション)でのひとこまである。

彼女はこう答えた。大人にはなりたくない、なぜなら周りにはステキな大人がたくさんいて自分もそうなりたいと、背中を追いかけていきたい、だのに力のない自分がその大人になるなんて全く自信がない・・・そんなふうに謙虚に語ってくれたのである。今の自分ではいけない、もっと世の役にたちたいという低姿勢に会場の大人たちは虚を突かれて沈黙した。そして感嘆の声が漏れた。

自己肯定感のやたらと高いことが良いわけではなさそうだ、と感じた日曜の午後であった。島根の高校生と大学生。やるじゃんか! 我々もいい背中を見せていくからね。
愛着し離れがたきに憧れて [2020年02月02日(Sun)]

fumihouse-2020-02-02T17_09_16-1.jpgひとは愛着する。慣れ親しんだ物や事に心引かれ、離れがたいと未練を感じる。特に幼児期までの母子関係を中心とした情緒的な結びつき、なかでも子どもから親への愛憎や絆感という感じでよく使われる。

不安になっても親に甘えることで安心感を得る。安全を確認できた子どもは安心して外の世界へ出ていける。そうした愛着(アタッチメント)が形成されないと愛着障害となる。

≪児童思春期のメンタルな問題は、不登校だろうが、摂食障害だろうが、リストカットだろうが、いじめだろうが、非行であろうが、(中略)愛着の問題を改善しないと、病気は改善しない≫

と、川崎医科大学の村上伸治氏は述べる。(『虐待などない普通のそだちにおける愛着の問題』そだちの科学,2019年10月号)

≪今の日本では、「命あること」は当たり前になってしまった。親は子どもが「死なない」だけでは満足せず、プラスαを求め、プラスαの部分を褒める。すると子どもとしては、「自分自身は愛されていないのでは?」と誤解しかねない。進歩した平和な社会と、自己肯定感は両立できるのか? 愛着の問題は、われわれ自身の生きる姿勢や、今の日本の社会に問題を突き付けている≫

元気であることでは飽き足らず、他人に誇り得る優秀なところだけを我が子に求める。子どもの愛着は遠退いていく。自ずと、自己肯定感がなく、自分は幸福ではないと思いこんでしまう人が増える構造となる。各国調査でも日本の青少年のそれらが低いことが目立つというが、「われわれ自身の生きる姿勢」が問われているようだ。
猫の街灯り煌々踊る夜 [2020年02月01日(Sat)]

fumihouse-2020-02-01T21_41_10-1.jpg映画『キャッツ』で、貧しくて弱った女猫グリザベラが名曲『メモリー』を歌う。切なく哀愁を醸し出すが、輝やいていたいという気持ちを諦めてはいない。

人生には影があり光がある。猫の一生も同じ。陰鬱があり明朗がある。沈殿があり沸騰がある。燦々たる太陽の輝きと鎮静なる青い月明かり。感情は頼りなく揺れ動く。縁に触れてあるときは悲しみ、あるときは幸せの絶頂にいる。

不幸のただ中は不幸せ一色に塗り込められる。幸せなときは、当たり前に思うけれど、その意味が分かるのは幸せが遠退いていくときだ。

明日が始まる。私はを一人きりで思い浮かべ、ムーンライトとせせらぎに悲しみを癒す。若かりしころは光彩、いま思えば我ながら眩しい。

忘れまい、今もこの心が光を求めるならば、どこの遠くに行ったとしても、今日のこの日を燃焼させよう。凍える裏通りにあって街の明かりが消えて、空にはかすかにしか日が差さなくても、私は希望を捨てない。目映い陽光を待ちわびて、新たな日々を過ごす。そっと咲く花を見つめて、思い出よ空から下りてこい・・・。

そんなふうにグリザベラは歌い、猫たちを静かに感動の渦に引き込む。

誰も置き去りにしないことを理念とするSDGs(エスディージーズ)を思い、一番苦労した人が一番幸せにならなければならないと感じた。天上へ昇り、新たな生命を授かる一人はグリザベラ。ハッピーエンド・・・。

人間が置き棄てた廃墟、人通りの絶えた深夜の街路、人の宅留守でもってひっそりと猫の舞踏会が進む。まるで「くるみ割り人形」がクララにだけ夢の世界を見せたように、「トイ・ストーリー」のウッディが人に察せられないで密かに動くように、猫たちは彼らの世界を生きる。

人間も同じ。個性があり、住む世界が違うけれども、誰もが変わらぬ温もりを求める。キャッツを観て、幸せのときを想い、あしたを観じよう。