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早3月十二の月が順々に [2017年02月28日(Tue)]

fumihouse-2017-02-28T20_28_28-1-thumbnail2.jpg明日から早くも3月。高速に過ぎるこの三か月。そして一年もあっという間。夢に過ぎ去る。

1月は「往ぬ」または「行く」。にぎやかな正月を過ごして日は進み、月末にはこの冬初めての強烈寒波に洗礼されて往ぬ。

2月は「逃げる」。バレンタインデー前に再び大雪。チョコを楽しむ間もなく、次の一週間は春の嵐に吹かれて逃げる。

3月は「去る」。梅は十分咲いてきた。サンシュユが黄色いつぶつぶの花を咲かせるのを楽しみ、南から届く桜の便りを聞くうちに去る。

4月は「静か」。桜咲いて賑やか、百花咲いて艶やか、花粉症でくしゃみ治まらず。世間は騒がしい。少しは静かにしてよ。

5月は「ゴー」。チューリップが咲いてゴー。雪柳でゴー。薔薇でゴー。ついでに皐月賞でゴーゴーゴー。春で気分で絶好調。

6月は「ろくでもないほど」早い。日が長い。いつまでたっても夜来ない。雨も多少は降るけれど夏前の浮かれた気分はろくでもないの?

7月は「七転び八起き」。早く来た暑さに負けて体が疲れてダウンかな。医者に行こうよ、布団に入ろうよ。明日また起きればいいんだよ。

8月は「ハイハイ」。返事は1回!ではなくて、赤ちゃんが楽しげにハイハイ動く。1月に生まれた赤ちゃんがこの頃ハイハイ?

9月は「狂う」。酷暑に狂い、一年が四分の三過ぎたことに驚いて狂う。狂っても仕方がないから諦めて、ヤッパリ狂うのだ。

10月はオクトーバーで「送る」。時を送る、秋を送る、サヨナラで送る。錦繍の山川に感激して、神代もきかず竜田川とのたまって送る。

11月はノベンバーで「伸ぶ」。日影が伸びる、夜が伸びる、風が伸びて寒くなる。風邪をひいたら治りまで延びる。

12月はデセンバーで「出る」。出る出る、何が出る? 出費がかさんで金が出る。忙し過ぎてダブルブッキング、ため息が出る。ストレスで食べ過ぎ、腹が出る。

(明日出雲工業高校の卒業式に使う花のアレンジメント。金星と細い月がコラボした今夕のように、明日もいい天気になりますように)
東風が吹き空にお日さまウキウキと [2017年02月27日(Mon)]

fumihouse-2017-02-27T18_09_06-1-thumbnail2.jpg寒い朝でした。けれども寒さの角が取れてきています。冷気の鋭さが緩くなってきたように感じませんか? 風の吹くのは東から。東風(こち)です。少し冷たくても東風は春を呼ぶ風、季節の変わり目です。

今朝のお日さまは、とても綺麗でした。昼間もまた柔らかい日ざしを運んでくれました。今も6時だというのに、まだ沈んではいません。日が長くなったものですね。春、やって来ました。嬉しくなります。

夜になれば星がまたたくでしょう。オリオン座は早くに西へ傾いていきます。東には獅子座や北斗七星が目立っています。明るい木星も乙女座スピカと並んでいます。楽しい夜になるでしょう。

新しい週が動き出し、2月も明日まで。早いもんです、逃げる2月が終わるのは。3月だって去るんです。あっという間に新年度がやってきます。その前に芽吹きがあり、花が咲きだします。ウキウキしますね。

(ブロッコリーもウキウキしているだろうか)
あいうえお文字は匂えどかきくけこ [2017年02月26日(Sun)]

fumihouse-2017-02-26T20_10_40-1-thumbnail2.jpgあっそっ
いいね!
うーん
えぇと
おやっ
かちん
きくぅっ
けー(出雲弁で、くそっ)
このーぉ
さあさあ
しっー
すっきり
せーのぉ
そぉそぉ
たらたら
ちらちら
つるん
てんてれ
とんとん
なにっ!
ぬっ
ねぇねぇ
のんのん
はらはら
ひりひり
ふむふむ
へへっ
ほんわか
まぁぁ
みーんみん
むらむら
めぁめぁ
もやもや
ゆるーり
よよっ
らんらん
りーん
るんるん
れんれん
ろんろん
行き先に正解はない道すすむ [2017年02月25日(Sat)]

fumihouse-2017-02-25T18_17_53-1-thumbnail2.jpgナビを起動した。行き先は出雲国際交流会館。会合は「地域づくりオールスター祭」。地域愛を満載した方々が集まる場。田舎をいかにせむ、社会にいかに貢献せむ、を日夜考える人々の集まりだ。主催はふるさと島根定住財団。

「700m先を右です」
「300m先を右です」
「まもなく右方向です」
「右方向です」
ナビは丁寧にやさしく、山陰自動車道への道筋を教えてくれる。その道は通らない。だいたい私は最後の数キロが不案内だから起動したのだ。無視無視。

やがてナビは、ふてくされるようにして黙り込んでしまったが、今度は国道9号線への道を示す。それも無視。遠回りだ。結局1キロ手前に来てまでもナビは右へ右へと案内を続け、5キロくらいは大回りの長い道を案内した。最後の300mでやっと彼女は正当になった。ナビに惑わされるなかれ。

地域づくりオールスター祭はすばらしい内容だった。多くの方々の取り組みと言葉に私も大きく心を動かされた。正解はない。ナビと一緒で、誰かが正解を案内してくれるものではないことを学んだ。

(わが家の春のたより、クロッカスが咲いた。行動せよ、春は必ず来るとのメッセージ)
探しては選んで決めて生きる日々 [2017年02月24日(Fri)]

fumihouse-2017-02-24T23_02_18-1-thumbnail2.jpg私たちは検索して生きている。ネットでググるばかりが検索ではない。辞書を引く、電話帳を調べる、郵便番号簿を調べる、住宅地図で家を探す、情報誌で美味しい店を見つける、法令集から根拠規定を引用する。これら全てが今やネット上でできるにしても、情報検索する機会は多い。

検索すなわち探すこと。英語のsearchには情報検索以上の語義がある。捜しまわる、物色する、くまなく調べる、人心を探る、記憶をたどるなど幅広い。私たちは探すことの次に、選んで、決めるという手順を踏む。それで毎日が成り立っていると言えるだろう。

未経験の事柄を手探りで進めていくことは貴重な体験。
行方不明になった認知症のお年寄りを捜索することは警察にとって日常茶飯事。
能率のよいやり方を模索して時間短縮をはかるのはビジネスパーソンにとって不可欠。
他人のことを詮索して噂話のタネに。私は好きではないですな。

春うららの街中を探訪するのは面白い。もちろんストーカーと間違われかねない行為はご法度だが、名探偵コナンがそろそろ大団円を迎えてほしいと願うのは私ばかりではありますまい。偵察するのは戦場だけと思うなかれ。某国スパイはどこにでも潜んでいるものですぞ。

受験を終えて次は新生活。住みやすくて手頃なアパートを物色するのは受験生とその親だ。山積みになったバーゲン品を漁(あさ)るのは誰だろう。人のあらを穿(ほじく)るようにあらを探すのは嫌みったらしいがよくあることだ。

探すことは研究し、探求し、知る人を求めて尋ねて回ること。見極めて解き明かすこと。すなわちそれは学ぶこと。

探しものは何ですか? 見つかりましたか? 探しまわったあとには何とする? 選択して決めること。そして実行あるのみ。
傘揺れて行きつ戻りつ忘れ物 [2017年02月23日(Thu)]

fumihouse-2017-02-23T18_28_35-1-thumbnail2.jpg傘がボックス席の通路側にかかっている
出雲市に着いたばかりの下り列車
10分後には折り返し米子に向かっていく列車
出雲市かその前に降りた人の忘れ物
ビニールのジャンプ傘で柄はピンク色
持ち主は女子学生か勤め人か
雨足は弱まって外は明るかった
たぶん油断したんだろうな
可愛らしいピンクの傘
今は上りとなったこの列車に揺られて米子へ行く
折り返し出雲に向かって最後は米子の車庫へ
忘れ物として処理されてもう持ち主の手に戻ることはなかろう
可哀想なピンクの傘
次は忘れない人の手のもとにいくといいね

(これは傘の柄ではない。松葉の真ん中から伸びた花)
尽くせないコミュニケートは言葉にて [2017年02月22日(Wed)]

fumihouse-2017-02-22T22_40_49-1-thumbnail2.jpg辞書の序文というものを初めて読みました。新解さんこと新明解国語辞典の「辞書に求められるもの(第四版 序)」です。

≪本を読む、手紙を書く。事務を執る、連絡を受ける、命令を伝える。旧友と久し振りに会う、会話を楽しむ。テレビを見る。社会生活において欠くべからざるものは言葉である≫

人間同士がコミュニケーションする媒体が言葉。表情や態度も重要な要素であることは間違いないけれど、言葉なくして生活を営めないのです。

自分の感覚や感慨を表現する手段が言葉。あまりに広大すぎて言葉に尽くせないもの、微細で見えがたいもの。言葉に表せないものは多いけれども、あえて言葉に残すことによって内省が深まります。

言葉は深い。果てしない。その言葉の海を今日も泳いでいきますかね、辞書を片手に。もっぱらスマホ辞書ですが、時々新解さんを開きます。
悪徳と善の心は同居して [2017年02月21日(Tue)]

fumihouse-2017-02-21T18_24_10-1-thumbnail2.jpg兵庫県のある中学校教頭が懲戒免職とされた。コンビニに忘れてあった財布から1万円を抜き取った罪による。50歳のこの教師は慚愧の念に身を焦がしていることだろう。拾った財布を見たら一万円札がいっぱいあった、一枚くらい抜いてもわかりはしない、大丈夫だ、よもや財布の主は枚数を把握していないだろう……。

おそらく真面目な教師だと思う。責任感も強かったことであろう。道徳的にも模範だったかもしれない。教頭に登用されていたのだから。しかし、道を踏み外した。微細な隠れた悪徳によって彼は足をすくわれた。

≪九十九パーセント道徳的、一パーセント不道徳的、これがもっとも危険な爆発的状態なのであります。七十パーセント道徳的、三十パーセント不道徳的、ここらが最も無難な社会人の基準でありましょう。このパーセンテージは、なかなか数学的に行かないのであって、一パーセント不道徳氏のほうが、三十パーセント不道徳氏よりも、ずっと犯罪の近くにいることが多い≫ (『沢山の悪徳を持て』不道徳教育講座,三島由紀夫著)

彼は規範的であろうとし過ぎたのかもしれない。1パーセントの悪徳が暴発したのだ。1パーセントの不道徳が勤勉に打ち勝ったのだ。出来心に負けてしまっては悔やんでも悔やみきれない。さて、わたしの不道徳はいったいどのくらいだろう。

(元教頭の頭の中にはイガイガのいっぱいある後悔が渦巻いていることだろう)
新しい朝が来たきた朝が来た [2017年02月20日(Mon)]

fumihouse-2017-02-20T19_20_30-1-thumbnail2.jpg 新しい朝がきた 希望の朝だ
 喜びに胸をひらけ 大空仰げ

というふうに毎朝のラジオ体操は歌う。なかなかそんな具合に超ポジティブにはいかないものだが、個人心理学を創始したアルフレッド・アドラーは言う。

 過去を後悔しなくていい
 未来に怯えなくていい
 そんなところを見るのではなく
 いまこの時に集中しなさい

そうそう。自分にできることは限られている。大したことはしてきてないし、これからもそうだが、一歩一歩を積み上げよう。そう思わせてくれるアドラーの言葉。
違うもの働き方と感性は [2017年02月19日(Sun)]

fumihouse-2017-02-19T12_53_30-1-thumbnail2.jpg第一生命のサラリーマン川柳。今年も優秀句100句への人気投票が始まった。わたしが気に入ったのは次のぶん。

○効率化 提案するため 日々残業(ビジネスマンみっちゃん)
○残業は するなこれだけ やっておけ(残業スパイ)

効率化してムダを捨てたり手早く終わらせる。コストパフォーマンスを高めて利益を上げる。そのためには良いアイデアを出し、十分な準備が必要だ。当然残業にもなるし、家で頭をひねる場合もあろう。それを時代錯誤だといって拒否する態度ではない。むしろ仕事上の苦労を楽しみ、愛社精神の発露にも思える。しかし上司の無理解か、相互の理解不十分かは知らないが、齟齬があることの悲しみ。そこまで働いてどうする?と開き直るふうでもないが、心身を損じてしまえば元も子もないと考えるドライさも持ち合わすように思う。サラリーマンは複雑なのだ。

働き方改革の検討が進む。働き方改革実現会議では、残業上限案を「1カ月100時間超または2〜6カ月の月平均80時間超」としているが、連合は過労死ラインまでギリギリ働かせられるとして反対している。

労使という大きなくくりで原則を出すことは大事だが、それ以上に事務所の中で上司、部下、同僚で仕事に対する考え方をそろえる必要がある。例えばAが資料出来映えが80%でよいと判断しても、Bが不満を抱き100%に近づけるべしと圧力をかけるならば、そこに軋轢が生まれ、残業や心疾患の元となるかもしれない。

残業を少なめよ! ただしコンプライアンス問題はないがしろにするな!
効率的に仕事を進めよ! ただし売上高や顧客満足度は落とすな!

折り合いをつけるのはとても難しい。こんなサラリーマン川柳がゆるりとした癒やしになってくれるだろう(当人は深刻かもしれないが)。
○久しぶり! 聞くに聞けない 君の名は(健忘賞)

(先用後利の富山の薬売りにも言葉に尽くせぬ苦労があったこととだろう。写真は富山市の路面電車で見た看板)
結晶が口に広がる甘みかな [2017年02月18日(Sat)]

fumihouse-2017-02-18T15_40_19-1-thumbnail2.jpgチョコ、大好きです。特に板チョコの銀紙をぺろりと破り、がぶっと一噛みした瞬間に口に広がる香り、甘さ。舌の上や歯茎の横でトロンと溶けていく感じ。たまらなく好きです。

バレンタインデーは終わったばかりですが、この商戦で年間の2割のチョコが買われるそうです。チョコは夏にはそれほど売れていませんから、4割くらいは売れると考えるのはうがち過ぎでしょうか。

なぜ夏には売らないか。溶けるからです。溶けると油脂の結晶が変質して美味しさが損なわれます。口に入れる前にフニョフニョになると食感が悪い。噛んだ時にはパリッと心地よく割れなくてはいけません。口に入れた途端に溶ける、苦みも含んだ甘みや香りが広がるところにチョコの魅力があります。チョコの美味しさは油脂の結晶に鍵があります。

結晶には融点が低い順に1型から6型まであるそうです。1型から4型までは融点が低すぎる上に(1型は17℃、4型は28℃)、結晶構造が緩めで不安定。だから体温以下で溶けてしまって美味しいチョコにはならないようです。6型になると、反対に結晶が安定して融点が36℃まで上がるために、口に入れて舐めても溶けにくい。ボリボリとパサついた食感になります。一度溶けたチョコに白い粉状のものが付いている時がまさにこれ。美味しくありません。

5型結晶は33℃で溶けていき、構造の安定度は中間どころ。だから噛んだ時に心地よいのです。噛んだら速やかに溶け、舌に乗せればもちっとしたトロリ感が口に満ちます。

日本のバレンタインデーはマンネリ化した感がありますが、別に好きな気持ちを伝えるのは2月14日でなくてもいいじゃないですか。チョコレートがキライという人もいるのですから、一律チョコというのもおかしい。食品業界の景気に関わるかもしれませんが、商業キャンペーンに踊らされるのもつまらないではないですか。

もともと中南米原産のカカオ豆を大航海時代のスペイン人がヨーロッパに持ち込み、彼らはチョコレートの虜になりました。英国やベルギー、フランスなどがアフリカを植民地にすると、以前には栽培されていなかったカカオ豆を生産させたのです。その負の遺産は今も残り、児童労働や性的虐待、さらに人身取引まで行われる温床です。フェアトレイドの考えからすれば、チョコがこれほど安い(高級チョコは高値ですが)のはいいことではありません。同じ食べるのならば、夏を除いた季節にまんべんなく食べてあげたいものですね。

(赤くコーティングしたチョコもあるけれど、やはり深みのある茶色が美味しい。写真は茱萸(ぐみ)の実)
すぐそこに風吹かなくても春一番 [2017年02月17日(Fri)]

fumihouse-2017-02-17T17_56_07-1-thumbnail2.jpg今日は北陸と関東地方で春一番が吹いたという。昨日は九州北部。昨日出雲では暖かい青空のもと強めの南風が一時吹いたが、それほどのものではなかった。今日は雨のち曇りで少し冷える西風が吹いていた。暴れまわる春一番は困るので、気象庁が宣言しない程度に春の便りがあるのがうれしい。

逃げる二月は早くも後半。雪がちらつき寒い日があったとしても、一歩一歩やってくる。前三後一でやってくる。三寒四温でやってくる。雨水に温められてやってくる。季節はめぐる。冬が終われば春がくる。これ、当たりまえ。

(花咲き乱れる爛漫の春が早くきてほしい)
せちがらい世の中にあり激励を [2017年02月16日(Thu)]

fumihouse-2017-02-16T20_39_25-1-thumbnail2.jpg『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』(佐々木健一著,文春文庫)の冒頭に、新明解国語事典(山田忠雄主幹)の「世の中」の語釈が出てきた。私が持っているしんかいさんの第四版にもこう書いてあった。

よのなか【世の中】
 同時代に属する広域を、
 複雑な人間模様が織り成すものととらえた語。
 愛し合う人と憎み合う人、
 成功者と失意・不遇の人とが構造上同居し、
 常に矛盾に満ちながら、
 一方には持ちつ持たれつの関係にある世間。

糾える縄の如しと言われる幸せと不幸せ。どちらかと言えば厳しい環境下にある人を温かく包む雰囲気をもちながらも、「矛盾」も妥協もある世の実相を伝えている。以前にも感心して読んでブログに書いたことがある(2012年11月23日「しんかいさん言葉の尽きぬ深海よ」)。隣の語釈が目に入った。

よのならい【世の習(い)】
 正義感に燃える若者にとっては
 矛盾・不合理と見える事であっても、
 慣行上認めざるを得ない事柄。

ほう、「若者」ときたか。学生運動のムードを引きずった青臭さの残る若者を描いているのだろうか。「慣行上」という妥協の産物を受け入れざるを得ない現実を描いている。少し古臭くなった感はあるが、世知がらい世の中でめげそうになっている人々への応援歌なんだと思う。

二人の天才辞書編纂者。新明解国語辞典の山田忠雄と三省堂国語辞典の見坊豪紀。二人の足跡を読み進めるのが楽しい。

(黄と赤が交互に点滅する一灯点滅信号。この交差点の30m先には踏切がある。言葉の海の先には何がある?)
食べるもの残すことなくサンマルイチマル [2017年02月15日(Wed)]

fumihouse-2017-02-15T22_51_52-1-thumbnail2.jpg30・10運動を呼びかけるのは環境省です。「さんまる・いちまる」と読みます。いまどき大人数での宴会は流行りませんが、夜な夜な宴会が行われているのは確かです。盛り上がると話に夢中になって食べるのを忘れてしまうのも確かです。酒が好きな人はそもそも食べ物をあまり口にしないのも理由でしょう。環境省は、料理を残しがちな宴会で食べ残しをなくすよう呼び掛けているのです。

私は最初にガッーと食って、あちこちを歩き回り、注がれる酒は最小限にして泥酔しないよう気をつけます。そして自席に戻ったら、箸を持って完食するのです。私の場合は3010を言われなくても実践しています。

確かに宴会の膳を見てみると、手を着けずに残った料理は多いですね。食品ゴミを年間で足しあげると630万トンに上るそうですから、宴会の食べ残しが減れば大きく削減できます。この運動は2011年に松本市でスタートしたそうです。

宴会が始ってから30分間はまず料理を食べる。終了前の10分間も自席に戻って食べる。運動の趣旨を説明したチラシも配って市民に呼び掛けたそうです。その後全国に運動が広がり、環境省が取りまとめるようになった次第です。

宴会終了予定時間の10分前になったら、幹事は呼びかけてほしいですね。「自分の席に戻って食べよう。食べきって食品ロスをなくそう」と。そうしたら、みんなが協力してくれるでしょう、きっと。

(キンカンは柑橘系のなかでも好き嫌いが分かれるだろうが、雪だるまの目にしてやると可愛らしくて食べてやりたくなるでしょ?)
アラバマに父子の絆と価値を見る [2017年02月14日(Tue)]

fumihouse-2017-02-14T21_59_19-1-thumbnail2.jpg映画『アラバマ物語』は第二次世界大戦より前、1930年代のアメリカの物語。公民権運動より以前に黒人差別と果敢に戦った弁護士(主演グレゴリー・ペック)の物語。そして兄妹の成長譚。

アティカス弁護士の弁舌が心を打ちます。幼い兄妹も父の弁護を法廷で傍聴しています。人種的偏見は激しく、米国南部という土地柄もあって、白人一般には黒人憎しの感情が渦巻いていました。黒人は無能で乱暴者という固定概念にも呪縛されています。白人の急進派からは命を狙われていました。それを弁護しようとするのですから、アティカスも危ない。子どもたちにも魔の手が忍び寄りました。それでもアティカスは非暴力で対抗します。

陪審員は白人だけから構成されていましたが、アティカスは真実を丹念に緻密に追求し、多元的な社会的価値を大切にしたリベラルな弁舌で、予断と偏見にまみれた白人たちの心にも訴えかけました。自由と機会の平等にこそ大切だとするアメリカ的価値観を力説しました。その良心に陪審員たちも心を動かされたように見えました。

しかし有罪を評決したのです。黒人など信ずるに足りないと。被害を訴えた白人一家の言っていることは全て正しいと。まだ時代は熟していなかったのですね。幸いにその後アメリカは良い方向に変わっていきました。それに引き替え、近頃アメリカは急激におかしくなったものです。

「ポスト・トゥルース」という言葉が近頃よく聞かれます。「脱・真実」、さらに逸脱して「しち面倒くさい真実なんてどうでもいい。私のやりたいままに」。そんな意味合いです。

もはや世論を形成するにあたって、客観的事実や論理が意味を持たず、個人の感覚に訴えかけたものだけが影響する世になったのでしょうか。まるでヒトラーの言うままにユダヤ人や障碍者を血祭りにあげ、彼を独裁者に祭りあげた時代に戻ったかのようではないですか。

事実とは異なる嘘ニュースを信じる人びと。反証されても、ネットでそう騒がれているから、有名人物がそうTwitterでつぶやいたからと言って、聞く耳を持たない人びと。自分の思うままに決めつけて群れて声高に騒ぎ立てる。そんな人たちの尻馬に乗って、各国で極端な政策を訴える政治家が当選する。反知性主義という言い方もあります。今のアメリカ人にはこの映画『アラバマ物語』や、ヘンリー・フォンダ主演の『12人の怒れる男』をぜひとも見てほしいですね。
ひと冬にいくつ氷柱を眺めしか [2017年02月13日(Mon)]

fumihouse-2017-02-13T21_20_24-1-thumbnail2.jpgつらつら思うに暖かい冬が過ぎていた
寒い冬などどこ吹く風か暖かし
ところがどっこい
厳冬健在目の前に
節分超えていざ襲う
これこれお前はどこを吹く
今夜は月が明るくて
道はツルツル危なくて
霧に月が隠れそう
それでも天を見上げれば
オリオンシリウスプロキオン
見送る電車火花散り
疲れた通勤客ばかり
明日はチョコの日酔えるかな
誰に酔うのか誰が酔うのか知らないが
酔っ払いのたわごとで
リセットしてな またあした
轍とは既に過ぎ去る白い跡 [2017年02月12日(Sun)]

fumihouse-2017-02-12T08_46_32-1-thumbnail2.jpg轍(わだち)を歩くのむずかしい
クルマ突きぬく車輪あと
せめて大きなトラックの
幅があったら楽なのに
普通車せまくてきゅうくつで
平均台をわたるよう
足をせばめてモンローウォーク
雪はズクッキュと音をたて
ところによっては固くても
不意にずり落ちグラとくる
バランスくずして難儀する
一昨日朝は十センチ
今朝の深さも十センチ
各地に大雪被害あり
幸い過ぎ去り雪の跡
万引きは名誉か否か明らかに [2017年02月11日(Sat)]

fumihouse-2017-02-11T19_42_36-1-thumbnail2.jpg東京の眼鏡販売店が万引犯の画像をホームページに公開した話題。マスコミは、犯人とされる男のプライバシー権を侵害し、名誉毀損にあたる可能性が高いとして否定的に報道する。

販売会社の社長は公開に際し「悩みに悩んだ」と取材に応えている。万引き常習者が買い取り店に持ち込み換金したことを確かめた上で公開を決めたという。

薄利多売でやりくりする商売において万引きは死活問題だ。街中の小さな本屋が廃業する理由の一つが万引きによる経理の悪化だという。眼鏡店は警察が窃盗事件として捜査するだけでは期待できないと判断して、ネットの力を借りようと思ったのだろう。

識者やマスコミが言うように、名誉毀損やプライバシーの侵害に当たるかもしれない。法律上は犯行が事実であろうとなかろうと名誉を損なう場合は罪になる。民法上の損害賠償の対象ともなる。

わたしはバンバンやったらいい、と思う。そもそも名誉毀損罪は親告罪であり、相手方が告訴しなければ警察は動かない。万引きの濡れ衣を着せられた者なら別だが、真の犯人が告訴するだろうか。反対に窃盗罪犯人として捕まる可能性大だ。法益として守るべきは被害者である眼鏡店のほうなのだ。プライバシー侵害云々と言い逃れようとし、損害賠償を請求できるなら、やってみたらよろしい。堂々と法廷で両者が戦えばいいのだ。

そもそも、容疑が明らかになった時点で多くのマスコミは顔写真や名前を出す。警察が発表した内容だから問題ないとか、容疑者や被疑者と表現しているから問題ないというが、正義の味方を気どって“犯人”を糾弾するマスコミが、私刑はいけないと言って今回の眼鏡店を非難できるだろうか。彼らは冤罪事件かもしれないのに、警察の提灯持ちの記事で大騒ぎする。その姿勢に違和感がある。ともあれ「万引きは犯罪」。この当たりまえのことが、当たり前になってほしい。
沈黙か寡黙か神よ助けよと [2017年02月10日(Fri)]

fumihouse-2017-02-10T21_00_46-1-thumbnail2.jpgキリスト教を禁じたばかりか、鎖国して通商すら止めてしまった江戸幕府。究極の保護政策、トランプ大統領顔負けの徳川ファースト主義です。4世紀前は海を隔てていれば人も物も情報も船の速度でしか進まなかったのですが、現代はたちまち地球上を駆けめぐります。今と昔を比べても意味はないにしても、キリシタン禁制は列強の植民地化の先鋒隊と化したキリスト教から日本を守る役割を果たしました(踏み絵や拷問など非道なやり方は別にして)。

マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙−サイレンス−』は、遠藤周作の小説『沈黙』を読んだ監督が長年構想を練った力作です。

≪踏むがいいと銅版のあの人は司祭にむかって言った。踏むがいい。お前の足の痛さをこの私が一番よく知っている。踏むがいい。私はお前たちに踏まれるため、この世に生れ、お前たちの痛さを分つため十字架を背負ったのだ≫

小説のクライマックス、若い司祭ロドリゴが「転ぶ」シーンです。棄教を迫られるぎりぎりの状況で、なぜ神は沈黙したままなのか。ロドリゴは葛藤します。苦悶します。そこで黙示された神意が上記なのです。

≪あなたにたいする信仰は昔のものとは違いますが、やはり私はあなたを愛している≫とロドリゴは心の中で主と言葉を交わしますが、これはまさにキチジローの論理です。主の前にあっては、変節漢キチジローも布教に命を賭けたロドリゴも、同じ小さな存在なのかもしれません。たやすく転んだかと思うと、舌の根も乾かないうちに神を求めるキチジロー。この男と、煩悶の末転んだロドリゴは同じなのです。棄てた結果は同じなのですから。良きも悪しきも二面性をもつ人間というものを象徴的に表わします。

私たちは多くの沈黙を経験します。話すことがなくて困った寡黙。無視されて辛いパワハラ。心が通わない沈黙。打っても響かない無言。目の前の人に口をつぐむ黙秘。絶句して言葉を失う……。沈黙を受け止めて私たちは生きていかなければなりません。

沈黙は悪いことばかりではない。自分の全存在を賭けて考え、言葉を尽くし、行動の起点にしていくきっかけになるのが沈黙です。人間のため神が十字架を背負ってくれているのかどうかは知りませんが、沈黙は人間にとってなくてはならないものなのです。

その証拠にキリスト教を基にした西欧では科学技術が発達しました。キリストは若くして死に、答えを示してはくれなかったから、人間は必死に考えるしかなかったのです。反対にイスラム世界では世界の探求が進みませんでした。神は“正しい”世界観をコーランに啓示してくれていたからです。沈黙とは、人間が自らの心の宇宙を探索し、知識欲を高めるためには大いに役に立つのです。

(睡蓮のような花が咲くから睡蓮木。池の上の睡蓮に似ているような似てないような)
英国に7兆円は莫大か [2017年02月09日(Thu)]

fumihouse-2017-02-09T22_46_12-1-thumbnail2.jpg7兆円とは莫大な金額、と昨日は思っていました。よく考えたら大したことはありません。たかだか7兆円です。EUは離脱を決めた英国に天文学的な補償金を求めているような気がしていましたが、ほんと大した金額ではありません。調べてませんから当てずっぽうですが、日本政府の財政規模が200兆円を超える金額でしょう(特別会計も含めて)。人口規模からすれば英国の予算は100兆円ほどでしょうか。100兆円のうちの7兆円。たった7%です。もちろん大きい金額ですが、離脱すると性根を据えたなら、捻出できない金ではありません。よもやEUへの分担金を出さない分、楽ができると思ったわけではないでしょうね。そうだとすれば浅はかです。

(夕方の出雲市内の空。冷たい風が吹いていたが、大雪注意報? なに? と思った。けれども今は暴風雪となった)
7兆円離婚慰謝料多額過ぎ [2017年02月08日(Wed)]

fumihouse-2017-02-08T23_02_11-1-thumbnail2.jpg離婚を申し出た。慰謝料7兆円を要求された。バカ言え、とんでもない欲深め。7兆円とはあんまりだ。かといって一緒に生活するのはもうムリ。離れて独立したい。交渉は泥沼化するなあ。確かにいろんなローンは残ってる。オレが分担することを決めた経費だってある。でもケタが違うよな。オレの収入の何年分だ? 将来のための蓄えがなくなるじゃあないか。そうだ。あれか? ドーンと大きく出て脅してやろうっていう算段か? 欧米流に交渉を有利に進めるのか? 敵もアッパレだ。気持ちは揺れるけど賽は投げられた。自分のことは自分で決めたいし、よそ者に家を荒らされるのはコリゴリだ。誇り高く生きたいよ。そういえば息子のスコットとの仲もギクシャクしたままだなぁ。困ったもんだ・・・・・・・・・もう戦争はしたくない。過去を乗り越えて新しい欧州を作りたい。EUの原点はそこにある。自分中心になって保護主義を振りかざしたらダメになる。二度と戦争を起こすまい、全体主義に踏み荒らさせはしないと誓った原点。忘れないでほしいと思う。

(ツマランこと考えないで、たくさん買いおいた炒り豆でも食べましょうかね)
大切に聞く耳を持つ所作をする [2017年02月07日(Tue)]

fumihouse-2017-02-07T17_56_43-1-thumbnail2.jpgNPO法人JAMネットワーク代表の高取しづか氏が「聞く耳モード」について、次のように述べています(聖教新聞2月5日付け教育欄「子どもの聞く力と話す力を高める」)。

≪@相手の目を見てA一生懸命BうなずきながらC笑顔でDおへそを向けて、おしまいまで聞こうとする状態を指します。最初の頭文字を取って、「聞く耳モードあいうえお」とも呼んでいます≫

@とA、Bはけっこういけるのですが、Cは難しい。真剣に聴くと真顔になって険しくなりそうです。さらにDの臍を向けるのはどうでしょうか。臍曲がりではいけませんが、正面で対すると照れくさいのです。正対する位置関係は「礼のゾーン」ですから、初対面同士が様子見しているうちはよいのですが、なかなか親しさを演出できません。斜めに対するのがいいですね。わたしは左側に相手に臨む斜め45度が好きです。

(かわいらしい花も、まっすぐこちらを向いて咲いていてくれます)
フロンガス地球の薄い皮守る [2017年02月06日(Mon)]

fumihouse-2017-02-06T18_08_10-1-thumbnail2.jpgかつてはフロンガスが、エアコンや冷蔵・冷凍機器に冷媒として、あるいは断熱材の発泡用、半導体の洗浄剤として使われました。化学的に安定して扱いやすく、人体に無害で理想の媒体と言われていましたが、オゾン層を破壊する大きな害があることがわかり、代替フロンが使われるようになりました。

一時はオゾンホールが拡大していましたが、規制の甲斐あって一段落しています。オゾン層は太陽が発する人体に有害な紫外線Cや紫外線Bを吸収し、X線やガンマ線で人間が被曝するのも防いでくれます。仮にオゾン層が無くなれば陸上の生物は死滅します。

ところが代替フロンもまた大きな害がありました。大気中に出てしまうと二酸化炭素の何千倍もの温室効果があり、地球温暖化に拍車がかかってしまうのです。そこでオゾン破壊の恐れがなく、温室効果も生まない媒体にかえるべく努力が続けられていますが、費用対効果の面でまだ完成はしていないのです。当面は古い機器に使われたフロン類を大気中へたれ流すことなく回収し、無害になるよう管理しなければなりません。

備忘録として。
【特定フロン/CFC又はHCFC】オゾン層破壊と高い温室効果を有するガス。
【代替フロン/HFC】オゾン層破壊はないものの、温室効果は高いガス。

(オゾン層がなければ、この寒牡丹もひとたまりもないだろう)
あわただし語源をひもときラジオ聞く [2017年02月05日(Sun)]

fumihouse-2017-02-05T17_21_30-1-thumbnail2.jpg日曜日の午前中、東京FMをキー局にして「サウンドライブラリー〜世界にひとつだけの本」が放送される。

≪あわただしく過ぎていく時の波に、ふと足元をすくわれそうになったとき、必ずひもとく本があります。(中略)本の中の彼女に出会うと、心の湖に波紋が幾重にも広がるように、ゆっくりと優しい言葉が満ちてきます≫

女優木村多江が演ずるのは、旅行代理店に勤務する月原かなこ。彼女の日常をナレーションも含めて何役も兼ねて朗読する。ピアノ曲が深く静かに奏でられて心を穏やかに揺する番組だ。今朝聞いていて、ふと「ひもとく」が気になった。大昔は竹簡や巻物を結ぶ紐をといて書物を読んだから、当然「紐解く」だと思っていた。

ネット辞書では「繙く」と「紐解く」。両者に区別はない。ところが、広辞苑(第三版)で確かめると意味が違っていて驚いた。

【繙く】書物の帙(ちつ)の紐を解く。書物をひらいて読む。ひもどく。(注/帙は、和装の書物を包むおおいで厚紙に布を貼って作る)
【紐解く】@下紐を解く。Aつぼみが開く。ほころびる。

ヤバいヤバい。紐解くは、下着の紐ではないか。しかも、蕾だ。サウンドライブラリーのホームページに、ひらがな表記してあったのは正しかった。もっとも「繙く」と書かれたら読めやしないけど。

(本格的に椿の季節がやってくる。春よ春はる、はやく来い)
紙とペン形整え意味をもつ [2017年02月04日(Sat)]

fumihouse-2017-02-04T22_35_36-1-thumbnail2.jpgペンとは面白い。紙の上をなぞった痕跡が文字となり、絵や記号となって意味を持つ。痕跡は他人に何かを伝え、未来の自分に役に立つ。

万年筆のインクが残り少なくなったので、紙にグルグルなぐり書いた。意味のない長円の連続、ジグザグの線の繰り返し。繰り返すうちに濃淡がついて面白い模様となってくる。おもしろいものであっても意味はない。いや意外と、ゲイジツになるのかもしれないな。

(百花繚乱の季節まで寒さの山が何回あるだろう。もう3、4回で春が来てくれたら嬉しい)
よう来たね春は来た来た節分だ [2017年02月03日(Fri)]

fumihouse-2017-02-03T17_58_24-1-thumbnail2.jpg春が来たかいっ? 風に聞く
春の訪れ 節分だ
ええほう向いて 寿司を食う
春は来たのって 俺に聞く
外へ出てみな まだまだ寒い
それでも明日は立春だい
春は来たかと トランプに聞く
アメリカファースト 来たはずだ
自国優先 唯我独尊
あんたなんか 知ったこっちゃない
春が来た来た 春よ来い

(出雲工業高校に暖かな夕日。そして白梅。ところが、外へ出たとき、思わず寒さに震えた)
春が来て暖かなる日を待ちわびて [2017年02月02日(Thu)]

fumihouse-2017-02-02T18_02_10-1-thumbnail2.jpg今日も寒いです。晴れてくっきりした青空が広がっていても冬は冬です。サミィ寒いと震えます。節分荒れという言葉があります。先週の大雪がそうだったのだと思います。これ以上吹雪に荒らされるのはご免ですが、まだ厳冬の二月如月です。小春日和が来るのにはもうしばらくかかりそうですが、明日は節分。たっぷり豆を食べましょう。マメになるよう食いましょう。明後日は立春ですから。今日も仕事を頑張った。邁進した一日でした。明日もよき日にいたしましょう。

(クリスマスローズ。春まだ浅いこの頃に大きめの花が下向き加減で清楚に慎ましく咲いている)
わかったと言葉同じで中違う [2017年02月01日(Wed)]

fumihouse-2017-02-01T21_51_54-1-thumbnail2.jpg「わかりました」と力強く返事する。言われた内容を理解したのはもちろん、納得しそのとおりにやってみようと心の準備も万端だ。

「わかりました」と言葉を返す。そうかなぁと一部納得できないことがある。あるいは時間がなくてその場から直ちに去らなければならないとき、わかっていなくてもおざなりの返事をしてしまう。ほんとはわかっちゃいないのさ。

「わかりました」としぶしぶ言葉が漏れる。納得などできそうもない。相手方は自分より立場が上だし、逆らうと後腐れがありそうだ。とりあえずその場から離れたいなぁ。だからわかりましたと言っておこう。

「わかりました」とふてくされて言う。納得なんてできないし、わかりたくもない。あんたはあたしの何なのさ。親か教師か、上司かも。不承不承は相手方も先刻承知。困った顔して今にも堪忍袋の緒が切れそうだ。