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日常に旅に出るなりお楽しみ [2026年05月22日(Fri)]

1778919023005.jpg旅に出ると、日常の見え方が0.5度だけズレるという論考に出会った。なるほど、そんな気がしないではない。旅先で目にしたり耳に残る経験と日常生活とが対比されると、なにげない景色や音や匂いがいつもとは異なって感じられるわけだ。自分は変わらないのかもしれないが、自己の思考と身体の輪郭がズレていく。

短時間では「自分は変わらない」と書いたが、わずか0.5度のズレであっても続けるうちに変わっていく。いつの間にか、別の人生を生きていく(同一性を保ったままで)。

旅でなくともかまわない。通勤ルートを変えてみる。昼ご飯を外で食べてみる。仕事の手順を変えてみる……その0.5度のズレで異なる道に入り込んだかような高揚まではいかなくとも、昨日までとは少しだけ違って感じられるに違いない。

(赤い薔薇をじっくり眺めてみる。たっぷり香りを嗅いでみる。きっと何かが違ってくるかも)