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風に乗るトンビ飛行機浮かぶ雲 [2026年04月27日(Mon)]

fumihouse-2026-04-27T08_01_33-1-thumbnail2.jpg明治初期、その昔には紙飛行機はなかった。「紙のトンビ」と、朝ドラ『風、薫る』で表現していた。確かに確かに、当時空を飛ぶもののなかに飛行機はない。鳥、なかでもトンビ(鳶)はもっとも目立つ存在であったろう。風に舞い散るタンポポの穂綿やホコリ、春先に飛ぶ蜘蛛の子。空に浮かぶ雲も飛ぶもののうちであったろうか。

折り紙のトンビといえども、めっちゃやたらと折れるわけはなかろう。紙は貴重品だし、洋紙が入ってきたのは明治以降。紙のトンビなど豊かな人が手にするものだったはずだ。そもそも高級な日本紙。使う折り紙が庶民に広がったのはいつ頃だろうか。

紙のトンビは紙飛行機に取って代わられた。それでも天気のよい日にトンビは、高い上空を円弧を描いて楽しむ(たぶん)。実在のトンビを紙トンビになぞらえてみるのも面白い。

(藤色のフジの花が風に舞う。実に気持ちのよい季節だ)