犀星と犀川超えて響きあう [2026年03月27日(Fri)]
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ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの よしや うらぶれて異土の乞食(かたひ)となるとても 帰るところにあるまじや ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ そのこころもて 遠きみやこにかへらばや 遠きみやこにかへらばや 望郷の歌のように思えるが、棄郷のうたであるという。石川・金沢で生まれ、金沢の街を流れる犀川をこよなく愛し、立志して東京に出たが、うまくいかない。放浪生活も経て、郷愁に駆られて帰郷してみたはいいけれど、温かく迎えてもらえない。その悲しさに心が折れた。遠く離れた東京に帰っていかなくては・・と、哀嘆する青年犀星。かといって東京に確固とした地盤があるのでもなかろう。哀し悲しい詩である。 犀川ってどこを流れていたんだろう。かつて金沢の街を歩いたときに、全く認識していなかった。また行きたいなあ。 (どの故郷にも白い沈丁花が咲いていることだろう。甘酸っぱい香りが辺りに立ち広がった季節も終わった) |



