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そこに在る光よ物を見せてくれ [2026年03月15日(Sun)]

fumihouse-2026-03-15T10_55_13-1-thumbnail2.jpgそこに在る物は見える。明かりがあれば目に見えて、暗闇では在っても見えない。当たり前のことだ。人間の感覚では、どんなに遠いところにあったとしても、望遠鏡で拡大可能ならば在る物は瞬時に見える。近くの物でも、遠くでも、ある物は見える(はず)。光とはそんなものだ。

だから光に速さがあるなんて想像を絶する。私たちが、光は秒速30万キロメートルで走るという常識を知らなかったとしたら、太陽の光が8分もかけて地球に到達するなんて想像もできない。最初に光速があると考えた科学者の知見たるや恐ろしい。しかも実験して計測してしまうなんて。

光に有限な速さがあることを最初に感知したのは17世紀、デンマークのオーレ・レーマーだそうだ。木星の衛星の食のズレから計算したということだが、光学望遠鏡でしか観測できない時代に、そのズレがあることを感得できるなんて、天才的。

速さを実際に測定したのは19世紀半ば、フランスのアルマン・フィゾー。回転歯車を用いたという。後にレオン・フーコーが回転鏡でより精密に測定した(地球の自転を証明したフーコーの振り子で有名)。

きょうも私たちは、有限の速度(でも宇宙で最速)を持つ光の恩恵に浴して生きていく。

(鮮やかな紅色とグラデーションの白色。椿の種類は実に多い)