親ガチャか子ガチャかそれは人次第 [2021年09月19日(Sun)]
【親ガチャ】という言葉があるそうな。自販機のガチャから落ちてくるカプセルが運次第で自分では選べないように、親を選ぶことはできない。生まれてきた境遇を自身で選べなくて悲しかったという嘆き節(オチャラケ気味かな?)である。
親をガチャに例えるなんて不謹慎だ、育ててくれた恩を感じもせずに「親ガチャはずれ」などと言うのはけしからんと、眉をひそめる生真面目者もいるようだ。遊びには遊びで応えよう。「何であんたなの? 子ガチャ外れだよ」と。 まっ、生まれてきたこと自体が奇跡。その奇跡を受け止めて全力で、かつ、気張ることなく顔晴ればよろしい。 乙武洋匡氏は言っている。「私はありがたいことに親ガチャに恵まれた。一方、肉体ガチャなるものがあるとするなら、やはり大外れを引いたと言わざるをえない。いろいろ違いはあるけれど、どのガチャを引いても魅力的という社会にしていきたい」と。至言なり。 (田んぼ脇に咲く白い曼珠沙華。これを構成する分子や原子も、彼岸前の今時分、たまたまここに集ったものの集積だ) |