若葉色露天の風呂に浸かる夕 [2021年04月29日(Thu)]
露天風呂に入る。特に夕刻はいい。眼鏡を外すと温かい湯が全身を覆い、ほのかな湯気が視界を覆って、目の疲れを取り去ってくれる気がする(錯覚だと思うが)。
鶯や四十雀などが鳴いている。湯が流れ滴り落ちる音がある。時間がゆっくり流れていく。穏やかな空気が辺りを満たす。夕陽が春もみじを柔らかく照らしている。山は萌えて新緑が乱舞する。浅黄色、若葉色、若芽色、若竹色、珊瑚色、撫子色、色とりどりで見て飽きない。針葉樹ですら夕陽に当てられて千変万化の様相がある。楽しい季節がやってきた。 (露天風呂の脇にこんな野大根が咲いているといい) |