立ったなら自然に醸すはたたずまい [2021年03月23日(Tue)]
【佇】の字が気になった。漢字で書くことはあまりないし、一瞬読み方に不安があるが、たたずまい。人(物もあるかな)が立っている様子やら、存在としてのありさま、醸し出す雰囲気みたいなもの。人間に特化すれば、気分としての身の置きどころや生計の立て方も意味する。
貯金の「貯」のつくりは、物をたくわえるための器具の象形である。人偏にこれを加えると、どんな意味になるのだろう。佇まいは悪い意味にはふつう使わない。 人がたくわえるとすれば、いい雰囲気、立派な大人がいい雰囲気を身にまとっている感じだ。作為的ではなく、自然に醸し出すいい感じを周りに伝えていく。あんなふうになりたいな、と周囲は羨ましいと思う。 佇まいがいい人は立ち姿に品があり、静かな中にも強さを感じる。常に余裕綽々というわけにはいかないだろう。しかし必死で平静さを保ちながらも、打開策を考え抜いていく。そこにいい感じが生まれ、雰囲気が良くなっていく。そんな大人になりたいものだ。 (ムスカリを上から撮ると宇宙人の傘。紫のコーティングで水を跳ね返す) |