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一塩と誤解したなり一入を [2020年10月13日(Tue)]

fumihouse-2020-10-13T18_07_42-1-thumbnail2.jpg【ひとしお】を[一入]と書くなんて、知らなかった。塩をひと摘まみ入れることで[一塩]、料理がより一層美味しくなるのが語源だと想像していたが違っていた。

何を「一回入れる」のか。染め物なのだそうだ。青は藍より出でて藍より青しと言うとおり、布を藍染めする際に染料に浸すたびに青く染まっていく。諺の意味とは離れるが、[一入]するたびに色が鮮やかに出てくるわけだ。

[一入]ではふつう読めないから、程度を表す副詞として思いをより強めて表現するために、[ひとしお]と用いるようになったということだ。新しい言葉を知る。知らなかった意味を理解する。感慨もひとしおである。

(美しく咲く薔薇を見て、喜びもひとしおなり)