繊細さん考え細やか察知して [2020年08月14日(Fri)]
「繊細さん」というのは初めて聞いた呼称だ。『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』の著者・武田友紀氏がオリジナルだという。HSP(Highly Sensitive Person)という気質が原因となって、深く考えすぎる、過剰に刺激を受けやすい、感情反応が強く共感力が高い、些細なことも察知できるという特徴が繊細さんにはあるそうだ。
一見すると、繊細さんは神経が細やかで配慮が行き届き、他人から感謝される人に思えるが、過ぎたるは及ばざるが如し。生きづらいと悩む人が多いそうだ。考え過ぎて疲労困憊する。 そういう私は、共感力はともかく、軽く考えがち、刺激を察知しづらい・・・。繊細さんとは対極にある。かといって、ときには完璧主義になって煮詰まってしまうこともあるから、人間というものはわからない。 著者の武田友紀氏はおっしゃる。≪繊細さは、克服すべき課題ではありません。(中略)見方を変えると「毎日のちょっとした幸せにも気付ける」ということ。自分のままで、仕事もプライベートも、人生をより深く味わうことができると思います≫と。(聖教新聞7月31日付「Woman in Action 輝く女性」) 毎日は小さいけれど刺激に満ちている。「ちょっとした幸せにも気付ける」よう、感性と実力を磨いていきたいものだ。 (繊細な薔薇、繊細な白色。雨にさされて涼しげだったが、宿直明けの眠たい今朝は一雨ほしいところ) |