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美しい可能な限り鍛練を [2020年05月17日(Sun)]

fumihouse-2020-05-17T18_35_32-1.jpgもう亡くなって30年以上になるが、巨匠アンドレス・セゴビアが述べている。「客観的に言えば、ギターは人類が創造した中で最も美しい楽器だと思います」と。

コンサートホールでは音が小さくてもなお、クラシックギターは他の楽器にない美しく繊細な音が出せる。音に魅入られて深淵に立ち入ろうとすると、思いがけず障壁は厚い。あの豊潤な響きが出せないのに歯噛みする。なぜ鍵盤楽器が出来たかといえば、弦楽器が難しいからなのだ。左右の手指を同調させるのは大変なのだ。まっ、下手くそな私はそれなりの進歩を楽しんでいる。

セゴビアが言った「最も美しい楽器」の所以は音と響きの豊かさだが、実に多彩な表現技法がある。

アポヤンドは、弾いたあとに隣の弦に寄り掛かる弾き方。ギターらしい深い音色が出る。アルアイレは上の弦に寄り掛からないが、タッチが熟達するとアポヤンドに近い音で響く。アルペジオは分散和音。フォークギターでもやるが、細いスチール弦とナイロン弦とを比べると音色の豊かさが断然違う。

ストロークは一気に弦を渡る。フォークギターのように上下にジャカジャカとかき鳴らすこともあれば、親指で柔らかく下ろすストロークもある。ストロークでも激しいラスギャードは情熱のフラメンコ。小指から順に人差し指までバネを弾くように力強く流していく。

根本のブリッジ近くを弾くと硬質な音で緊張し、サウンドホールまで上ってくると柔らかで甘い音となる。ビブラートをかけると音が震えて情感までが揺れてくる。ハーモニクスは宇宙的。1オクターブ高い倍音が響いて不思議な世界が醸し出される。

ピチカートは飛び石を渡るよう。右手の平の付け根をブリッジに乗せて弦をミュートさせると音程つきでボンと伸びない鈍い音が出る。タンボーラはパーカッション。右手親指の側面でブリッジを叩くと打楽器になって楽しい。タバレットも打楽器だ。6弦を持ち上げて5弦に交差させて押さえると小太鼓の音になる。

クラシックギター(昔はガットギターと言った)は伴奏で歌や他の楽器と合わすこともあれば、独奏するとメロディと伴奏が一体化する。ベートーベンが「ギターは小さなオーケストラ」と言ったとおり、音楽としては多様な表現力を持つ。ただし腕が必要だ。頑張ろっと。

(ギターの胴のくぼみを思わせるハナミズキ)