出張はひとの心の癒しなり [2020年05月11日(Mon)]
57都道府県のうち16県は出張で初めて足を踏み入れました。公用の出張で行かせてもらった私の都道府県紀行は、三分の一が出張で成り立っています。ありがたい話。かつて島根県に59市町村があった時代に(今は19市町村)、全市町村に行けたのも出張があったおかげです。
不要不急の移動をしない緊急事態宣言下では、自粛警察も含めて、なかなかの強制力で環境閉鎖を進めてきました。よほど必要で喫緊でなければ動きません。出張もありません。 出張で会議に行く。泊まりがけで各地から集った人々と酒を酌み交わす。むろん今は3密でできません。帰りまでの時間を使って有名どころの観光地に立ち寄る。土産物を買い、当地の風物や人情に触れる。移動距離が多いと疲れはしますが、思い出が刻まれます。もうできないでしょう。 不要不急かもしれません。しかし、楽しみが広がり、経験値を増し、人生を豊かにしてきたことは間違いありません。新しい生活様式とやらでは、出掛けるのではなく、メールやテレビ電話で用事をすますようになるでしょう。残念ですね、やむを得ないとはいいながら・・・。 (赤ツメクサは、全国津々浦々の野に咲いていることだろう) |