篭る日にギター抱えて音を聴く [2020年05月09日(Sat)]
一歩も外へ出ない1日だった。雨がしとしと降っていたこともある。ステイホームが続いている。おかげで本も読んだが、ギターの練習がたくさんできた。アルハンブラ宮殿の思い出(タレガ作曲)のうまく弾けないところを集中して練習もした。小品の名曲を楽譜から選んで弾いてみることもした。ガットギターの音色が心地よく響く。コストの舟歌、ヘンツェのノクターン。初見だがそれなりに曲になる。楽しい。もちろん、暗譜して何度も弾いて曲想をつけてはじめて人前で演奏できる。柔らかくて甘い音、芯のある情念を廃した音、ブリッジ寄りに硬質な音、ハーモニクスの宇宙的な音・・・クラシックギターを奏でるのは面白い、飽きない。明日も同じように過ごしたいとは思うが、そうは問屋が卸さない。
(さりげなく咲く春菊の花。固くなった葉を食べることはもはやできない。春に咲くから春菊なのだなあ) |