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上を向きお上りさんの歩く街 [2019年12月05日(Thu)]

IMG_20171115_160813.jpg【お上りさん】

今はすっかり使われなくなった言葉だが、わたしには温かい印象だ。高度成長時代、働き口を求めて地方からたくさんの若者が移住した。多くの中年族が出稼ぎにやってきた。田舎から物見遊山に、一度は東京っていう大都会を体験してみたかった。

みんなが東京にやってくる。田舎者が上り列車に乗ってやってくる。物珍しい高いビルに目が行く、やたらと目立つ看板にひかれる。おのずと上を向いて歩くことになる。ほーっ、はぁ、へぇーと思わず声が出る。お上りさんの出来上がり。

お上りさんをバカにする向きもあったかもしれないが、日本のふるさと各地からやってくる人の波。新生日本をつくった人びとの力。日本の未来は手放しで明るかった。

(お上りさんには荒く塗った白壁もまた珍しかったにちがいない)