雨降って運動会なし統合なし [2019年09月28日(Sat)]
運動会は中止になった。出雲市に合併される前の斐川町の4地区(小学校単位)ごとに、9月最終日曜日に開かれる地区民体育大会。昨年は雨で中止。ことしも昨日からの雨で中止の旨、昼過ぎに放送があった。
私も家族も小躍りした。1週間前から天気予報を見ては、多分雨で中止だね、と希望的観測を述べあっていたものだ。いざ希望がかなって、朝からの雨が昼には止んで晴れ間がのぞいているのを見ると、心苦しくなってくる。 体育協会役員が準備に奔走してきたことに申し訳なさを感じるのか。明日ひょっとして晴れたりしたら、なおさら心苦しいのか? それもあるが、かつて少年だった頃、わが自治会は花形だった。常にトップを狙い、優勝旗を持ち帰るために団結した。総合リレーでゴールテープを切るスプリンターを擁していたのはもちろん、目立たない競技でも前々から練習に余念がなかった。今や高齢化して棄権する競技が半分になったが、栄光の記憶を思い出して、残念さと懐かしさでもって心が痛むのかもしれない。 自治会対抗の運動会はもう時代遅れ、選手で皆が出たがらないし、世話役の苦労たるや、どの自治会でも苦労している。日曜日に仕事をする人も昔に比べると格段に増えている。誰もが喜ばないようにも思えるが、日頃のつきあいが浅くなった自治会の住民が顔を合わせて短時間でも応援し合う光景は悪いものではなかったと思う。ある面地域統合の象徴であった。 |