想像で足を運んで鈍い朝 [2019年06月14日(Fri)]
信号機の赤で止まる。歩行者用信号で待つ。右足を引いて膝を少し曲げる。左の膝も少しだけ曲げる。体重は心もち右にかけておく。
信号を凝視して、青信号になったと同時に左指を踏ん張り右足を蹴る。走りはしないが、山縣亮太のスタートダッシュの世界に入り込んで、ずんずん歩く。きっとサニブラウンの世界が垣間みえるはずだ・・・。 てなわけには、いかなかった。右足を蹴ろうとしても反応が遅い。左足をずんと前に持っていくつもりが、山なりに鈍い足の運び。スプリンターの世界は遥かに遠い。 (ラベンダーのように伸びやかに足を運ぶことはできない。まして、走って9秒台でゴールするなんて) |