靴を履き苦痛に苦闘ヒール嫌 [2019年06月04日(Tue)]
ハッシュタグ【#KuToo】で発信する女性が多いそうだ。
・・・パンプスなんて履きたくない/ヒールの高いのはうんざりだ/就活で面接があるけれど踵が痛くてえぐれそう/ストッキングが血まみれになることもある・・・。ツイッターには切実な声が寄せられている。 人間は#KuToo【靴】を履かなくては生活できない。それは確かでも、こんな#KuToo【苦痛】は願い下げ。なんとかしてほしい。自分はそう思っていても、顧客に対するマナーとして必要だとか、女性はヒールの高いパンプスが美しいに決まっているとか、我慢して履くのが当然だとか、世間の声が女性たちを縛る。男だけではない。反対する声を上げる女性たちもいるとか。 【#MeToo】のもじりでもある。私もセクハラ受けた、パワハラだって大変だと、ひと頃アメリカで大流行していた(日本はそれほどでも)。 舞踏会に履いていく正装用のパンプスは中世フランスで生れたものだろうか。当時のパリは下水道はない、糞尿処理もおぼつかない。街中には家から撒き散らしたウンコがあちこちに落ちていた。それを踏んでもスカートの裾が汚れないように高いヒールをつけたという(靴は汚れるやないか)。 確かに角度をつけたヒールは綺麗だ。ヒップは上がって背は高くなり見事なプロポーションが出来上がる。服や装飾品と合わさって、ファッションは靴で決まると言ってもよい。 それでも見るからに爪先立ちになって足が痛そうだ。不安定で危険でもある。ヒールが好きな人も多いだろうが、長時間履くのは体によくない。声を上げた女性たちの#KuToo【苦闘】が、実を結ぶよう願っている。 (優美なバラだが、パンプスは履いていない。ただありのままに美しい) |