東京へIOCから朗報が [2019年04月01日(Mon)]
東京五輪まで1年あまり。IOCのバッハ会長からJOC竹田会長への極秘書簡を手に入れた。発出されたのは竹田氏の退任表明前のことだ。
※*※*April※*※* 拝啓 早春の候、貴殿におかれましては、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。東京大会が目前となり、日本国をあげて誠心誠意取り組まれていることに、まずもって深い感謝を申し上げます。 さて、国際オリンピック委員会はこのたび重大な決定をし、東京五輪から適用することをお知らせします。4月1日の17時に公式発表いたしますので、それまではどうぞご内密にお願いいたします。 【決定事項】開催国に対して、すべての競技において予選やトーナメントを経ることなく準決勝から参戦できる資格を与える。 五輪を開催することは大変な労力です。それに応え特典とすることで、開催国に励みを与えようという意図です。東京五輪では、一回勝てば銅メダル以上が確定します。さらに勝てば金メダル。この措置によって日本の皆さまには、少なからず喜んでいただけることと確信しております。 競技の公正性を損なうとの反対もありました。また予選から勝ち上がってメダルを獲ることこそ価値があると考える強豪も多くあります。 それでも競技は水もの、思わぬ不調やハプニングによって敗退するやもしれません。どのチームも個人も、喉から手が出るほどメダルが欲しいのは同じことなのです。一回勝つだけでメダルを獲れるとはなんて素敵な決定だ、と感じていただけたら幸いです。 開催に立候補する国が減少傾向にある昨今、苦肉の策ともいえますし、その労苦に報いたいというのが偽らざる心情です。ご理解くださいますようお願いいたします。 もちろん競技、種目によっては、失礼ながら世界レベルと大きな隔たりがあるのも現実です。新制度に便乗して準決勝に臨んだはいいけれど、ベスト3の強者と戦って草でもひねるように負けてしまったのでは、開催国の面子丸つぶれです。 だからこそ、競技団体は必死の強化策で臨み、結果として世界全体の競技レベルが格段に向上することは間違いありますまい。各団体は本番が近づくにつれ、一か八かの勝負にでるか、ベスト4特権を返上するか、悩むことになるでしょう。 別のリスクもあります。ベスト3、すなわち銅メダルまで勝ち上がったはずが、次に対戦した日本に負けてしまったら、もう一度ベスト3をかけて戦わなくてはなりません。壮絶です。相手国は日本を恨むでしょう。後ろ指を指されない程度に強くなくてはなりません。 以上、突然の決定をいたしましたこと、お詫び申し上げますとともに、本特典を世界で初めて受けられる日本国にとって最善の結果となるようお祈り申し上げます。そして東京大会が、世界中の人々に希望を与える舞台となり、五輪憲章に定める「より速くより高くより強く」が実現するようお願い申し上げる次第でございます。 末筆ながら、貴殿にかけられた贈賄の容疑のこと。その心労たるやわたくしどもの想像にも及びません。必ずや御身の潔白が晴れるものと信じております。 敬具 *※*※Fool*※*※ (きょうは4月1日。新元号発表の日でもあり、平成31年度の始まりでもあります。県知事選、県議選もまっただ中。島根によき未来あれ) |