主の無き儀式は悲し8星霜 [2019年03月11日(Mon)]
行方不明者が約2千5百人。東日本大震災の痛ましい現実のひとつです。多くの方の遺体が見つかっていません。
ひょっこり帰ってくるかもしれない、心配かけてすまなかった、言い訳して帰ってきはしまいか・・・悲痛な心のままに年月が過ぎた遺族は多いのでしょう。葬儀はすませても、当の主が不在のままで執り行われる儀式。辛かったでしょう。その悲嘆は癒えはしないのです。 きょうは3月11日。あの日もきょうのようにどんより曇っていました。しかしきょうほど暖かくはなかった。寒い数日間でした。合掌 (震災や津波を受けた、かの地にも沈丁花が咲いていることでしょうよ。生き残ったのか、誰かが挿し木で大きくしたのか。命は継承されていきます/松江に向かう列車にて) |