諺に学ぶものありこの頃か [2018年04月13日(Fri)]
昔からよく言う。持たせてはいけないものの例え。「気ちがいに刃物」。いま新しい諺が生まれた。〈キレる未熟警官に拳銃〉。
昔からよく言う。至らないものの例え。「医者の不養生」。こんな酷いことがあろうか。〈薮医者の赤子取り違え〉。 寺田寅彦は言った。災害に備えよと。「天災は忘れた頃にやってくる」。月曜日の地震では世界遺産・石見銀山に一部被害は出たが、日常はすでに戻って観光に支障はない。〈天災は忘れて復興やってくる〉。 昔からよく言う。目的が正しければ嘘も許されることの例え。「嘘も方便」。世の中いろんなものを隠しているぞ。〈隠した日報も方便〉。 昔からよく言う。知らないですませれば越したことはない例え。「知らぬが仏」。大臣は忙しいから読まずに決裁してもいいとさ。〈官僚の文書を知らぬが政治家〉。 (桃栗三年柿八年。この桃は花桃で、白くて清楚だが残念ながら実はならない) |