行政に対する暴力対抗し [2017年09月05日(Tue)]
行政暴力対策責任者を対象にした講習を受けたので備忘録として。講師は県警のその道のプロ。さらに暴力追放県民センター(略称暴追センター)からも歴戦の講師が赴いてくれた。
暴力的で不当な行為は暴力団に限ったことではないが、平成4年に暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律が施行され、暴追センターが発足した。島根県でも平成23年度に暴力団排除条例を施行した。現在も暴力団構成員と準構成員を加えると全国で4万人弱。金づるを(いわゆるシノギ)求めて反社会的勢力は蠅のようにたかってくる。不当な要求は断固拒否しなければならず、警察や暴追センターとの連携が重要だ。 ■単なるクレームか、暴力的不当要求かを判断するポイント(1つでも当てはまれば不当要求といえる) 1/大声で暴言を吐き、威嚇する 2/攻撃的で一方的、説明を聞かず、侮辱する言葉を吐く 3/揚げ足をとり、言葉尻をとらえる 4/その場で即答や約束を迫る 5/最初に住所・氏名・電話番号を確認しようとすると嫌がる(こちらは名刺は渡さず名札で確認させる) 6/上位指向。「話にならない上司に代われ」と要求する 7/粘着質でしつこい。長時間電話、感情の浮沈 ■反社会的勢力への‘べからず7箇条’ 1/奥に座るべからず(相手より多い人数で対応し湯茶は出さない。ドアは開けたまま) 2/相手を説得しようと思うべからず(堂々巡りになったら帰ってもらう。不満ならば公正な第三者に訴ええるべしと開き直る) 3/曖昧な態度をとるべからず(検討するは禁句) 4/恐れるべからず(冷静に) 6/不用意にうなずくべからず 7/相手から視線を外すべからず ■録音について ICレコーダーについて、無告知録音をしても違法ではない。雑音防止のために下にタオルを置くとか、ハンカチで包んでポケットに入れる工夫がクリアな証拠を生む。 (夏の青空に映える瑠璃柳(るりやなぎ)のようにみんな綺麗でいてくれたらいいのに…) |