追悼のアカウントなり終活の [2017年01月09日(Mon)]
フェイスブックの設定には「追悼アカウント管理人」という項目があります。≪あなたが亡くなった後にアカウントの管理を任せる家族または親しい友達を選択します≫という説明書きがあるんです。
死亡の事実をフェイスブック本部はどのように把握するのかという謎は残りますが、それはいいでしょう。ネット社会でも終活へのニーズが出てきた証です。 今日の山陰中央新報に「7割強が終活前向き」の記事がありました。60〜70代の男女千人を対象にしたマクロミルの調査結果です。7割強とはいっても、現に実行しているのは9%ですが、自分で人生を締めくくりたい、残りの人生を全うしたいという意志は広がってきていますね。 身の回りを片付ける、お金や相続の準備、医療や介護の希望などやることは多いでしょう。そこにインターネット上の身の振り方が必要になってきたのです。 「ネット死」というのは私の造語ですが、更新のないサイトがあります。ネット上でリンク切れを見つけたときも思うのです。管理者が病気だったり、死んだのではないかと心配したりもします。単に引っ越しただけで取り越し苦労のこともありますが、飽きてしまって面倒になったのか、炎上してウンザリしてしまったのか。真相はわかりませんが、死も含めた人間模様がそこにはあるのです。 (木瓜(ボケ)は冬に咲く。実が瓜のようなことから木瓜。元はモッケと呼んでいたが、変化してありがたくない名前に) |