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不死鳥なら蘇ってほしいかの人よ [2016年12月26日(Mon)]

fumihouse-2016-12-26T19_00_58-1-thumbnail2.jpg今年島根では二つの運命劇が生まれ、劇的に解決を見た事件があった。一つは死線をさまよった末に生還劇を演じた島根県庁の土木部長の事件。もう一つは島根県立大学の学生だった平岡都さんの悲劇である。

土木部長はこの秋、奈良県の山に独り入り行方不明となっていた。捜索も虚しく関係者は諦めていたというのが本音であろう。ところが、滑落して怪我を負ったものの、体力の回復を待って登山道まで上り、13日ぶりに救助された。奇跡の生還劇である。そして今日職務に復帰した。

平岡さんのご家族は、不安で長い7年を周囲に温かく支えてもらったことに感謝しつつ、怒りをぶつけるべき犯人がこの世にいないという不条理を嘆いた。「都の全ての夢を奪った犯人を許せません」というコメントに思いが集約されている。捜査員は毎朝毎晩、平岡さんの遺影に手を合わせたという。その執念の劇も忘れてはならない。

事実は小説よりも奇なりという。小説という劇、劇映画という劇、演劇という劇。人生に起こる悲劇のすべては、外から見ればドラマである。本人から見ていけば、一刻も早く夢から目覚めたい現実でもある。今日も多くの悲劇が生まれたであろう。一方で多くの喜びが人の心を躍らせたことも確かである。

(鳳凰は伝説の鳥。西洋では不死鳥に相当。これも死と蘇りをくり返すのか)