考えて考え抜いて何をする [2016年12月05日(Mon)]
考えることは意外と難しい。漠然と思うことはできても、思考を深めて、さまざまな角度から思い巡らして考え抜くことは難しい。ふと気がつくと、目が泳ぎ視線が移ってあらぬことに気が散っている。頭をひねっているようでも、同じ思案が堂々巡りして一歩も進まないのはよくあること。集中しようと目をつぶると眠りに落ちてしまうのもままあることだ。考えるためには知的にも体力が必要だ。それを別名、根気ともいうが、ともかく粘り強さが大事なことだ。
何のために考えるのか。実行するためだ。自分のため家族のため他人のために考察する。そして知恵を出し、断行し、成果を結ぶために考える。その判断や予測が間違うかもしれない。ならば反省すればよし。思索して思い返して練り直す。短慮が災いすることもある。長考し過ぎて考え込んで、悩みの底に沈むこともあるかもしれない。しかし考えることは進むことなのだ。ただし思いつめないようにね。 (なぜ学生は勉強しなければならないのか。考えるためだ。考えて動くためだ。考えて説得するために材料を頭に揃えるのだ。出雲工業高校の校舎は冬空に白く映えていた) |