平面を猛のスピードすれ違い [2016年12月01日(Thu)]
同じ平面上で対向する猛スピードのクルマが走っている。“猛”と言えないスピードでも、時速50キロメートル同士が正面衝突すれば100キロ。十分に猛スピード。80キロ同士だと160キロで衝突する。もはや車体の安全基準を超え、死に向かってまっしぐら。
センターラインはある。その線から上は越えてはならないバリアだが、あくまで架空のもの。越えてきた無法者を遮る術はない。しかも交差点では動線が混じり合う。考えてみれば、恐るべき凶器の混じり合い。 高速道には中央分離帯がある。事故によっては簡単に分離帯を乗り越えて対向車線を襲う。ラバーの簡易ポールだけで隔てられた暫定二車線はなおのこと悲惨だ。運転者はなまじ自動車専用道という認識があるばかりに、高速道路と勘違いして100キロで飛ばすヤツらは多い。スピードが上がれば上がるほど、よそ見をしたらその一瞬に進む距離は莫大に長い。本人は景色は流れていくものと認識しがちだが、運動エネルギーをもって危険な怪物となっているのは彼自身。ああ恐ろしや! (この葉脈のように整然と並んでクルマも進めればいいのにね) |