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夢覚めて現(うつつ)の夢は門左衛門 [2016年03月04日(Fri)]

fumihouse-2016-03-04T18_24_39-1-thumbnail2.jpg誰かと目くばせをして、私は列車だったかバスだったかに乗りこんだ。同行者と一緒に乗ったのか、それと一人だったかは覚えていない。つかの間の数時間かそれとも何日も過ごしたのか。それさえもわからない。

私とともにテーマパークとも映画のセットとも旅行の道中ともつかない、その一帯に放り出されたのは十数人だったろうか。かつての同僚がいた。近所の知り合いもいたし、映画スターだっていた。もちろんこれは夢なんだ、と思っていたよ。夢とも、うつつともつかない状態に私は戸惑い、ときめき、不快さも快感も含めて様々な感情が渦巻いた夜だった。

何日も滞在していたような気もする。街中の暮らしを楽しんだ、ひどい人情にふれて悲しみもした。心もとなく想った。異性に引かれ、同性に魅力を感じた。嫉妬もあり、ケンカもしたが友情を深める機会もあった、、、ような気がする。

たくさんしゃべったらけれど覚えていない。たくさん肩を叩きあい喜んだけれど記憶にない。目が覚めて記録しようとしたけれど記すべき事がなにもない。劇的なフレーズをたくさん思いついたけど悲しいことにうろ覚えですらない。泣くほどの感動の物語を聞いたのだけれども暗記していなかった。ともあれ覚えていないということは、心に刻むべきほどのことでもなかったのだよ。

三谷幸喜作品のように喜劇性があり、シェークスピアの箴言のように警告されもしたような気がする。心ときめかせたのは、昨晩に爽快な時代劇「ちかえもん」(近松門左衛門の伝記的面白ドラマ)を見たからだろうか。それとも昨日お世話になった高齢の婦人の通夜に参列したせいだろうか。単なる妄想のなせるワザなのかはわからない。なんといっても夢なんだから。

(夢の暗闇に浮かぶ黄の花か。いやいやあの夢に色は感じなかったなぁ)