離れても心はあなたからわたし [2015年11月11日(Wed)]
あなたが離れていく。寂しがり屋のわたしは言いようがないほど侘しいの。心が痛むのよ。行かないであなた……。
二人がそばに寄り添っている時でさえ、朝がきて明るくなると二人は消えるように離ればなれになったわ。その頃だって寂しかったのに、あなたとわたしの距離は日に日に大きくなっていく。どれだけわたしにとってツラいことか、あなたにわかってもらえるかしら。あなたはいったいどこまでわたしから離れていこうとするの? あなたはわたしの目には見えない遠くまで行ってしまうでしょう。そんなことがあっても仕方がないことだわ。でも再会の時のためにわたしは輝き続ける。雨の日にもたゆまず磨き、晴れた時にはいっそう輝く。でもあなたを忘れない。二人で輝き続けるために…………。 今朝まだ薄暗い空を眺めながら家を出た。東の空には金星と木星が輝いている。二つの惑星は先週よりは幾分離れている。金星は地球より内側を回っているから太陽から大きくは離れない。一方で木星は空の反対側まで自在に惑うように動き回る。全天でも最も明るい二つの星。ある時は引かれあい接近し、ある時は気ままに自由を楽しむ恋人たちのようだ。 (惑星とは何の関係もないが、邇摩高校にあったあでやかな葉牡丹。仁摩サンドミュージアムの日時計を葉牡丹で生徒たちが飾って綺麗になった) |