• もっと見る

« 2015年05月 | Main | 2015年07月»
<< 2015年06月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
検索
検索語句
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新コメント
ふみハウス
よき冬日空輝いて玉磨く (03/30) 男子寮でお世話になりました
よき冬日空輝いて玉磨く (01/20) ふみハウス
年月日いつのことやら過去記す (06/10) 小笠原 由紀子
年月日いつのことやら過去記す (05/09) YM
崩れてく正しく着けてもマスクなり (04/21) 錦織 孝
箱根まで100キロつなぐ襷なり (01/03) ふみハウス
心地よし父の胸にて寝入る子よ (02/05)
心地よし父の胸にて寝入る子よ (01/27) ふみハウス
冷たくて濡れそぼる雨陽気待つ (01/26)
冷たくて濡れそぼる雨陽気待つ (01/23)
https://blog.canpan.info/fumihouse/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/fumihouse/index2_0.xml
最新トラックバック
ネジ花と猫にまみれて躍動す [2015年06月24日(Wed)]

fumihouse-2015-06-24T19_40_43-1-thumbnail2.jpgひとの膝に身をゆだねて甘えていたと思えば、数分後にはあんたになんか抱かれたくはないとばかりに身を翻す。猫ほど変わり身が早い動物がいるでしょうか。招き猫亭コレクションの『猫まみれ』を島根県立美術館に鑑賞しました。

歩く姿のしなやかで、獲物を捕らえるのは敏捷で、奔放にじゃれる姿は愛らしい。発情期の猛り狂う勇ましさ、見つめられると引き込まれそうな大きな目、明るさに合わせて変わる瞳孔、ゆるりと眠る穏やかさ、目覚めたあとの体くねった伸びやかさ。猫は面白い。そして妖艶です。江戸期の浮世絵に描かれる猫は化け猫風で、身の毛もよだって妖しい姿です。

「決まった順路はありません。どうぞ猫のように気ままにご覧ください」と表示があって、学芸員の工夫のあとがよく見えます。キャプションの台紙はコーナーごとに違う絵模様でステキです。なかなかの企画展でした。

(島根県立美術館前の宍道湖畔に群生していたネジ花。怪しい猫のようにとらえどころなく、ピントを合わさせてくれなかった)