歯磨きはいつでもよいの気ままにね [2015年05月17日(Sun)]
「歯磨きは食べたらすぐに」というのは常識であり習慣化すべきだと誰もが思っている。実行するかどうかは別にして。
いま「酸蝕歯」が、虫歯、歯周病に続く第三のリスクとして注目されている。酸蝕歯とは、酸の影響で歯が溶けること。酸性の飲食物によって歯のエナメル質が溶ける。食後にすぐ歯を磨くと歯を深く削ってしまい、かえって歯の寿命を縮めるという。この説が正しいとすれば、いまの常識が大転換する。フルーツや果汁、酒類には要注意だし、口中をすっきりさせるために飲む炭酸水も危ない。 食後は酸によって、アルカリ性である歯の表面が柔らかくなっているという。そこに歯ブラシが入ると歯が擦り減る。食後しばらくたつと唾液によって酸が中和され、唾液に含まれるカルシウムが歯に付いて溶け出したエナメル質を補う。それを再石灰化というらしいのだが、それまでおよそ1時間。ちょっと長過ぎて昼休みが終わってしまう。 もともと私は朝食後の歯磨きはしない。口をゆすぐだけだ。仕事の日は昼飯後の歯磨きをするが、休みの日はたいていしない。そして夜風呂に入ったときに毎日10分弱かけて丁寧に磨く。 よし決めた。これからは昼飯後の歯磨きは止めた。口をゆすぐだけにしておこう。昼休みに少しだけ余裕ができるかもしれないな。しかし、この新説が正しいと評価が確定するときはくるのだろうか。 (こんな白い歯が欲しいと思えてくるカスミソウ) |