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パッションを音に表し熱狂の [2015年05月03日(Sun)]

fumihouse-2015-05-03T21_55_21-1-thumbnail2.jpg東京国際フォーラムでこの連休中ひらかれている「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」。今回のテーマは『パシオン PASSION』。従来は作曲家や時代ごとにテーマが絞られていたが、とうとうパッションときたか。熱情なくして音楽は作れない、演奏だって熱なくして味わいはない。

それぞれのプログラムごとに、祈りのパシオン、恋のパシオン、いのちのパシオンに分けられて提供されている。パシオン(パッション)とは、心の叫びであり、魂の源流であろう。恋する者、愛する者の幸せを祈り、燃える恋に熱情を傾け、恋に身をやつす。喜怒哀楽に色なす日々と思いがけない人との出会い……。作曲家にしても次のとおり何でもこいだ。

バッハ、チャイコフスキー、シューマン、ベートーベン、ヘンデル、ブラームス、リスト、ドビュッシー、スメタナ、ファリャ、シューベルト、ブリテン、プッチーニ、モーツァルト、ヤナーチェク、ワーグナー、マーラー、ドヴォルザーク、ハイドン、ショパン、ヴィヴァルディ、メンデルスゾーン、サラサーテ……。

パッションの語源はイエスキリストの受難。十字架によってかけられて、民衆救済のために復活した一連の苦難は、熱情なくしてはあり得ない。そうした受難を劇化したり、音楽にしたりすることがキリスト教文化を大きく美しくしてきたことは間違いない。

(女性の透き通った声で魅惑のコーラス。天使が舞い降りて歌ったかのようだ)