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四月馬鹿ウソとマコトは皮いちまい [2015年04月18日(Sat)]

fumihouse-2015-04-18T22_26_20-1-thumbnail2.jpg嘘がある。真がある。デタラメな嘘と正真正銘の真実には連続性は全くないように思える。意外にも、両者は連続するような気がしてきた。コメディ映画『エイプリルフールズ』を観たからだ。

誰もが空気のように存在を意識しない真。当たり前のことだと教えられてそう信じてきた真。ふだんは真だと信じているがよく考えれば疑問がわいてくる真。真か嘘かわからなくなる事柄。真だと信じたいが実は反対に嘘であること。誰も信じてはいないが表面上は真とされる嘘。人を幸せにする嘘。人を不幸にする真。嘘から出た真……。嘘と真の間には無限の段階があり、両者には意外な関連がある。

この映画の見始めは、バラバラな物語が独立して展開するオムニバス形式のように思えていたが、違っていた。エイプリルフールの4月1日に巻き起こる各群像の喜悲劇に心が揺れ動く。最後に大団円を迎えて喜びの感情を噛みしめることになる。意外な関連性に気がついて思わずほくそ笑むことにもなる。二転三転四転五転するファンタジーに心ときめき、涙を流し、声を出して笑った。